貴乃花親方、惨敗!
2月2日に行われた日本相撲協会の理事選にて、貴乃花光司親方がわずか2票しか獲得できず、あえなく落選した。
この手の選挙では、投票用紙に記載された立候補者の名前にマルを付ける方式が一般的。ところが、この理事選では、投票したい親方の名前を記入する方式だったという。
101人しか投票しない理事選挙では、筆跡などから誰がどの親方に投票したかを推測するのは容易で、事実上の“公開投票”と化していたのである。

「このご時世に、投票者の意思がわかる形を採用したことには驚きました」
「かつては記名投票が当たり前だったPTAの選挙やアンケートでも、最近は無記名方式が一般化。
これにより一部の“声の大きな保護者”がのさばる悪弊を脱しているのです」
「世間の方向性に逆行する日本相撲協会は、旧弊に毒されていると指摘せざるを得ませんね」
「「日本相撲協会は公益財団法人として税金の減免を受けている公的な組織です。
一部の支配的な理事たちの都合で投票方式を勝手に変更することが認められていいわけがありません。」
https://news.nifty.com/article/sports/agp/12104-97993/

2010年貴の乱と言われた相撲協会理事選にて、文科省鈴木寛副大臣の指導により、
記入台や投票箱を立会人から離し、記名式投票を記号式(○付け方式)に改めたはずだった。
貴の乱と言われるこの理事選では、候補者に○印をつける方式だったために造反が可能となり、貴乃花理事が誕生した、と言われる。

だが、2012年の理事選より、投票は以前の「記名式」に戻し、投票箱も立会人の目の前に置く方式になったという。
この方針を決めた、当事の選管委員の委員長が、貴乃花と理事の椅子を争った友綱親方の部屋に所属する武隈親方(黒姫山)だった。
http://www.news-postseven.com/archives/20120129_82467.html

・2010年、文科副大臣の指導により投票方法が公正化される(○をつける方式)→貴乃花当選
・2012年の理事長選で、記名式(候補の名前を書く)に戻る、と報道(文科省の指導に逆らう行為)
・2018年。報道で「従来通り記名式で投票」
https://twitter.com/camomillem/status/959250510313172992

今回の理事選は相撲協会の公益性が大きく問われる事案となったのかもしれない。