さくら「さくらと小狼とお泊り」 [無断転載禁止]©2ch.net
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ケロちゃん「ぜーーったいダメやーっ!!」
さくら「なっ…どーしてダメなのー!?」
ケロちゃん「ダメったらダメや!小僧がうちに泊まりに来る?あかんあかん!」
さくら「だからどうしてダメなの!!」
ケロちゃん「どうしてって…その日は兄ちゃんもお父はんもおらんやないか!」 さくら「…?だから寂しいから小狼くんにお泊まりに来る?って言ったらいいよって…」
ケロちゃん「な、なんやと……」
ケロちゃん(最近の小学生はときたらワイの知らんところで……)
さくら「だからケロちゃんも一緒に遊ぼう?」
ケロちゃん「…すまんがさくら、ワイはその日用事があるんや」
ケロちゃん(さくら、そこまで決めてるんやったらワイはもう何にも言わんで)
さくら「え?そうなの?」
ケロちゃん「堪忍な」 ☆
ピンポーン♪
さくら「はーい」
小狼「お…お邪魔しました…///」
さくら「…今来たんだよね?」
小狼「?…そうだが?」
さくら「ま、まぁとりあえず上がってよ!」
小狼「お、おう!お邪魔します!」
ケロちゃん(さくら…ゴムはするんやで…)
ケロちゃん「せやけどワイはどこへ行こうかな〜いつぞやのように外で寝るのは嫌やわ〜」
ケロちゃん(…知世の所にでも行こう) __ _
さくら「今お茶淹れるから小狼くんは座って待ってて?」
小狼「あ…俺も手伝う!」
さくら「平気だよ〜」
小狼「お、おう」
小狼「…」ソワソワ
小狼(つ、ついに来てしまった…この日が…///) __ _
さくら「あ…小狼くんお砂糖入れるのかな…」
さくら「…」
さくら(そういえば今日は小狼くんと2人っきりなんだっけ)
さくら「…」
さくら「…あ…あれ?///」 ☆
ケロちゃん「あぁぁあ!!ついにさくらが小僧とおおぉ!!」
知世「まぁまぁさくらちゃんは普通にお泊まりしたいだけだと思いますわよ?」
ケロちゃん「…本当か?」
知世「えぇ、だってさくらちゃんは小学生ですし、そ ん な こ との知識なんて持ち合わせておりませんわ♡」
ケロちゃん「…たしかに…さくらはそんな事知らんな…あはは!そうか!そうやな〜!!」
知世「おほほほ」
ケロちゃん「あー…ん?知世は知っとるんか?」
知世「…」
ケロちゃん「…」
知世「おほほほほほほ…!」
ケロちゃん「あはははは!!」 ☆
さくら「…///」
小狼「…///」
さくら「どう…かな?///」
小狼「えっ!?あ…お、美味しいぞ…!」
さくら「!…ほんとに?…えへへ…よかった」ニコッ
小狼「…っ!」
小狼(かわいい) ピンポーン・・・
???「市役所環境課の◯◯といいます」
さくら「どのような御用でしょうか?」
???「放射線の検査にお伺いしました」
さくら「えっ? あの・・・いっ 今開けます」 ウッド「木製のダブルベッド作りますね」
フラワー「花を敷き詰めて布団敷きましょう」
ジャンプ「ベッド下のスプリングは任せろ」
ムーブ「ベッド動かすのは私の仕事」
ミラー「正面に大きな鏡おいときますね」
ダーク「お部屋を暗くして雰囲気アップね」
グロウ「じゃあ私の出番、蛍火でロマンティックに・・・」
ミスト「足元にスモーク的な効果を」
ソング「甘めの歌、歌いま〜す」
スイート「空気も甘くしときましょう」
スノウ「外に雪降らしたらロマンティックになりますよね」
バブル「ロ、ロー〇ョンは私の担当・・・ですね」
ホープ「ハートマークのアイテムといえば、コ(ry
さくら「来てくれて助かったよ小狼君〜」
小狼「ったく、毎年毎年夏休みの宿題溜めすぎだろ、今夜は徹夜だぞ。」
さくら「は〜い、じゃあまず算数から・・・」
カード達「ズコー!」 さくら「ずこー?」
小狼「そういや図工の宿題は終わってるのか?」
さくら「はう〜ま、まだだよォ・・・あれ、何あのベッド?」
カード達「キタ――(゚∀゚)――!!」
さくら「こ、これもしかして、カードさん達が?」
カード達「こくこくこく」
さくら「ありがとー!これで図工の宿題もばっちりだよ」
カード達「・・・え?」 さくら「じゃあリトルさんお願いね、小さくすれば立派な手作りミニチュアベッドだよ」
カード達「ちょ、おま、主様、これ学校に持っていく気っすか!?」
小狼「・・・いくらなんでも精巧すぎるだろ」
カード達「つっこむ所そこ違うー!!」
知世「さすがさくらちゃん、素晴らしい出来ですわ」
奈緒子「ホント、すっごーい、よく作れたねこんなの」
さくら「えへへ・・・少し手伝ってもらったけどね」
小狼(・・・あれを少しと言い張るか)
苺鈴・千春・利佳「・・・///」
山崎「ベッドっていうのはねー」
千春「言うなーっ!(首絞め)」
寺田「・・・木之本、ちょっと職員室に来なさい」
さくら「ほえ?」 さくら「…?だから寂しいから小狼くんにお泊まりに来る?って言ったらいいよって…」
ケロちゃん「な、なんやと……」
ケロちゃん(最近の小学生はときたらワイの知らんところで……)
さくら「だからケロちゃんも一緒に遊ぼう?」
ケロちゃん「…すまんがさくら、ワイはその日用事があるんや」
ケロちゃん(さくら、そこまで決めてるんやったらワイはもう何にも言わんで)
さくら「え?そうなの?」
ケロちゃん「堪忍な」 「あれ?小狼君もお買い物?」
「ああ、ウェイが里帰りしててな、夕飯の買い出しに」
「ウチもだよ〜、お兄ちゃんは高校の研修でお父さんは海外発掘」
「そうか、大変だな」
「あ、そうだ。今日は一緒に夕飯食べない?そしたら食材も節約できるし」
「どこで?」
「小狼君のお家で!(そしたら片付け楽だし)」
「・・・え”///」
「一緒にお料理作ってみたかったんだ、小狼君お料理上手だし。」
「・・・好きに、しろよ」
「さくらぁ〜誰か忘れてへんかぁ〜」 「ほえ〜、すごいコンロだねぇ」
「中華は火力が命だからな。で、何を作れるようになりたいんだ?」
「揚げ物とかまだちょっと苦手だから・・・そのへん」
「じゃあ春巻きにするか」
「はにゃ〜ん、すっごく美味しいよこの春巻き」
「うまい時もはにゃ〜んって言うのか・・・」
「うん、なんか幸せなときに出ちゃうんだ」
「(観月先生と春巻きが同じ扱いなのか・・・)」
「あ、ついでに宿題も一緒にやらない?」
「そういや算数の宿題けっこう出たな」
「はう〜、わかんないトコ多いから教えてほしい・・・」
「・・・代わりに国語教えろよ」
「うんっ!」
「さくらぁ〜、いつ買い物から帰ってくるんやぁ〜」 「あーーーーーっ!!」
「ど、どうした!?」
「大変!ケロちゃんのこと忘れてた・・・ごめん、もう帰るね」
「送っていく」
「ひょえぇ〜〜、すっごい雪降ってる!」
「吹雪いてるな、これは危険だぞ」
「でもでも、帰らないとお腹すかせたケロちゃんが滅茶苦茶怒るし・・・」
「とりあえず電話しろよ」
「携帯電話、家で充電中なんだよぉ〜」
「・・・仕方ないな、俺のを貸すから電話しろ」
「ありがとう〜」
「もしもしケロちゃん?」
「私だ」
「あ、あれ?ユエ・・・さん?」
「ああ、妙な魔力を感じてな、来てみたらケロベロスの奴が・・・」
「うまいうまい!雪に砂糖かけたら立派なかき氷やでぇ〜
おお!いちごシロップもいけるなぁ、うへへ、食材がなんぼでも降ってくるでぇ〜」
「・・・と、いうわけだ」
「空腹で暴走してる〜ごめんね、ケロちゃん・・・」
「こっちは何とかするから、お前は今いるところに泊めてもらえ」
「・・・ほえ?」 「どうだった?」
「あ、あのね小狼君・・・今日、泊めてもらっても、いい?」
「え”!?」
「ユエさんがね、『自然な雪だから魔法は使うな』って、で今いるところに泊まれ、って」
「・・・あ、ああ///」
「風呂沸かしたから入ってこい、俺は寝間着と寝るところ用意しておくから」
「え、先に入っちゃっていいの?」
「女は風呂長いだろ、俺はすぐ出るから、先に入ると湯冷めするんだ」
「わかった、ありがとう、じゃあお先に」
「今、さくらが・・・ウチの風呂に・・・」
煩悩メーター↑↑↑
「ふぅ、いいお湯だったよ・・・あれ?小狼君なんで汗だくで剣なんか振ってるの?」
「べ、別に・・・ゼェゼェ」
ーーーーーーー
「もしもし、さくらちゃん?」
「・・・撮影娘か、私だ」
「この声・・・ユエさんでいらっしゃいますか?さくらちゃんの携帯なのに・・・」
「主(あるじ)は今日、李の家で泊まりだ」
ーーーーーーー
「いけませんお嬢様、外は吹雪です、外出は危険ですっ!」
「話してくださいボディガードさん、さくらちゃんと李君のうれしはずかしお泊り回
これを撮影せずに何を撮影するというんですのーーーーっ!!」 「じゃあ俺も風呂入ってくる」
ーバツン!−
「あ、あれ、停電?」
「ブレーカーが落ちたのかも、ちょっと見てくる」
「落ちてなかった、近くの電線が雪で切れたのかもしれない」
「はう〜、ど、どうしよう、真っ暗だよ〜」
「明かりは何とかなるけど」
「あ、お札の明かり。エレベーターの時以来だね」
「問題は暖房だな、俺はいいけどお前は風呂入ったから、早く布団に入れ」
「う、うん、そうする」
「え?これ小狼君のベッドじゃ・・・」
「いいよ、俺は居間のソファーで寝るから」
「ってダメだよ〜、この時期に毛布一枚で寝るとか、ウェイさんのベッドとかは?」
「部屋に鍵かかってて入れないんだ、いいから湯冷めする前に寝ろ」
「う、うん・・・」
「じゃあ、おやすみ」
「・・・あ、あの」
「何だ?」
「よかったら、一緒に寝ない?」
「え”・・・」 ベッドの両端で背中向きで丸まってる二人。
「(うう、スキマが空いてて寒いよ〜、はしっこ巻き込んじゃお)」
「(う、布団が引っ張られてる、寒い・・・掛布団、足から巻くか)」
「(はう〜小狼君も巻き込んでる、寒いからもっと巻こう)」
「(うあ、さくらの奴、布団引っ張ってる、寝相悪いのかアイツ・・・)」
ーぴとっー
「(あ、小狼君の背中あったかい・・・)」
「うあっ!(引っ張り合ったんで背中が・・・///)」
「あ、ごめんね、なんか巻き取りすぎちゃって、あれ?これって・・・」
「な、なんだ?」
「・・・・・・・・春巻き?」
確かにベッド中央にさくら巻きと小狼巻きw
「ぷっ!」
「くっ、ふふふふふ、あははははは・・・」
「くっくっくっ、あっはっはっはははっ!」
小狼煩悩メーター↓
優しさメーター↑↑
「ね、寒いから腕枕してもらっても、いい?」
「す、すきにしろよ・・・」
「ありがとー、やっぱあったかいね、小狼君」
「そ、そりゃそうだろ、36度くらいあるんだし、体温って」
「そっか、真夏並みだもんね、おやすみ」
「ああ、おやすみ」 ー大丈夫だ、お前の魔法なら、きっとー
「うーん、何いまの夢・・・予知夢かな?」
「くー」
「あ、そういや小狼君と寝てたんだ、寝顔かわいい♪」
「・・・ん、」
「あ、起きた?おはよう小狼君」
「え・・・うわぁっ!!///」
「どうしたの?」
「い、いや・・・///なんでもな・・・うひゃわぁっ!!!」
「驚きなおすなんて変な小狼君、え、後ろ、ベランダの外?」
「ほえぇぇぇぇぇっ!雪女だよ、雪女さんがいるよおっ!!」
「ばか、雪女じゃない!よく見ろ・・・雪女のほうがまだマシかも・・・」
「え、ビデオ構えてるってことは・・・知世ちゃん?」
「うふふふふ、さくらちゃんと李君の腕枕ベッド、確かに収録・・・ばた」
「た、大変だよぉ、小狼君、魔法使っていいよね!」
「ああ、しかしボディガードは何やって・・・げ!」
「そこかしこにみんな倒れてるよ〜、レリーズ!炎よ、凍てついた者たちを癒せ、ファイアリー!!」
「ただいま〜、あうー疲れたよぉ」
「どうだ、一人前の女性になれたのか?」
「ほえ?どういう意味、ユエさん」
「(まぁ、まだ早いか)」
「あれ?ケロちゃんどうしたの?元の姿に戻って寝込んでて・・・」
「もう・・・カキ氷は・・・当分ええわ・・・」 「そっち終わったらあっちの飾りつけ撤去だぞ〜」
「はう〜、ちょっと休もうよお兄ちゃん・・・」
「そうはいかないだろ、祭りは片付けまでが祭りだぞ」
「でもでも、なんか私たち働きすぎじゃない?」
「そうだなぁ、なでしこ祭をこんなめちゃくちゃにした『張本人』でもとっ捕まえりゃ、そいつに全部やらせるんだがな、なぁさ・く・ら♪」
「(うう・・・ホープさんの騒動でこうなっちゃったから逆らえない)」
「あーもう、明日は香港に帰るってのに、いつまで使われてるのよ木之本さん」
「せっかく告白して両想いになれましたのにねぇ、李君も力仕事に駆り出されてますし・・・」
「というかあのお兄さんなんとかならないの?あからさまに二人の間に割って入ってるんだけど」
「桃矢は重度のシスコンだからね」
「シスコン、なにそれお菓子?」
「姉妹性愛者のことですわ、さくらちゃんは超絶可愛いですから」
「うげ(ドン引き)」
「しかし確かにこのままお別れじゃ可哀そうだね、なんとか二人の時間を作ってあげないと」
「それならよい案がありますわ、将を射るならまず馬からといいますし・・・」 「ああ、いい朝だなぁ。なでしこ祭も片付いたし、あのガキは今日香港に帰るし」
「ご機嫌ですね桃矢君、さくらさんはもう出かけましたよ」
「香港から来てたガk・・・友達の見送りでしょう(ま、そのくらいは許してやるか、俺も鬼じゃねーし)」
「見送りじゃなくて一緒に行くんですよ(にっこり)」
「・・・え”!?」
「彼の家って香港の名士なんだそうで、園美君が企業間のお付き合いをしたがってましたから」
「あいつと・・・香港に!?」
「ちょうどいい機会だから帰国に合わせて園美さん同行したんですよ、で、知世さんがさくらさんも一緒に、って。」
「ひ、飛行機!飛行機の時間は!!」
「桃矢君のパスポートはもう切れてますよ、それに明日から大事なバイトじゃありませんでしたっけ?」
「ぐ・・・」
「(にこにこ)」
「・・・ちょっと隣の廃屋の壁殴ってくる」
「手をケガしないようにね」 ー3日後ー
「あ、お父さんにお兄ちゃん、空港まで迎えに来てくれたんだ」
「おかえりなさいさくらさん。園美君、どうもありがとうございました」
「いーえー、こちらも実り多い旅でしたのよ、ねぇ知世?」
「はふぅ〜〜〜(ヘヴン状態)」
「あ、あはは・・・知世ちゃん戻ってきて〜」
「で、どうでした?二度目の香港は」
「すっごく楽しかったよ!おととし行けなかった所も行ったし」
「で、他には?(桃)」
「苺鈴ちゃんの友達とも仲良くなったんだよ〜またお手紙くれるって」
「ほ・か・に・は?」
「お料理もおいしかったよ〜、あ、これお土産、おいしーんだよ」
「・・・で、あのガ・キ・と・は?」
「あ・・・あはは(目が泳ぐ)さ、さて早く帰ろ、宿題やんなきゃいけないし、当番もたまってるし」
「お、おい、さくら・・・」
「まぁ、あの二人はねぇ(にこにこ)」
「何かあったんですか、園美さん!」
「はぁぁぁぁ・・・まさかさくらちゃんと李君のあんなシーンやこんなシーンやそんなシーンまで撮影できるなんて・・・」
「知世、鼻血出てるわよ、あとヨダレも」
「どうしたんですか桃矢君、青い顔して」
「・・・ちょっと解体業者に面接受けに行ってくる」 さらに二日後
「こんちわー」
「ん、どうしたんだユキ」
「藤隆さんに呼ばれてね」
「いらっしゃい、ちょっと3人で見たいテレビがありましてね」
ーこちら香港にできたばかりの結婚式場、なんと世界どの宗派の式でも対応可能という
まさに国際都市香港ならではのイベントボールー
「ふーん、で、これが?」
ー先日のプレイベントで、新郎新婦に扮装したのはなんと!かわいい小学生のカップル。
このサプライズに見物人はもちろん、通りがかった人たちも次々見物にー
「ぶーーーーーっ!」
「さくらちゃんと李君だ!うっわー似合ってるね♪」
ーお色直しをして登場するたびに大勢のカメラのフラッシュに包まれていました。
中にはちょっと過激な南国風の民族衣装とかもありまして・・・顔を真っ赤にしてる新郎新婦の可愛さに
思わず見物人も笑みがこぼれっぱなしでしたー
「あが、が、ががが・・・」
ー最後にオーソドックスなキリスト式の衣装で、クライマックスは誓いのキスー
ぶつっ!!
「切らないでくださいよ、せっかくいいところなんですから」
「ん、桃矢、どこいくの?」
「・・・ちょっと日本ブレ〇ク工業に就職してくる」
「あそこ潰れましたよ」 「ただいまー」
「あ、お父さんおかえりー、って・・・なんで李君がいるの?」
「そこのスーパーでばったり会ったんですよ、以前学校の説明会で
考古学に興味持たれたみたいなんで、話がてら夕食に誘ったんです。」
「そうなんだー、いらっしゃい。」
「あ、ああ・・・」
「桃矢君は今修学旅行ですからね。ゆっくりしていってください。」
「は、はいっ!」
「それでね、この仮面は古代インカの遺跡から出土した貴重なものなんですよ。」
「ふんふん」
「でもこの仮面、最近ヨーロッパやエジプトでも破片が発見されれるんです。」
「え、どうして・・・」
「誰かが盗掘をして持ち去ったのでは、と言われていますが、不思議なことに持ち主は
みんな原因不明で亡くなっているんです。」
「じゃあそれは、インカの呪い・・・!?」
「いやぁ、お父はん上機嫌やなぁ」
「お兄ちゃんがああいう話に興味持たないからねー、うれしいんだよきっと。」
RRRRRR・・・
「あ、電話だ、出てあげなきゃ」 「今日は泊まっていきなさい、まだまだ面白い話や出土品もありますから。」
「え、いいん・・・ですか?」
『お父さーん、大学から電話ーっ』
「え、はい、はい・・・分かりました、すぐ行きます。」
「どうしたの?」
「なんかトラブルらしくて来てほしいそうです、すぐ戻りますよ。あ、彼は今日泊まりですから。」
「ほえっ!」
「///(コイツのこと考えてなかった)」
「お風呂沸いてますから入ってもらいなさい。じゃあ、待っててくださいね〜」
「・・・」
「・・・」
「やっぱり、帰る」
「え、でもでも、お父さん楽しみにしてたのに・・・」
「夜、女子の家に二人きりでいたなんて知られてみろ、そういうのは、良くないだろ。」
「じゃ、じゃあ、知世ちゃんも呼ぼうか、それならいいでしょ?」
「この時間に来られるのか?」
「こんばんわ、さくらちゃん、ケロちゃん。」
「よう知世、無理ゆーてすまんなぁ」
「入って入って、李君は今お風呂だから。」 「お先、風呂空いたぞ。」
「あ、李君こんばんわ。・・・あら?いけませんわ李君、後ろ髪に石鹸の泡が残ってますわよ。」
「なんや、しまらんなぁ小僧。」
「え?俺、頭は洗ってないけど・・・ってうわっ!」
「ほえええっ!何々!?李君の服から泡がいっぱい・・・あふれ出していく?これは、クロウカードの気配!?」
「あ、あははははっ!、く、くすぐったい、何だこれーっ!」
「こいつは、まさか・・・まさかっ!ついに、あの最悪の・・・あのカードが!」
「ケロちゃん知ってるの?」
「間違いない、こいつはあの・・・思い出すだけでもゾッとする、最凶の悪魔のカード!その名も・・・」
「その名も?」
「『バブル』やぁーっ!」
「はははははっ、ちょ、何とかしてくれーっ!」
「全身から泡があふれてますわ、いったいどうすれば・・・」
「落ち着け小僧!まずは本体を出さな、服を脱ぐんや!」
「わ、わかった。これで・・・っ!」
ずぼっ
「うわぁ!ちょ、ズボンの中に入ってったぁっ!」
「下も脱げ!外に出さんと封印もできんで!」
「(ほええ!ちょ、ちょっとそれは・・・)」
「で、できるかあっ!(女の子二人の前で・・・)」
「恥ずかしがっとる場合か!もおええ、わいが脱がす!」
「ちょ、ちょっとケロちゃん!」
「おりゃあぁぁっ!」
「まぁ♪」
「今やさくら!封印を・・・って、おらん?」
「さくらちゃんは今さっき、顔を抑えながら外に走っていきましたわ。」
「(知世は平気なんか・・・)」 「もうっ、何なのよあのカード!」
「バブルっておっしゃってましたわよね、どんなカードなんですの?」
「最悪のカード、って言ってたよね、そんな怖いカードなの?」
「ああ、あいつはな・・・体をキレイに洗うカードや。」
「ズコー」
「・・・他には?」
「それだけや。」
「何よそれえぇぇぇっ!」
「アホ!体は自分で洗うから耐えられるんや、他人に、ましてやそれを使命にするカードに
徹底的に洗われてみぃ!わいも何度クロウに面白がって洗われたことやら・・・」
『あははははは・・・や、やめぇえぇぇぇ・・・』
「ああなるわけですね。」
「///うわぁ・・・李君大丈夫かなぁ・・・」
「あいつもクロウの血筋やからなぁ、バブルの奴も昔を思い出して張り切っとるわ。」
「ゼェゼェ・・・ひ、酷い目にあった・・・」
「大丈夫、李君?」
「式服を持ってきてらしたんですね。お肌もツヤツヤになられてますわ。」
「で、カードは、どこいったんや?」
「と、友枝小学校の方面に、飛んで行った。」 「ああっ、女神像もツヤツヤに・・・」
「時計塔も鉄棒もピカピカだよ〜、ある意味、便利なカードだね。」
「言うとる場合か!おったで、あの泡の柱がそうや!」
「おい、気をつけろ、また来るぞ!」
「うん!」
「ああっ!さくらちゃんが泡の塊に飲み込まれて・・・さくらちゃん!」
「まずいぞ!完全に捕まった、これじゃ俺の二の舞だ!」
「ということは、こんどはさくらちゃんが全身を・・・洗われて・・・?」
「ああ!」
「くすぐったさに悶えるさくらちゃん、こ、これは・・・撮らねば!」
「・・・おい。」
「ぷはっ!」
「さくらちゃん、大丈夫ですの?」
「うん。」
「全然平気みたいだな・・・」
「というか、私なんにもされなかったよ。」
「そういえば、ケロちゃんは?」 「うひゃひゃひゃひゃ・・・やめんかいこのアホーっ!」
「あ、ケロちゃんが標的になってる。」
「(あらあら守護者さん、しばらく会わないうちにずいぶん汚れてますね〜)」
「こ、こら〜っ!傍観しとらんではよ何とかせんかーいっ!」
「とりあえず、風華招来!」
「泡を風で飛ばしましたのね、あの娘が本体ですか。」
「今だ、早く封印するんだ!」
「汝のあるべき姿の戻れ、クロウカードっ!」
「大丈夫か?」
「うん。」
「良かった・・・」
「ワ、ワイの心配も、してや(ぐったり)」
ー1年4か月後ー
『おい、気をつけろ、また来るぞ!』
『うん!』
「李君が香港にお帰りになってから、4か月ですわね。」
「///・・・うん(あんなコトもあったなぁ・・・)」 考えてみたら、バブルってほとんどソー〇嬢じゃねぇか
クロウ、お前やっぱモテなかったんとちゃうんかいw >>11別分岐
パワー「私も参加する〜、元気倍増のドリンクおいておくね」
ファイト「ふ、甘いな。若いんだから勢力よりテクが問題だ、ファイト様監修48手の本を置いておこう」
パワー「・・・武蔵丸印、相撲の決まり手48手とかありますけど」
カード達「黒歴史を掘り返すなーっ!」
さくら「せ、せっかくカードさんたちが作ってくれたベッドだし、使ってみよっか」
小狼「あ、ああ・・・」
カード達「ktkr!」
スリープ「私もお役に立ちたいですぅ〜(キラキラ〜)」
さくら「くー」
小狼「ぐー」
カード達「何やっとるかこのドアホーっ!!!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています