>>602
日置流では離れを一点(時刻)としてとらえていない。
どんなに短くても時間のあるものとして認識し、そこで技を効かすことを目的とする。
具体的にいうと、弦戻り(弦が掛口を離れてから矢が弦から離れる間)に角見を効かす。
そこで600さんの言う事にもかかわってくる訳だが、要前での根矢と練習の的矢では
この弦戻りがまったく違う。ちょっと前話題になっていた矢を2本番えて飛ばすぐらいの
違いがある。
日置流の角見の教えは根矢のためのものと思うが、この時間の長短が認識できる人なら
少なくとも竹弓ならば弦戻りで追い押すことはできる。
技術の継承を言うならまず重い矢で角見の効きを覚えて徐々に短時間での効きに対応できる
ように練習するのが急がば回れだと思う。