>>965
横蹴りの有効性だが、悪くないとは思う。
ただ、素手でナイフに対抗するのは一般論としては無理であり、それを踏まえた上で、それしか手段がない場合の状況設定での技術論だ。
ただ、これを理解しないというか、考えることすらダメという感じの人もいるがw

ナイフが怖いのは威力抜群だからだ。ナイフにキックで対抗するためには一撃必倒の威力が必要だ。何発も蹴って弱らせるなどという時間的余裕はない。
金的やみぞおちなどの急所に当てて数秒でも行動不能になるとか、蹴り倒して相手が転ぶとかして、その間に走って逃げれば目的達成としよう。
ナイフに対しては積極的な攻撃は出来ない。蹴り足を切られるおそれがあるからだ。よって、相手の出鼻を狙うカウンターしかない。
完全な半身で構えて横蹴りで蹴り倒すのもいいだろうが、問題はこちらの狙いがばれやすいことだ。
また、半身だと攻撃されにくいとはならない。相手はナイフなので切りつけられればそこがすべて急所と同じだ。
相手の急所は限定されているのに、こちらは急所だらけという非対称の戦いだ。
ナイフ相手に出せる蹴りは前蹴りと横蹴りしかないだろう。回し蹴りとか踵蹴りがいいと言う人もいるかもしれないが。
個人的には前蹴りに勝る蹴りはないと思う。

テコンドーについてだが、実戦的ではないと思う。
派手な蹴り技がたくさんあるが、ポイント競技なので当てることばかり優先している。
手の顔面攻撃あり、金的攻撃ありの実戦であれば使えない技の方が多いのではないか。
もちろん何もやらないよりやる方がいいが。