フォームより前にあるものとして
アドレスも構え方の順番も違うかった。やはりストロークだ。
スランプのときはキュー先がぼやけている。焦点が合ってないのかそれとも違和感からくるものなのか。
調子のいいときはキュー先が細く感じる。プロの試合でもキュー先がほかの人より細いと感じる選手がいる。
レイズとかブスタ万手とか栗林とか。芋年はあまり細く感じない。
やはり視覚的なものじゃなくグリップ的なものだと想像してみる。振り子ストロークをすると
振り子の最終点(あがりきったところ)で、キュー頭はお辞儀する。
このときグリップの人差し指の一点に重さを感じる。つまりグリップは上ベクトル、キューは下ベクトル。
このポイントが一番キューの重さを感じる点で、ここから押し込むと力強くつけるはず。
キューをいかに水平にと考えていると振り子の力を無理やり消してしまう。上に上がるグリップを無理やり前方にもっていくとすれば、
グリップはスカスカになり力のいれば所がない。それで巻き込むグリップをしたりするんだが、子汁。

まとめると
その重さを感じる人差し指のポイントを探るためにストロークを繰り返し、ここでキュー頭が落ち始めるぞっていう点が
見つかったらあとは肘でつく。バックストロークでとめる人は人差し指のお辞儀ポイントを見つけたあとは
ほんの少しの振動でキュー頭が落ちちゃうっていう状態を維持したまま最後のバックストロークをして
フィニッシュへという撞きかたをしてるんじゃないか。一回後ろでとめてよくつけるなと思っていたが、お辞儀ポイント
という概念を把握していれば理解できる。

そしてキュー頭が落ち始める力を利用してもう一押しで加速。

この仮定をプロで検証してみる。
芋年や草野プロはグリップの甲が少し上に向けている。これでより人差し指のお辞儀ポイントが
はっきりしやすくなるし、振り子の上下動を最低限に抑えることができる。
小さい振り子でお辞儀ポイントを作る。すこしポイントがアバウトだが、あとは押し込みで
カバー。少しキューが左右にぶれるので親指で補正する。

レイズのグリップはゆるゆるだ。多分これはすべて、いつでもお辞儀ポイント状態なのだ。
さらに普通肘でつくといわれるところをレイズは体ごと前に出したりして撞いたりもする。
いつでもお辞儀ポイントができているので、いつでもインパクトマックス状態であり、
あとは力加減だけだから弱いショットのときなどキュースピードを上げたくないときは、体でつくっているんだろう。
通常の撞き方だとスピードが遅いときはインパクトがとりにくいしスキッドしたりする。しかしいつでもインパクトマックス状態の
ゆるゆるグリップレイズなら、スローなショットも問題ない。

多分だめなときは振り子ストロークの最下点からすぐフォロースルーに入っていたんじゃないか?
振り子と聞けば誰だってそう考えちゃう。それでキューの重さを感じろともいう。これは矛盾している。

インパクトの瞬間握手した形が最高のお辞儀ポイント状態だ。
まあ、ブレイクの撞き方なんだけどね。