ボンネットバスに乗って楽しむ08月14日 21時06分nhk
昭和30年代に活躍した昔懐かしいボンネットバスに乗って、福山市の町並みを
楽しんでもらおうという催しが14日に開かれました。
この催しは、福山市北吉津町にあるクラシックカーなどを展示している
「福山自動車時計博物館」が毎年お盆の時期に行っています。
ボンネットバスは、エンジンの部分が前に張り出しているのが特徴で、高知県のバス
会社で昭和30年代に活躍し、その後、廃車となっていたものを博物館が引き取って、
11年前に修理し、車体には赤や水色の鮮やかな塗装を施しています。
14日は親子連れなど、およそ20人が乗車し、博物館を出発して福山城などを巡る
およそ4キロの道のりを20分ほどかけて走りました。
参加した親子連れなどは、うなるようなエンジン音が響くなか、ボンネットバスに
揺られながら記念撮影をしたり、車窓から見える町並みを楽しんだりしていました。
愛知県から帰省してきた5歳の男の子は「いろいろなものが見られて楽しかったです」
と話していました。
また、福山市に住む男の子の祖母(71)は「孫が喜んでくれて良かったです。
子どもの頃はよく乗りましたが、こんなに揺れるものかと思い、懐かしかったです」
と話していました。この催しは15日も行われます。