>>801
技術には真面目に向き合って下さい。
 
「直立体側腕で抵抗する」とは、受が腕を体にくっつけようとする事です。
なので腕が持っていかれると、必ず体も持っていかれます。
踵は浮き、胴体は前傾します。
どんなに巧く掛け、腕を見事引き剥がすのに成功しても、胴体を全く付いてこないようにするのは不可能です。
 
ところがオジサンの動画を観ると(>>854に貼られていますね)、受の踵が浮いていない。
胴体も前傾してなく、それどころかそよぎもしていないのが殆ど。
これは力学的にありえません。
「いや、我が流派の合気道は、まさに超能力レベルの技法により、腕以外を完全に金縛りに出来るんだ」と仰りたい?
 
そこでオジイサンの動画も観てみると(これも>>854に)、受が若干なりとも抵抗したためか、踵は浮き、胴体は前傾しています。
だから「我が流派の技術レベルなら――― 」という論理は、成り立ちません。
以上によりオジサンの動画は、受が無抵抗のお芝居です。
こんなの二つの動画を観比べれば(もっと言えば観るまでもなく)、小学生でも解かる事。
 
一応釘を刺しとくと、オジイサンはオジイサンで動画中、一度も回れていません。
腕を何とか引き剥がせても、そこから回りきるのは、また難度が(そもそも話が)全然ちがいます。
腕をやっと引き剥がせ、そこで互いに満足し、受も抵抗をやめてしまったのが、オジイサンの動画です。
回りきる、抵抗しきる―――  「きる」は別世界なのだと、認識しましょう。
 
技術の世界をナメるな。