下北縦貫道路野辺地−七戸 計画段階評価へ
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/172227

国土交通省は29日、青森県むつ市と七戸町を結ぶ下北半島縦貫道路(約68キロ)の事業未着手区間の一つ「野辺地−七戸」(約7キロ)について、
事業化を検討するための「計画段階評価」に2019年度に着手すると正式に発表した。

 同区間は上北自動車道やみちのく有料道路との結節点に当たるため、整備された場合、県内の幹線道路ネットワークがさらに強化される。

 計画段階評価は、第三者機関や地域住民の意見を聞きながら、最適なルートや道路構造を費用等を含めて検討し、事業化の必要性や妥当性を検証する。

 下北縦貫道は1995年に整備を開始し、現在は横浜町−野辺地町の25.3キロが開通済み。

他区間で工事が進む一方、「野辺地−七戸」と「むつ市奥内−同市中野沢」(約10キロ)の2区間が未着手となっていた。

 国交省の発表を受け、三村申吾知事は「新規事業化に向けて大きく前進し、大変感謝している。事業着手に向け、引き続き国と一丸となって取り組む」、
野辺地町の中谷純逸町長と七戸町の小又勉町長は「高規格道路ネットワークがつながれば、地域経済・産業等の発展に大きく寄与すると期待している」などとそれぞれコメントを出した。