>>721

てんかんの発作は色んなパターンがあります。
一見発作には見えない様なことも

全般発作(全身性の発作)

てんかんが脳全体に起こり、一気に全身の症状として発作が現れます。典型的な症状は全身がこわばってぴくぴくする全般強直性発作(ぜんぱんきょうちょくせいほっさ)と、四肢や口をガタガタとさせる全般間代性発作(ぜんぱんかんだいせいほっさ)、この2つが順に出るものです(全般強直間代性発作)。意識は失っていることが多いです。この他、特定の筋肉が大きく収縮するようにけいれんするミオクロニー発作、欠伸発作、脱力発作など、意識を失うことがあまりない全般発作もあります。

焦点性発作(身体の一部に現われる発作)

てんかんが生じた脳の部位が限定的で、身体の一部にてんかん発作が出現するものです。意識はあるのに身体が固まったように動かせない、四肢のどれかあるいは複数が小刻みにけいれんする、食べ物を噛むような行動を繰り返す、空中に向かって噛みつく(ハエ咬み行動)などがあります。幻聴や幻覚が引き起こされることがあるようですが、動物では判断が難しいとされています。一時的に意識がなくなる、あるいは低下することもあり、また、複数の症状が同時に出たり連続して出現したりすることもあります。