0001わんにゃん＠名無しさん
2023/01/21(土) 09:29:40.02ID:iX4Y4LZE空前の猫ブーム、動物愛護の機運が高まっている。
だがその一方、沖縄県では同県最大の保護団体の関連企業で働く従業員たちが蔑ろにされている実態が明らかにされた。
中でも問題なのが賃金の未払い。その総額は800万円を超えているという――。
沖縄県にある最大規模の動物保護団体が崩壊の危機に瀕している。
「動物病院と譲渡型の保護猫カフェを営む沖縄県内の企業と猫などの保護施設を運営するNPO法人で構成された動物保護団体です。
沖縄県内で運営する3ヵ所の施設で約500匹の猫を保護しています。
活動歴も長く、信頼されていた団体だけに、今回の騒動はほかの動物保護団体や保護活動家に大きな衝撃を与えています」(動物問題に詳しいライター)
「今回の騒動」というのは、獣医師ら同社の従業員が全員退職。事実上の活動休止となっていることだ。前出のライターが説明する。
「現在残っているのは、NPO法人のスタッフやボランティアら数名程度。
獣医師や看護師がいないため動物病院とペットホテルなどは休業しています。
とはいえ500匹超の猫がいるため、一部の元従業員は無償で猫の世話を続けているそうです。
それもいつまでも続けられるわけではありません。このままでは猫も人も共倒れになってしまう」
関係者によると、騒動の発端となったのは長年続いていた「賃金の未払い、遅延」が原因だという。
同社では何年も前から経営不振を理由に、従業員への賃金の支払い遅延を繰り返していた。「新型コロナウイルスの影響で
猫カフェの売り上げが下がったり、獣医が辞めて休診が増えたことで『経営不振だった』と説明しており、確かにそれはあります。
ですが、それ以前からも賃金の未払いや遅延はあり、いつも代表から直接、理由の説明や謝罪はありませんでした。
ただ、問題なのは未払いだけでなく、過重労働についてもです。
そのため、私たちは再三、職場環境の改善を訴えてきましたが、何も変わらなかった。
未払いが続き、このままでは生活に支障をきたすレベルだったことから、残っていた従業員が一斉に退職を申し出たのです」(元従業員)
この元従業員によると、同社では2022年の年末、運営している動物病院の看護師ら7人に対して「解雇予告」を通知。
’23年1月8日までに自主退職した獣医師らを含めた全員が同社を退職した。
従業員の未払い賃金に関しては代表が私財を売却して支払いにあてるというが……。
週刊現代では複数の元従業員やボランティア、動物保護団体関係者らに取材。
すると浮かび上がってきたのは、ブラックな労働環境の実態だった。
同社にパート従業員として雇用され、主に猫の世話に従事していた元従業員のA子さんが時折、声を詰まらせて涙ながらにこう語った。
「猫が好きで猫のためになる仕事がしたいと思っていたので、仕事には使命感もやりがいもありました。
でも、気持ちだけではやっていけませんでした」
A子さんが志半ばにして退職することになった理由も賃金の未払いだった。
まともに振り込まれたは入社した最初の1ヵ月だけで、その翌月から支払いが止まった。
当然、A子さんは代表に支払いを催促した。すると数日後に振り込まれるのだが、翌月また支払われない。
毎月、その繰り返しだったというが、しばらくすると催促しても振り込まれなくなっていった。
A子さんの訴えは無視され、未払い賃金の金額はどんどん膨れ上がり、最大で50万円以上になったという。
A子さんは家族を心配させまいと、未払いであることは黙っていた。
そのため毎月、貯金を切り崩して生活していたのだが、それもすぐに底をついた――。
「仕事も辛くなっていきました。猫の数も多くて少ない人数で餌や水をあげて、同時に健康チェック。
排せつ物の処理やケージやフロアの掃除をするだけであっという間に一日が終わってしまいました。
1匹1匹に十分なケアや世話もできないこともあり……猫に快適に過ごしてもらいたいのにそれもできない……もう限界でした」
A子さんは最後に「毎月、ちゃんとお給料をもらって普通の暮らしがしたかった」とつぶやいた。
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