青ねぎ栽培をネット管理の実験10/13 16:36nhk
うどんの薬味として欠かせない青ねぎの栽培をインターネットを活用して管理する取り組みの実証実験が今月から始まり、今後、青ねぎの安定した生産と供給につながることが期待されています。
青ねぎの生産量の拡大を図ろうと、県農業試験場と県内の生産農家などは、インターネットを活用して青ねぎの栽培を管理する仕組みを開発していて、今月から県内の6つの農家で実証実験が始まりました。
このうち観音寺市の生産農家の畑には、土壌の水分量や温度を計測する機器や、青ねぎの成長を確認するカメラが取り付けられています。
これらの機器で計測したデータはインターネット回線を使用してタブレット端末に送られ、リアルタイムで土壌や生育状況を確認でき、過去のデータを遡ることも可能で、集めたデータから適切な収穫時期を予測するシステムを今後3年間かけて開発することになっています。
県農業試験場などによりますと、青ねぎは年間を通してうどんの薬味などに需要があるということですが、時期をずらしながら栽培し、安定した生産量を確保することが難しいということで、新たなシステムを使って安定した栽培と供給を可能にしたいとしています。
生産農家の尾池章良さんは「収穫時期や収穫量が正確にわかれば安定した計画出荷が可能になる。これからもおいしいねぎを食べてもらえるよう頑張りたい」と話していました。