そういえば…昔、モーターサイクリスト(バイクの専門誌)の企画で0−400mタイムを
計ったことがあった。 参加者は2名 阿部光雄さんが「フォー」 風間義夫さんが「リサーチ」

「フォー」(トライアンフ)  12秒64
「リサーチ」東洋2気筒    12秒49
ノーマルCB750F      13秒台

向かい風のなか200m過ぎたあたりからエンジンは吹けっぱなしだったそうです。
トランスミッションが2速だから大健闘だった。

ちなみに、阿部光雄さんも東洋の2気筒に乗ったことがある。 2節だけ。
競争車呼名「ヒート」 阿部ちゃんの乗った感想が「こんなの風間しか乗りこなせないよ…」

開発は東洋内燃機と風間選手でオートレース研究(専門予想誌)が資金の応援をしていた。
故に研究にちなんで「リサーチ」と命名
夕練で外周部を慣らし走行する風間選手の姿は見る者の心を穿つなにかがあった。

競争車の開発がオートレースの未来を明るく照らすものとなると信じて疑わなかった。 当時は…
現状のオートレースを見てると「兵どもの夢のあと」の如し寂寥感がぬぐい切れない…

斜陽産業となり果てたオートレース。 起死回生の一手は夢のまた夢……