トロント・メイプルリーフス
NylanderのTOIは、第1P 5:44秒、第2P 4:38秒、第3P 2:07秒で、OTには出場せず。 SOGもゼロ。最後は明らかにスタミナ切れ、ガス欠だったのは見ていても伝わってきた。 ただ動きそのものはシャープでキレはあった。周囲との連携には速過ぎたり、遅過ぎたりと 多少のズレがあったが、一試合目だし仕方がない。試合に出続けることで解消していくだろうが どのくらい掛かるのだろうか。私見でも最低一ヶ月は必要だろう。 12月は残り10試合。22〜23日、X'mas休暇を挟んで28〜29日と二日連戦が2回あるので、 ここを乗り切ればチーム内のケミストリーも上がってくると思う。 今後、どんな起用になるのなかは不明だが、スポンサー筋からの圧力があったと仮定しても、 第3Pのライン・チェンジでMatthews-Kapanenに戻した今日のBabcock采配には拍手を送りたい。 今季初のOTLとなったが、3点ビハインドをワン・ピリオドで追いついただけでも上出来だ。 今日の先発ゴーリーにSparksを持ってきたのも、Nylander復帰によるプレー・リズムの ズレからくる負担をAndersenに与えない為だったかもしれないと予想する。 >>536 Nylanderの出場枠確保と、Leivoの出場機会を増やす為には仕方なかったですね。 Nylander、7試合で2アシストだけと数字上はサッパリだけど、実際どうなん? >>541 復帰して9試合、0G -2Aだから、スタッツ上ではサッパリですね。 この間LEAFSも5勝4敗で好調さが減速。 個人的には10月のFrederik Andersenと似たような状態かなと思います。 毎年10月は、プレ・シーズンの延長と本番の慣らし期間、11月から本調子に戻すというのが、 すでにNHLで充分キャリを積んだAndersenの、長期的な視野を見据えた10月のスタイルというのが 現地での評価。同時に味方の新シーズンの動き、どこに防衛的な弱点があるか、味方の動きの 大まかな把握、今季の相手チームの事前データとの照合をやって自分のスタイルとすり合わせて、 ゴール・テンダリングの微調整を作る期間が、公式戦最初の1ヶ月とか。 Nylanderは、まだキャリア2年半だが、上記したようにサマー・キャンプ、プレ・シーズン不参加による チーム・メイトととのコンビネーションのズレが全てでしょう。 復帰戦がいきなりMarleau-Matthews-Nylanderだったが、案の定、うまく連携が取れず、 第3PにKadriラインに移動。先日23日のDET戦でも、Kapanen-Matthews-Nylanderのラインで出場し 第1PにKapanenの先制点に繋がるTAがあったが、Ptsは0、レイティングは-1、SOG 1と 結果には結びついていない。 この試合も第2P早々にC・Brown-Kadri-Nylanderの3rdラインに移動。 現地ファンやメディアからKapanenをLWに移動してNylanderをRWに入れて、Matthewsと組ませろ! との催促がうるさく、現時点ではコーチング・スタッフにとって扱いづらい存在です。 昨年より体つきがガッチリしてるように見えて、体調面では問題はないと思うが、TOIが 過去2シーズン平均の16分台後半から15分台に低下。しかもNylanderのTOIが短い方が チームが勝っているという始末で、現状では言葉は悪いがお荷物と言わざるをえない。 しばらく今季、今一つのKadri、AHL時代に1年半ラインメートだったC・Brownと組んで、相互に 調子を上げていくしかないでしょう。4thラインのTyler Ennis-Gautier-Lindholmが好調なので、 しばらくは得点を許さない防衛型3rdラインとして機能していって欲しい。 その好調の4thライナーからTyler EnnisがNYR戦で足首を負傷し、day-to-dayの欠場。 代わりにTrevor Mooreが入り、Lindholm-Gautier-Mooreの4thラインで、 1-3のビハインドから反撃の狼煙を上げる2点目をマーク。 Lindholm→Moore→Gautierと繋がった見事な連携、特にMooreの相手を振り切って ゴール裏付近から振り向きざまのパスが、絶好のタイミングでGautierに渡った。 エンフォーサー気質の選手がいなくなったので、スピードはないが巨体で相手を抑えられる Frederik Gauthierの存在は貴重。196cm、107sの巨体であれば、ヘヴィ・チェックを使わずとも コーナー・バトルで相手を抑え込み、パックを渡さないスキルが高まっていけば充分に使える。 Burke時代の2013年ドラフト1巡(21位)選手で、当時のTORメディアの過大評価報道もあり ファンから「誇大宣伝」呼ばわりされることも多いGautierが、ベテランTyler Ennis、 AHL優勝メンバー仲間のMoore、NHL1年目のLindholmとの連携の良さは、試合を重ねる度に 精度が上がっている。これからも注目していきたい選手。 今はKadriラインより、4thラインの方が期待度は高いと言ってもいい。 現在、VANで開催中のWJC2019のカナダ代表ゴーリーに選出されたIan Scottが、今日のスイス戦に先発。 第2、第3ピリオドにPPGを許し、2失点だったが3-2で逃げ切り、U20代表戦で初勝利を記録。 地元カナダでの開催だけに、失点する度に心臓が凍り付くような思いがしたが、堂々たるプレーぶりに 期待は高まる。最初のPPGは実況でも「ノー・チャンス」とされていたので問題はないだろう。 SWE代表に選出されていたTimothy Liljegrenが、踵の骨折で4週間の欠場となり、最後のWJCに 出場できなかったのは残念だが、この借りはAHLで返してくれるだろう。 同じくSWE代表に選出されたRasmus Sandin(2018年 R1 29位/MARLIES)は、FIN戦、SVK戦で共に19分以上に出場、 SVK戦では1Ptsを決めてチーム2連勝に貢献した。機動力があり、AHL仕込みであろう駆け引きの巧さも生かせそうだ。 やはりSWE代表のPontus Holmberg(2018年 R6 156位/SHL Vaxjo Lakers)は2試合で0Ptsも、 フェイス・オフ15回で10回のFOWと、SWEの攻撃陣にリズムを作っている。フェイス・オフに強いのも 戦力として必要不可欠の能力だ。 最後にCZE代表に選出されたDFのFilip Kral(2018年 R5 149位/WHL SPO)は、緒戦のスイス戦で22シフト、 20分40秒の出場。3SOGで相手を脅かし、攻撃の主導権を握る原動力となった。試合は3-2の延長勝ち。 LEAFSは明日から@CBJ、@NYIで12月のスケジュールが終了する。John Tavaresの古巣凱旋、Leo Komarov、 Matt Martinとの再会という、センチメンタルな感情も沸くが、勝負は勝負。 WJCに選抜されたプロスペクトの戦いぶりと共に相変わらず見どころが多く、楽しいシーズンになっている。 12月6日にNylanderが復帰して以降、8勝7敗2OTLと減速気味。 大きな連敗こそないが、今一つまとまりがないモヤモヤした戦いぶりが続いている。 現地実況風に書くなら、Without Nylander 20-8 0OTL With Nylander 8-7 2OTL となる。 Andersenが踵、Sparksが脳震盪と一軍ゴーリー二人が戦列を離れ、 12月29日に2020年R5指名権を放出して、FLAからMichael Hutchinsonを獲得した。 今季の年俸は130万$だが、102万5000$をFLAが肩代わりするので LEAFSの負担は27万5000$、今季終了後にUFAとなる。 HutchinsonはWPG時代の14/15にOndrej Pavelecのバックアップとして 21勝10敗5OTL GAA2.39 SV率91.4%の好成績を残したが、翌年から 2シーズン連続で負け越し。Jetsも2シーズン連続POを逃し、以降はAHLとNHLの往復。 昨年、ウェーバーでFLAに移籍して今回のLEAFS移籍となった。 LEAFSでは現在、2勝3敗ながらGAA2.64 SV率91.4%と、まずまず。 Hutchinson先発時は、Kasimir Kaskisuoがバックアップとして昇格していたが AHLでもケガ明けで、体調面を考えても不安しかない状態であった。 Andersenは11月にふくらはぎを痛めて数試合欠場、12月23日に先発勝利を上げた後、 3週間の欠場を経て本日のCOL戦で復帰。 この3週間の欠場原因はカカトの負傷と発表されていたが、カカトだけでなく懸念されていた 全身の勤続疲労が出たものと感じている。LEAFS移籍後、昨年、一昨年、2シーズン連続で リーグ最多の被SOGを浴び続けた疲労がピークに達し、体調面だけでなくメンタルにおいても リフレッシュが必要な時期だったと思う。 Andersen欠場まで24勝10敗2OTL、ATL地区2位の位置が盤石だったので、先を見据えての 長期欠場だったと思いたい。MARLIES時代から、毎年1回は長期欠場があったSparksだが、 今回の脳震盪による欠場は計算外だった。 さて、問題のNylanderだが、復帰16試合で1G 2A レイティング-4と話にならない。 サマー・キャンプ、プレ・シーズン欠場の代償は大きいと言ったところだろう。 1月10日のNJD戦から、やっと周囲との調和、ケミストリーが合ってきたように見えたが まだ万全ではない。体調的にも、やっとプレ・シーズン終盤に戻ったいうレベルだと思う。 むしろ、Nylanderとラインを組むチーム・メイトへの負担がどうなるか、と思っていたが 復帰第一戦では、Marleau-Matthews-Nylanderという、シーズン前に予定されていたラインを組むも 全く呼吸が合わず、第3ピリオドからNylander-Kadri-C・Brown、Johnsson-Matthews-Kapanenとなった。 その後も昨年までの2シーズン、Nylander-Matthews-Hymanでプレーしたイメージからくる ファンの要望や、恐らくはスポンサーの圧力(?)で、Kapanen-Matthews-Nylanderというラインが 組まれることがあるが、基本的には今季好調のJohnsson-Matthews-Kapanenが主流となり Marleau-Kadri-Nylanderの3rdライン、C・Brownが4thラインに移動という形になりつつある。 17/18MARLIESの終盤から、絶妙の呼吸を見せていたKapanen-Johnssonの伸び盛りの才能に Matthewsの天性のタレント性が加味されれば、Kapanen、Johnssonの成長、飛躍に大きな期待が湧く。 過去の栄光より、現在の好調さを優先してもらいたい。 Matthews-Nylanderの組合わせは、メインの先発ライン、非メインの一時的なラインを合わせて Nylander復帰16試合の全てで実現しているが、チーム成績と比例してMatthewsのスタッツにも 大きな違いが出ている。 Without Nylander for Matthews 14試合 15G 8A With Nylander for Matthews 16試合 5G 8A Babcockを始めとする優秀なスタッフは十二分に承知しているはずなので、後はNylanderの復調を 辛抱強く待つしかない。その間、1stライナーMarner-Tavares-Hymanの攻守に秀でた双方向性能力、 いま見ていて一番安心感のあるLindholm-Gautier-C・Brownによる4thライナーの防衛力、 若さと勢いのJohnsson-Matthews-Kapanenの2ndラインで、Marleau-Kadri-Nylanderの復調を待つのみ。 DFの方では、今、いちばん頼りになるのがMorgan Riellyになりつつある。 Riellyに感じた変化は後述したい。 28日にLAKからJake Muzzinを獲得し、見返りにCarl Grundstrom(2016年 2巡 57位)と Sean Durzi(2018年 2巡 52位)、そして今年2019年ドラフトの1巡指名権を放出した。 Jake Muzzinは29歳のLH-DF、190cm、97sという、LEAFSには久しくいなかった 大型D-MAN。現在の年俸は400万$で、来シーズンの19/20までの契約をLAKと結んでいる。 これで今オフにUFAとなるJake Gardiner、Ron Hainseyとの再契約が完全に 消えただけでなく、どちらか一人、あるいは二人ともシーズン中にトレード、 バイ・アウトする可能性も出てきたかもしれない。 1月3日、地元でのMIN戦においてミスから失点を許し、以後パックを持つ度に 一部地元ファンからブーイングを受けていたGardinerだが、そろそろ潮時が見えてきたようだ。 ANAから移籍した当初は、元FW特有の得点力から(過大)評価されていたが、 年々強化されていくチームにおいて居場所は消えつつある。 Gardinerは現在、背中の痙攣ということで欠場中なので、当面は彼の穴埋めという 意味でのMuzzin獲得となる。以降はチームへのフィット具合を見て、Morgan Riellyに次ぐ DFのリーダー格を期待しているかもしれない。 そうでなければ、ドラフト1巡指名権までトレードはしないはずだ。 LEAFSはドラフト1巡指名権の放出を2000年代に乱発してたが、Burke末期からNonis最終年、 そしてShana-Plan開始以降は鳴りを潜めていた。今回はPhil Kessel獲得ために BOSへ2年分の1巡指名権をトレードして以来の1巡指名権放出だろう。 LEAFSは現在ATL地区2位。3位のMTLに1Pts差に迫られてるが「プレーオフ出場は ほぼ間違いなく、R1の順位も下位になるので惜しくはない」というフロントの判断か。 豊作と評価が高い今ドラフトだけに一抹の不安はあるが、チームの骨格、特にFW陣の TOP6FWは完成したので、後はデッドラインを含めた補助的な補強でいい。 問題はDFの軸をいかに作っていくかという段階に移ったとしても、本当に Jake Muzzinでいいのか?とも思う。 放出したプロステクト二人、Carl Grundstrom(21歳/2016年 R2 57位/)とSean Durzi(20歳/2018年 R2 52位)だが まだOHLで修業中のDurziはともかく、昨年のAHLプレーオフで20試合 8G 14Aと大活躍し MARLIES初優勝に貢献したGrundstromの放出は寂しい。 今季はAHLで42試合13G 16A +8と、弱体化したゴーリーをカバーする攻撃陣の一角を占め、 183cm91sのガッチリした体型からくるヒットの強さ、相手からのチェックに耐えられる頑丈さを 武器にキャリアを積み始めたばかり。 同じSWE人のAndreas Johnsson(24歳/現在脳震盪でdayto-day)が、今季43試合で10G 12A。 すでにLEAFSに必要な戦力だと見なされ、Grundstromが余剰戦力と見られたかもしれない。 当然、LAKからの要求もあっただろうが。 また、Jeremy Bracco(21歳/2015年 R2/61位)、Dmytro Timashov(22歳/2015年 R5/125位)の 小柄だが相手の裏をかくムーブができるプロスペクトで、U25のデプスは確保できるとの判断もあるだろう。 Braccoのアシスト能力はMarnerと被るが、ケガがなければこのままLEAFSの4thラインセンターに 定着できそうな巨漢のFrederik Gauthierと、将来組ませれば面白い存在。 同じく小柄なTimashovも、相手の裏をかくフェイク・ムーブが得意で、AHLでは防衛型FWとして 充分に機能している。二人ともチャンスがあればNHLに一時昇格できそうな手前まできているのでは。 ドラフト外入団ながら、LEAFSでNHL初ゴールをマークしたTrevor Moore(23歳)に、 二軍のプロスペクトが大きな刺激を受けているのは間違いない。 FWが高齢化に向かっているLAKで、Carl Grundstromの勇姿が見られることを望みたい。 Kopitar、QuickのKINGSジャージを色違いで所有しているが、いずれGrundstromの KINGSジャージも手にしたいものだ。 もう一人のSean Durziは、8月のDevelopment Campで目立ったプレーができなかったのと、 Kyle Dubas繋がりのSault Ste. Marie Greyhoundsから指名したRasmus Sandin(2018年 R1 29位)が、 AHL1年目で結果を出していること、同じSSMGから指名したMac Hollowell(2018年 R4 118位)が 現時点OHLで昨年のスタッツをクリアしていることから、消去法でのトレード要員だろう。 Durziには、183cm/85sのサイズから来る期待はあったのだが、Rasmus Sandinが早ければ 来年からでもLEAFSに昇格できそうな結果を出しているので、MuzzinがLEAFSに フィットしなかったケースも考慮に入れていると見る。その場合は、さらにMuzzinを手駒にして ドラフト指名権を獲得するトレード画策もあるだろう。 Morgan Riellyの成長を感じさせるプレーの質の変化を書きたかったが、今回のトレードの衝撃で 書けなかった。大雑把に言えば、アイシングの激減、プレー展開が読めなくなったと言うこと。 ライン・チェンジが終わってるのに独走ラッシュでAZに入って無意味なショット、リバウンドも 期待できずで味方が手持無沙汰なのはいつものこと。 Riellyがパックを持つ度に、まーたネット後方に撃ってボード・リバウンドを狙ってるな、 敵の動きは見えてるが味方の動きは全然見えてないなと、今まではド素人の私にでさえ Riellyのプレー展開は読めていたのだが、最近は全く読めない。 それどころか、FOスポットまでラッシュして虚を突いたバック・パスを出すなど、並の攻撃型DFが やるようなプレーまでできるようになって、誇張でなく驚愕している。 フェイク・パス、フェイク・ショットができない、一転突破型のスタイルは変わってないが、 Babcock体制になって4年目、言い方は悪いが、無い頭でBabcockの複雑なトランジション・ホッケーを 必死にマスターしたのだろうと思う。 Jake Muzzinは、今季絶不調のLAKでも50試合 4G 17A、レイティングも+10と安定していて 期待は大きい。16/17の大不調からは完全に立ち直っている。地元オンタリオ出身、 13/14スタンレー王者の一員、2015年世界選手権金メダル、WCH2016金(出場1試合だがw)と 代表キャリアも充分。LEAFSでも頑張ってもらいたい。 LAKでは背番号6だったが、LEAFSではCarl Gunnarson(現STL)以来、空き番になってる #36を付けるのではないかと思っている。同じLH-DFなので似合うのでは。 Zaitsev(右)、Ozhiganov(右)のロシア勢、Rielly(左)、Dermott(左)、Hainsey(左)、そして Muzzin(左)の6人で、ペアリングをどう組み直すかも注目。23日のWSH戦では DFを5人で回していたので、FW陣もかなり複雑に入れ替わっていた。 MuzzinはLHだが、右サイド、左サイドのどちらでもプレーできるとの情報もある。 LAKの過去の試合も時間があれば再チェックしたい。 WSH戦でハット・トリックのNazem Kadri、3AだったNylanderの復調にも期待。 1月は4勝6敗と中だるみ気味なので、2月に向けての態勢を整えたいところだ。 >>557 一転突破→一点突破 Jake Muzzinが移籍してから6勝3敗2OTL。 2月16日の@ARIで完封負けを喫してから調子が下降気味。 FWではMarnerのミス、Marleauの衰えが目立つとの現地報告があるが 試合内容は実力通りと言ったところではないか。 ARI戦での完封負けからSTL戦にかけて、Wilson、Carlyle時代のデフォルトだった、 選手エゴ優先、パックへの群がりホッケーの傾向が出始めてるように見えたが、 今日のWSHでは改善され、第3PではSOGで圧倒する流れを作った。 1点差に迫った後のPPチャンスに、Tom WilsonのSHGで引き離されたのが響いたが 全体としては、そこそこのトランジション・ホッケーに戻すことはできた。 使い古された言い方だが、チーム・プレー優先の意識を強く維持し続ければ 必ずモメンタムは戻ると思っている。 ただ、プレーオフを勝ち抜くチームは、だいたい2月にスパートをかけて POスポットの位置を盤石にした後で、3月に一度調子を落とし、3月下旬から 4月上旬のシーズン最終段階に入ってから、プレーオフに向けてチームの調子を MAXに持っていく流れが多い。 LEAFSには、まだ土台が強く腰の入った強さはないので、そんな芸当はできない。 MarleauやTavaresという、CAN代表のベテラン選手が入っても、まだ1、2年であり、 TBLやBOSのように、チーム生え抜きの選手が長く主力として君臨しているわけではないので 依然、目先の付け焼刃、一時的な強さレベルでしかないだろう。 チーム在籍が長いのがGardiner(7年目)、Rielly(6年目)、Kadri(7年目)では、 Stamkos(11年目)、Hedman(10年目)、Kucherov(6年目)、Marchand(10年目)、 Bergeron(14年目)、Krejci(12年目)、Chara(移籍13年目)、Rusk(10年目)という、 コアがしっかりしていて、この期間にファイナルに出場経験があるTBLやBOSには、 チーム構成だけでなく組織力の蓄積の差で遥か及ばない。 プレーオフに、その差が歴然として表れてくるのは間違いないことだ。 来季から5年契約を結んだMatthews、6年契約のNylander、今オフでRFAのMarner、 頭角を現しつつあるKapanen(今年23歳)、18/19シーズン序盤に25歳になって UFA資格が取れるJohnsson、現在200万$前半で収まっているHyman、C・Brownの契約も 残り2年余り、ゴーリーのAndersenも今季が5年契約の3年目と、選手構成に関する長期的な課題は多い。 ひとまずMatthews、Nylander、Marnerが、10年はLEAFSのアンタッチャブルな フランチャイズ・プレーヤーとして君臨できる環境を整備しなければならない。 昨年、念願の初優勝を果たしたWSHは、Ovechkinがチーム13年目、Backstromが11年目、 John Carlsonが10年目、Holtbyが6年目と、いずれもCAPS一筋で長くチームの顔として 君臨し続けた末に栄光に到達した。 Original Six時代の1967年を最期に、EXP6加入後のNHL拡大時代に入ってからは 一度もファイナルに出場していない、「Losers Since 1967」の汚名を被ったままの現地ファンには 迅速な優勝をセッカチに発狂したように要求し続けるのが多いが、少しはWSHの忍耐強さを 見習ってはどうかと、最近のヒステリックなBabcock叩きにウンザリしてしまう。 1967年なぞ、現在のロースターでは誰一人として生誕していない時代だが、そんなチーム史を 現在の選手にも被せて、余計なプレッシャーを掛ける必要はない。 フランチャイズ史を大事に伝承するのと、選手への余計な重圧は別物にしてもらいたいものだ。 LEAFSは2/21現在、得点率リーグ4位、失点率9位、PPG成功率13位、PPK11位である。 大枠で見る限り、勝つ時は大差、接戦に弱い体質は変わっていない。 Jake Muzzinの加入によって、攻守の切り替えに必須なパス回し、パス繋ぎ、プレスの速さが 若干ではあるが増している感じはある。さすが2014年にプレーオフのR1〜R3を 全て4勝3敗で勝ち抜き、ファイナルでも王者となった経験を感じさせるパス繋ぎの巧さ、 修復の速さ、BLからのロング・ショットで敵ゴールを脅かすタイミングはさすがと思わせる。 今日のWSH戦でも第3P、DFゾーンからAZ前のBLでフリーになっていたC・Brownへの フリップ・パスは、WSHのライン・チェンジの隙を突いた最高のタイミングで出たものだった。 LAK時代は、PPシフトでもペアリング相手である攻撃的DFのDrew Doughtyとそのまま出場し、 3FW+2DFのノーマル・シフトで、パワープレー・ゴールに大いに貢献していた。 DoughtyのFW並のショット力+防衛力を補助する、防衛型としての役割が多かったようだ。 LEAFSのPPシフトは4FW+1DFが主流。ポイント・ガード役としての1DFに RiellyとGardinerの二人が交互に出るシステムで、ここ数シーズン続いている。 慎重さが過ぎてパス回しのタイミングが遅く、ワン・タッチ・パス、フェイク・パスが少なく 前方への直線的な動きが多く、パスの引き出しが少ないMorgan Riellyと、 味方が取れない、変則バウンスのパスが多いJake Gardinerでは限界にきてるのではないか。 Jake Muzzinの地味ではあるが、チーム・プレーに徹したパック・ムーブと比べると 成長したな、と感じていたRiellyのプレーは、やはり我が強過ぎる面と慎重過ぎる面とが両極端で、 若手FWとの呼吸が合わず、敵を自分の思うままに振り回したり操ることもできない。 慎重過ぎて味方がジレる、早過ぎ、強引さが過ぎて味方が追いつけずプレー・シフトが崩れる、 もっとスムーズに行かないのかというイラ立ちを、いつも感じるのがRiellyのプレーだ。 Gardinerは得点力にも衰えが見られ、元からの粗雑なパス回しも治っていない。 Muzzinの初出場だった@DETに、背中の痙攣で欠場していたGardinerが復帰したので Igor Ozhiganovが押し出され、ずっとスクラッチに回っている。 1年契約でオフにはRFAとなるが、今季で契約が切れるGardinerとの再契約話は全く出てないので、 今季残りはOzhiganovにとって我慢の期間となるだろう。 しかし、なぜ2019ドラフト1巡指名権やCarl Grundstrom、2巡指名したばかりのSean Durziを 出してまでMuzzinを獲得したのかを考えると、Shana-Plan発動からのドラフト、2015年の Mitch Marner指名に始まったドラフト以降において、モノになっていない、この先も見込みが なさそうな指名選手層に問題があるからだろうと思う。 大雑把に言えば大型DFと、LH-FWのロシア人選手に全く先の展望が見られない。 DFでNHLに定着できそうなのが2015年ドラフト以降、Travis Dermottしかいないのが 大誤算だったのでは。特に指名した大型DFのメンツに、現状での外れ感が大きかったゆえの Jake Muzzin獲得だったのではと推測する。 2015以降のドラフトを細かく検証してみたい。 >>39 のボロ負け試合の時のヘッドコーチ、Mike Nykoluk死去 read.cgi ver 07.5.4 2024/05/19 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる