>>745
当方は自分の勤務病院外の多くの患者会で大勢の患者さ
んと話していますが、ニセがん情報にだまされて、後悔
している人はごまんといますよ。
むしろ、今現在だまされている家族、知人をどうやって
助けるかという相談もたくさんあります。

ご当人としては、その当時一生懸命考えた上で、意思決
定したわけですしょう。
それについては今更どんなうっぷん晴らしができても、
時間は取り戻せません。
となると、途中から軌道修正できたことだけでも儲けも
のであり、人生の〆切に気がついた分、どうやって残り
の人生を充実させるか、人生の延長時間をどうやって引
き延ばすかということに注力した方がいいのではないで
しょうか。
予言者でもない限り、最初から最善の道を歩めるはずも
ありませんから、許せない知人の事に残った貴重な人生
の時間を費やすのは、さらに傷を深める事になります。
逆にガイドライン通りの治療をしてもうまくいかない人
も、これまたそれなりにいます。
言い換えると、あとで最善だったかということばかり考
えると、ちょっとずれただけでも後悔ばかりと言う事態
になりますから、今からできることに集中する事が、憎
しみを昇華できることではないでしょうか。