正直シェリルそこまで好みなキャラでもないんだけど
ランカと比較するとランカアンチが多くなってシェリルの人気が凄いことになった理由が嫌でも分かるというか
監督は本当にランカをミンメイリベンジ的な大人気ヒロインにするつもりあったのか?って疑問に思う部分がある

まずシェリルのように第一印象は派手で男慣れしてそうな気の強い美人が実は純情で主人公に一途で
ツンデレだけどやりすぎの罵詈雑言や過剰な暴力もなく
主人公の前でだけはしおらしさや隠し持ってた弱さを見せるというキャラ設定は
大半の作品で男人気が高くなる黄金パターンの一つだし
好きな人を振り回し気味に積極的にアプローチしていく美女キャラってのも男女共に昔から人気高いキャラパターンだし
そこに仕事に対するプロ意識とか20話みたいな絶望的な状況で一人立ち上がり芯の強さを見せたり
セクシー要素も自分に確かな自信と誇りがある魅せ方や
自分の恋より職務(歌)や他者の命を優先するような姿描いて
歌唱力など仕事面や戦闘など能力面で確かな実力があるキャラというのは昔から女受けしやすいパターンだしで
男女両方から人気出るような設定をこれでもかと盛り込んでおいて

ランカの方は主人公以外の男(ブレラ)がいつも身近をウロウロしていて
主人公に一途描写しようが他の男からの庇護を受けてるじゃんと男オタから嫌がられるようなキャラ関係にしているし
主人公に積極的にアピールしているようで変なところでもじもじさせて
自信あるんだかないんだから分からないような強引さと卑屈さのハイブリッドぶりっ子で女受けの悪くなるようなキャラ描写してるし
ミシェルに迷惑かけたお世話になった状況でも反省もしないままアルトくんアルトくんさせたのもこれはアンチ増えるなと思ったら案の定だった
下積み時代のニンジン曲を格好悪いと恥じさせたり
式典をペット探しでドタキャン欠席させたり
アルトとシェリルが抱き合ってるのを見ちゃっただけで歌えないよ〜と言わせたり
人が大勢犠牲になった後の追悼の歌を歌えません!と言わせてその場から逃げ出させたり
仕事(歌)に対する姿勢もいい加減に見える描かれ方だらけで
ランカには複雑な事情と心境があったとされても分かりづらいからたんなるワガママにしか見えない描写尽くしだったし
(シェリルが歌えなくなる場面は病気とかグレイスの策略で仕事と居場所を奪われたとか大切な人の死とかやむを得ない状況ばかりだったから余計ランカが幼稚な感じになってたし)
兄キャラ達に自分の事で主人公を責めさせる描写や敵キャラの元に自分からのこのこと出向いて捕まり逆に主人公達の敵になる描写とかわざとランカsageしてるのか?と思ったレベル
男女両方からこんなの叩かれるだろってパターンをよくもここまで展開できたなと思う


シェリルとランカだとランカの方が元の造形もキャラの立ち位置も正直好みなのに
描写の仕方がシェリルは人気出る要素を着実に取り入れていってたのに対して
ランカは叩かれ要素を制作側に自覚のないままぼんぼん詰め込まれていく様が視聴しててキツかった
それなのに本編外の公式物や派生でシェリルsageながらランカageしまくるテキスト大量に入れられるから気分はもう針のむしろ
もう少し客観的な視点からランカを描写してほしかった