>>53
想定の状況でも、実力行使の程度は無制限ではありませんが
棒状の武器や刃物で相手を打ち倒すという点についてのみ、思うところを述べます

突きは怖いですよ
相手に与える脅威という面ではなく、修羅場で自分が使うという立場からの心理面で
踏み込んで相手に接近するという心理的プレッシャーがあり、武器をもった凶漢を相手に強く突くのはハードルが高い
槍や日本刀ならともかく、棒では腰が引けたちょい突きでは止まらない可能性も高い
まあ居直り強盗なら、ちょっと抵抗する姿勢を見せただけで逃走するのでそれでも十分ですが(突きの動作にまで至る前に、背を向けて逃げ出す)

ガチの実戦で臆さなければと仮定して
剣道家が「修羅場では突きかな」という前提には、素人の振りの遅さや動きの予兆が見えるからです
間合い感覚もある
それは乱取りや試合で培った土台があるからで、それがない未経験者が「いざとなれば突けるし」というのとは次元の違う話です

あと、いにしえのヤクザ映画でよく見られた「腰だめドスアタック」は、経験者でも対処が非常に難しいと言い添えておきます