>>312
これは従格全体に該当する事ですが、内格における意味の調候はかえって災禍を招くとお考え下さい。
自星が巡ると生死に関わるような事故、大病、社会的或いは経済的に深刻な損失を被ります。
印星は自星に準じた事象を招くとされています。
要するに従財格の場合は飽くまでも財星を強める事が調候にもつながるのです。財星が命主とお考えになられても差し支えありません。
故に財星が巡れば財が自ずから強められますし、洩星が巡れば食傷生財で財が創り出されます。
官星は財星が旺じていないと、財星の気を漏らしてしまいますが、財が旺じ切っているのが、従財格ですのでかえって官星を喜びます。
以下に他の従格についても記します。
@従勢格 従財格と同様で財、洩、官星を喜び、自星、印星を忌む。
A従殺格 官、財を喜び、自星、印星を忌む。 ※洩星は官星を剋する為、これを忌む。
従殺格の命式中には自星、印星、洩星があってはならず、中華圏の八字では破格とするとあります。
B従児格 洩、財星を喜び、自星、印星を忌む。 ※上記した理由で官星を忌む。
上記した通りで自、印、官星を命式中に認めれば、破格と為す。
なお、従財格と従勢格は自星と印星を命式中に認めなければ、成格します。
自星、印星が巡っても真従財格なら破格しませんが、重大な損失や打撃を被らないだけで低調な運勢となります。
色々と書きましたが、結論すれば従格の喜神、調候は旺じた星の方向に偏れば偏るほど良いと考えて下さい。