私立底辺薬学部に割に合わない理由

医者や歯医者は実質的に定年ないが薬剤師は独立開業しない限り定年がある。
私立文系4年と私立薬学部6年で比較した場合、定年までに文系4年は38年、薬学6年は36年働くわけだ。
文系4年の学費が400万、薬学6年の学費1200万。その差800万。
薬学6年は働ける年数が2年少ないので、2年間の給与が大体1000万。
よって、働き始めるスタート時点で文系4年よりも1800万円のマイナスとなる。
薬剤師平均給与が大体500万でリーマンの平均給与が450万だから、その年収差50万。
ということは、1800万の赤字を挽回するのには36年かかる。
薬剤師は36年しか働けないので文系4年卒と生涯収入は全く同じになる。

以上は留年せず順当に卒業し国試にストレート合格した場合の計算だが、
私立の底辺薬学部は国試合格率を上げるために簡単には進級させてくれない。
クソみたいな試験で難癖をつけ、あの手この手で単位を与えない。
留年の可能性が非常に高い。
留年させると特待生の身分や奨学金もなくなってしまうため、家計に余裕のない場合は
中退せざるを得なくなる。
国試に通る見込みがなく何度も留年していると除籍になる場合もある。
ここ数年のデータでは、底辺薬剤部に入学した奴の3割以上4割未満が卒業できていない。
要は中退か除籍のどっちかだ。
卒業しないと大卒資格はもちろんなく、世間では高卒とみなされる。
大卒前提の国家資格は全て受験できない。いくら資格を取りたくても受験資格がない。
最終学歴が高校卒業なんだから当たり前の話だ。
また、年食ってるだけ高校の新卒よりも就職先がない。
社会の底辺まっしぐら。
底辺薬学部に入学すると1/3以上が高卒以下の扱いになり、残りの2/3も文系4年卒と同じ。
平均すると、私立の底辺薬学部に入ると文系4年卒より確実に損をする。