日本の国語の問題は、言葉の能力以前の問題がある。
日本人は、何かを語る対象を持っていない。
つまり、世の中についての知識をまったく持ってない。
何かを話すためには内容がいる。その内容たる何かの知識を持っていない。
日本人は日本の生活空間をまったく解釈できずに暮らしている。
現代は科学文明の製品で身の回りが埋め尽くされてる。
現代的な文明の制度やルールで社会や生活が形づくられてる。
街を見れば建物だらけで物を買う商舗の数が凄まじいし、その他の建物は中で何の用途が果たされてるかわからない。
自分が暮らしている空間を理解して暮らすことができていない。
何かを話すと言っても、話すべき何かを自分の中で持てていない。
日本の生活空間の何かを自分の中に保持できていない。