イノセント・ワールド

戦国自衛隊

伊庭義明三等陸尉以下、近代武器で武装した21名の陸上自衛官および海上自衛官は、演習に参加するための移動時に突然、新潟県の補給地ごと戦国時代にタイムスリップしてしまった。

戸惑っている彼らは当地の武将が率いる軍勢に襲撃される。
その後長尾平三景虎が家来と共に近付いてきた。

景虎は伊庭と初めて会った瞬間に彼らの見慣れない服装・武器にひかれ、伊庭たちを仲間にしたいと考える。
タイムスリップした現実を容易には受け入れられない伊庭と自衛隊員たち。

再び景虎と敵対する軍勢に大量の矢で射撃され、関おさむ二等陸士と堀健児二等陸士らが死亡。

伊庭と矢野隼人陸士長が機関銃を乱射して敵の陣地へ乗り込むと、後に続いて景虎たちが敵兵と切り結び、ついには敵将の首級を挙げる。
白刃で斬り合う彼らの戦いを目の当たりにしたことで、自衛官たちは戦国時代へ来てしまったことを認識。
高島春美一等海士は現代へ戻ろうと爆薬に火を放とうとし、
矢野はナイフを彼に投げ付けて刺殺。
隊が落ち着かない中で徐々に自分たちが戦国時代にいる現実を否応なしに受け入れていく。

伊庭は景虎から「あなたは戦国の世で生きるべき人だ」と、一緒に天下を取ろうと誘われる。
伊庭は戸惑いながらも内心で戦国時代を謳歌おうかしていることに気づき、2人の間にはいつしか友情が芽生えていた。
部下たちもそれぞれに戦国時代と向き合い、近隣の農民やその娘たちと交流。

三村泰介一等陸士は娘の一人と恋に落ち、

野中学一等陸士は老婆に自分の祖母の面影を思い出し、根本茂吉二等陸士は川で魚を獲る少年と出会い、その母親や兄弟と親しくなっていく。

https://youtu.be/rfVhsgCqG0I