コーワ二十一(大阪)、破産開始決定-負債2億1,240万円

(株)コーワ二十一(大阪市阿倍野区三明町2-6-16、設立1970年8月、資本金3,500万円)は7月1日、大阪地裁に破産を申請し、7月7日に破産開始決定を受けた。負債総額は2億1,240万円。
 設立当初は写真製版を主体としていたが、顧客の要望に合わせ、企画・デザインから手掛けるプランニング印刷や取材も行う編集・出版業、さらには印刷物の総合プロデュースやデータ作成まで業務を拡大。自費出版や記念出版事業にも対応できることを特徴としていたほか、小ロットの受注に強みを有し、一般顧客向けに本格的なアルバム制作も行っていた。
 1994年11月期は売上高5億187万円を計上していたが、印刷需要の低迷に伴い減収で推移。さらに、新型コロナウイルス感染拡大以降は一層需要が落ち込み、2021年11月期の売上高は5,055万円にとどまった。過去よりたびたび赤字を計上し、長年にわたり債務超過が続くなか、限界に達し今回の措置となった。