遊びで黒川紀章の中銀カプセルタワーを一部屋買った時がある。1970年築、6畳のカプセルは更新可能という斬新なコンセプトだ。2004年頃の話。

買った当時築34年だったがそれはそれは好き物じゃないと手を出せない状態。

新築当時としては最新のユニットバスがついてた。しかしシャワーはつかえず、トイレのみ、お湯も出ない。雨漏りして天井裏に塩ビ屋根を仕込んで排水した。外部も軒裏のベニアが垂れ下がり、鉄部はサビサビ、屋上には水溜り。鳩の糞だらけ。

文化財としての保存計画は頓挫してるみたい。管理組合が見積もった補修が新築とあまりかわらんかった。

もう売ってしまったが、まー先のことはわからん。
それでも住む人は多い。銀座がそうさせてるわけだ。街は住宅を補完する。立地は大事。