未承認薬の開発で異例の意見公募―厚労省
6月18日19時59分配信 医療介護CBニュース

 ドラッグ・ラグの解消に向け、厚生労働省は6月18日、医療上の必要性が高い未承認薬などの開発に関する意見の一般公募をスタートさせた。
集まった意見は同省で検討した後、有識者会議で検討する方針。こうした一般公募について、同省医薬食品局では、「近年では例がない」としている。

 独立行政法人「医薬品医療機器総合機構(PMDA)」の審査員の増員や未承認薬の開発などを支援するため、今年度の補正予算では797億円が組み込まれている。
今回の公募はこれらを踏まえ、海外で認められながらも国内では未承認の医薬品と承認された効能などが異なる適応外医薬品のうち、患者への早急な提供が
必要とされる薬について、学会なども含めて広く意見を求めている。