高松道 鳴門IC〜 4車線に03月08日 17時47分ttps://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20190308/8020004183.html
徳島と香川を結ぶ高松自動車道で進められていた4車線化の工事が終わり、4車線で通行できるようになりました。
高松自動車道は鳴門ICから高松市と三木町の境までの51.8キロの区間が、一部を除き2車線となっていたため、
平成21年5月から総事業費760億円で4車線化する計画が進められてきました。
民主党政権下でおよそ3年間、着工が凍結されましたが、その後、凍結が解除されて工事が始まり、8日午後3時に
全ての工事が完了し、4車線で通行ができるようになりました。
西日本高速道路によりますと、4車線化により鳴門ICから高松市までの所要時間が10分余り短縮され、
お盆などの混雑時は1時間近く短縮される見込みです。
また対面通行の解消で、死亡事故の危険性や事故に伴う通行止めの頻度が従来の半分程度になると見られ、
災害時に緊急車両が走行する道路も確保しやすくなるということです。
高松自動車道では8日午後3時以降、4車線をスムーズに走る車の姿が見られ、
高速道路にかかる橋や料金所近くの電光掲示板には4車線化の完了を知らせる内容が表示されていました。
鳴門西パーキングエリアで休憩をしていたトラックの運転手の男性は
「トラックはスピードが出せないので後ろからあおられることが多くありましたが、
それを気にせず走れるので楽になりました」と話していました。
西日本高速道路では「全線4車線化により渋滞の緩和や安全性の向上といった効果に加え、
今後は関西や中国地方との交流が促進され、四国の活性化につながることを期待している」と話しています。