政府が26日に閣議決定した安倍晋三元首相の国葬の費用は2億4940万円となり、過去の首相経験者の葬儀での負担額を上回った。
(※費用は警備費を除く分)
海外の要人も含め多くの参列者が見込まれることなどを挙げて国民の理解を得たい考えだが、
国葬そのものへの反対論は根強く、内閣支持率の急落の一因ともなった。
政府は弔旗掲揚などを求める閣議了解は見送るなど世論の動向に神経をとがらせている。

国葬に対する「逆風」は政府にとって誤算だった。
首相が国葬実施を主導したのは、もともと自身の指導力をアピールするとともに、安倍氏を支える保守支持層を引き寄せる狙いがあった。