令和になって日本は新しい時代を迎えた。
 しかし、今後も日本が独立を維持し、平成時代のような平和で安定した時代を過ごせる可能性は少ない。
 日本はおそらく20年後、30年後の世界においては中国に併合され、日本という国は消滅している可能性が高いと言わざるを得ない。
 これまで日本は元寇や明治の開国期、日清日露戦争、太平洋戦争と幾度となく亡国の危機にさらされてきたが、そのたびに奇跡的に亡国の難を逃れてきた。
 しかし、日本の平和と安定がこれからもいつまでも続くとは限らない。

 日本が世界の中で今後も独立を維持し続けるためには、次の用件が必要である。
 第一に、中国の軍事力がアメリカの軍事力を凌駕しないこと。
 第二に、中国が台湾や日本、ベトナム、ラオス、モンゴル、北朝鮮や韓国などの周辺諸国を併合する野望を抱かないことである。

 しかし、どちらも現時点では望み薄である。
 日本やアメリカ、ヨーロッパ諸国は中国共産党という巨大なモンスターを育ててしまった。