とはいえ、一時的な疼痛緩和さえ患者に与えられないPTが少なくないのも考えものだと思うよ。
立ち上がり訓練を決して否定するわけではないのだが、動作訓練は極端な言い方すればそれは無資格でもできるわけで、PTの役目ってのは何故立ち上がりができないのか、原因を洗い出してそれに対して少なくとも悪化させないように関わっていくことじゃないのかな。
確かに回復期では、なにができてなにができないのかだけが結果となるため、動作訓練やそのチェックに意識が集中するのはわかるような気がする。何とか手技なんて使わなくても動作訓練だけで、患者をよくできる人もいるのだろうから、それはそれですごいことだと思うよ。
おいらは手技も使うし動作訓練もするけど、骨格が変形していればアライメントが悪くならないようにするのが精一杯だわ。それぞれ考えて方は違うし、患者の状態にもよるだろうけど、方法はどうであれ患者が悪くなっていないなら御の字じゃないのかな。