メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、今年のレギュレーション変更がレッドブルに対して有利に働く可能性があることを示唆している。

エイドリアン・ニューウェイが統括するレッドブルのデザインチームは、そのような状況で素晴らしい解決策を見つけてくることが多いと指摘するのだ。

「レッドブルには、確かに競争力のあるリソースがある。そして彼らはこれまでも、常に新しい規則に適応し、方向性を変えることすらできる柔軟なチームだった」

 そう語ったウルフは、シーズン開幕当初から優勝を争うことができるかどうか、その自信はないと語る。

「過去6年も、私には自信があったわけじゃない」
 そうウルフは語る。

「最後のレースまで、自信を感じることはできなかった。その考え方は、今も同じだ。レースやチャンピオンシップに勝つ権利がないと思うのだ。
F1は世界で最も競争が激しく、最も信じられないようなモータースポーツだ。
レギュレーションの変更があった今季は特にだ。誰にも勝つチャンスと、アドバンテージを失うリスクがある。それ以外の何者でもないと思う」