庵野秀明

僕が「娯楽」としてつくったものを、その域を越えて「依存の対象」とする人が多かった。
そういう人々を増長させたことに、責任をとりたかったんです。作品自体を娯楽の域に戻したかった。
ただ、今はそれ(現実逃避するオタクへの批判)をテーマにするのは引っ込めています。
そういう人々は言っても変わらない。やっても仕方ないことが、よく分かりました。


娯楽作品として読者を愉しませていた『空手バカ一代』を
娯楽として消化できず「依存の対象」にしてしまい増長し
そのまま還暦ジジイになってしまったマンガオタクの
小島一志は「言っても変わらない人」なんだな
庵野の言うことは小島にも当てはまるが、まあ脚本は
書いちゃくれないだろうなあ