「ネコが出てきたから」わざと急ブレーキかけて追突させ逮捕52歳男…"保険金目的"で計4件繰り返したか

保険金をだましとろうと、わざと急ブレーキをかけ追突させる事故を起こしたとして52歳の男が逮捕された事件で、
男は「ネコが出てきたからブレーキを踏んだ」などと理由をつけ、同様の事故を繰り返していたことがわかりました。

この事件は2021年9月27日午前8時30分ごろ、北海道札幌市南区南33条西11丁目の国道、通称「石山通」で、軽乗用車を運転中、
急ブレーキをかける「あおり運転」をして後続のトラックに追突させ保険金をだまし取ろうとしたとして、
詐欺未遂と妨害運転の疑いで住所不定、無職の52歳の男が2022年1月11日に福島県で逮捕されたものです。

事故とは別に市民から男の「あおり運転」に関する情報が警察へ寄せられていて、男の関与が浮上しました。

警察によりますと男は2020年11月以降、札幌市やその近郊でこの他に3件の類似した追突事故の被害者になっていたことが判明。
計4件の事故でいずれも衝突の原因を「ネコが出てきたからブレーキを踏んだ」などと警察に話していたことが分かりました。

事故の度に、男は自動車保険会社側に保険金の請求をしていたということです。

調べに男は「わざと事故を起こしたわけではない」と容疑を否認していますが、警察は保険金をだまし取るために
「あおり運転」を繰り返していたとみて調べを進めています。

あおり運転を厳罰化した改正道路交通法が施行されて以降、北海道警による妨害運転での逮捕は初めてだということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f783495babb3b40cedc82e7fec4552fc4824167