否定できない「iPhone時代の終わり」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121226-00000069-zdn_tt-sci

●致命的な欠陥
Appleの株価も大きく下落している。実際、この3カ月間は急降下といってもよい。原因は何か?
同社の“すごい”製品が市場で飽和点に達したから、という見方は正しくないだろう。
競合他社がシェアを伸ばしている理由は、Appleがここ数年、全世界で築き上げてきた名声――
同社の製品は完璧だというユーザーの信仰――に陰りが見えてきたという事実だ。

iPhone 5は、幾つか深刻な問題を抱えたまま発売された。
それはApple自身も認めた欠陥(貧弱な地図、ブラックモデルが傷つきやすいなど)であり、当然のことながら完璧とは程遠い。

第4世代のiPadは、第3世代の製品が出てからわずか数カ月後に発売された。「iPad 3」を購入した人々はだまされた気分だろう。
Appleは、このデバイスが完璧でなかったことを暗に認めたようなものだ。

「iPad mini」は低解像度スクリーンで発売され、しかもそうした製品としては価格が高すぎた。これも完璧なデバイスではない。

Windows 8搭載のノートブック市場が文字通りタッチスクリーンモデルであふれかえる今、Retina搭載の「MacBook Pro」でさえ、
もはや完璧とは呼べなくなった。タッチスクリーンディスプレーではないからだ。

もしスティーブ・ジョブズ氏がまだ生きていたら……。そう考えずにはいられない。
不完全なiPhone 5を発売することなど、彼は許しただろうか? 第3世代のすぐ後に第4世代のiPadを発売するなど、彼は認めただろうか?
iPad miniの発売を、果たして許可しただろうか?