<サーブはチャンスメイキング・ショットの一種>

「ダブフォが多いです」という悩みは非常に多いです
ダブフォが多い人はほぼ例外なく、セカンドサーブを多く打っています
つまり、ファーストが全く入っていません
「ファーストを入れろ」という基本に逆らってるわけですから、そりゃ試合で勝てないわけです

ファーストが全く入らない人はほぼ例外なく、「サーブはバンバンエースを狙うショット」だと思い込んでいます
あなたのサーブがジョコビッチもフェデラーも余裕で超えて、サンプラス級であればその認識に間違いはありませんが、現実はそうではないでしょう
そもそもサーブだけでバンバンエースを取れるなら、他のショットを練習する必要はありません

トッププロは、サーブをチャンスメイキング・ショットの一種と位置づけて打っています
サーブでは意図してエースを狙わず、次のフォアハンドで決定的なダメージを与えるという考えです
もちろん、40-15など、極端に有利なカウントであればサーブでエースを狙ってもいいでしょう
ただ、こういう状況はそう多くはないはずです

ファーストサーブはチャンスメイキングのショットである
サーブはエースを取るショットでなく、次で自分が優位に立つためのショットだ
認識をこう改めるだけで、あなたのファーストはどんどん入り、ダブフォも激減するはずです