ケンカ、喧嘩、ケンカとは華(はな)なりと言うらしい。
花田兄弟が、道端に棒で円を描いて、この中でならケンカをしてやると言い、
花田の花は、ケンカの花であると言っていた。
つまり、格闘とは、格闘道、けんか道、そして道において、華麗な花がなければならない。
相手を倒して、相手が倒れ、相手が復讐してやろうと思わせるようなケンカはケンカでない
らしい。ケンカが終って、相手が、コイツと戦って良かった思わせるような
余情、余韻がなければいけない。
余情、余韻を相手の後ろ姿を見て感じるから、ストリートの数を増やしていくことができる。
多分、ヒクソンが500回もストリートで勝てたのは、ストリートの余情、余韻を相手が感じたからだと
思う。くるくる移動の攻防しながら、気が付いたらスタート地点で決める。
戦いには、余情、余韻があってこそ、ケンカの極意だそうである。
ただケンカに勝ったではだめで、相手が余情、余韻を感じてこそ、伝説のストリートになるのだと思う。