20年度診療報酬改定で号砲 財務省「本体マイナス」を主張

◎次期改定の焦点は「調剤報酬」

2020年度診療報酬改定で焦点となるのが、調剤報酬の見直しだ。財務省は、医科、歯科、調剤の財源配分にも問題意識を示した。
そのうえで、処方箋1枚当たりの単価の増加で、薬剤費を除く調剤医療費の伸びが大きいと指摘した。
薬剤師・薬局の職能が、「対物業務から対人業務中心へシフト」するなかで、「調剤報酬の構造転換」を求めた。
「全体として水準を下げつつ、調剤報酬全体の在り方について見直しを行っていくべき」と提言した。

特に対物業務の象徴的存在である、「調剤料に依存した収益構造は依然として継続している」と指摘。「剤数や日数に比例した算定方法を適正化し、大胆に縮減すべき」とした。

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