弓矢が海賊の主兵器なら、「戦闘要員を載せた上で」大量の矢を積載する必要がある。逆に海賊船の船速が鈍らない程度の矢の量なら、威嚇くらいしか使えないんじゃないか。大体矢一本は20g程度。
琉球の弓矢は、多くが和弓やその模造品だったことが分かっている。ただ、現地で生産できてたのかは不明。刀剣、鎧、槍が日中からの輸入品なので、弓矢も多くは輸入品の可能性が高い。鉄を産しない沖縄では鉄は貴重品なので、矢尻にどこまで気軽に使えたか?

また、弓矢は加工品かつ消耗品なので、武具としては殺傷力はあるがコスパ悪い。海上戦闘では矢を回収もできない。その意味でも正規軍ではない海賊風情が気軽に使いにくそうな気がする。

あと、人間は捕虜にしたら、奴隷として売り払う商品なので、抵抗しない限り極力傷つけない。なので、民間船の方は、海賊と遭遇したら、積荷を海に捨てて船速を上げて逃げる。

東恩納寛量は、やんばる船で薪運びしてたそうだし、宮城長順は茶の貿易商。剛柔流は船とは縁が深いね。
でも宮城は船に弱く、船旅ではいつも寝ていたとも言うね。