森と暮らす変型旗竿地の家

「ガルバかわいいよガルバ」

みたいなガルバ愛に満ちた施主wの家で、屋根から外壁、室内までガルバが
侵食した家で面白い。外壁・内壁でガルバサンドだから4G電波にも影響しそう
だけど、逆を言うと近所からの野良Wi-fiが少なそう

公式にもあるように旗竿途中から緩やかに崖に下がった敷地で他とも地面レベルが
違うから、その影響で玄関からLDKまで大きい段差ができたけど、仕方ないなと思った。
ただ旗竿の最初はタイヤ跡があったから駐車可能っぽいし、旗竿中の変形のコンクリも
すき間に今後植栽もできそうでデザインと機能が両立できてそう。

基礎コンクリにくっ付けたテレビ台も、あの基礎高だと壁掛けも無理っぽいで
これまた仕方ない産物だし、中途半端な畳空間も、あそこを書斎的なパソコン
スペースにもあり?と思ったけど、それやると玄関からの眺望が台無しだから
これも仕方なしと思った。夫婦とも作業机すらなかったけど、ダイニングが
賄っている感じかな。あとデッキ横の東西目隠し兼の斜め壁は、基礎の効果か
崖への安全マージンにもなってそう。

HPの建築家のひとことに「工務店や職人も一丸となって」って文があったけど、
資材や周囲にある既存の家など近さから、工事の大変さが伺える。
特に長尺重量物の螺旋階段はクレーンが伸びてくれていた事を祈るばかり。

ノアノアの代表建築家さんは女性で、探訪は3回目みたいだけど、どれも
男性建築家と何ら変わらないダイナミックな家ばかりだった。
しかも美人の方のようで、依頼者は打合せ楽しいだろうな
http://www.noanoa.cc/works/

今回も売れ残った悪条件の敷地を逆手に取った、とても良い家だと思った。