昔「威嚇する猫を飼って1ヶ月が過ぎた」を建てた
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子供の頃に少しだけ猫を飼ってた事があるんだけど
世話は殆ど母親がしていたので、自分で世話をするのは初めてだった ネットの里親募集しているサイトで可愛い三毛猫を見つけたのがきっかけ 猫を飼うなんて考えていなかったんだが
色々と心の拠り所が欲しくなって
元々猫は大好きだったので、もし飼うのであれば
里親募集しているボランティアさんから
譲ってもらおうと思っていた 色々な猫が里親を募集されていて
その中で目に止まったのは9ヶ月の三毛猫だった 俺は嫁と二人暮らしをしていんだが
嫁も猫を飼った事が無かったので
子猫ではなくて少し成長している猫の方が
飼いやすいと考えていた 心にとまった三毛猫に会ってみたくなって
サイトに載っていた連絡先に、メールでコンタクトを
取ってみる事にした すまない
何も書き留めていないので
思い出しながら書いている ボランティアさんからは、確か翌日にはメールで返信が来た メールの内容には下記について問い合わせがされた
・俺の身分などの所在について
・家族構成
・猫を飼う予定である環境
他にも聞かれていた事があったかもしれないけど
覚えているのはそれくらい それには
「もし、あなたが引き取った猫をどうしても飼えなくなった時にどうしますか?」
と書かれていた 後から考えれば当然だと思うが
飼う前から飼えなくなる事を考えていなかったので
俺は返答に困った もし自分達が飼えなくなった時に頼れる知り合いはいなかったので俺は
「もし猫を飼うのが難しい状況になった場合
ボランティアさんと同じように里親を募集します」
というような回答をした こんな回答をしたら、断られるかもしれないと
俺は考えた 確か、同日にボランティアさんからは返信が来たと思う メールには、ペットではあるけれど
家族の一員として迎入れて欲しいというような
内容が書かれていた そして、ボランティアさんのメールには
「本当に猫を世話している人は他にいて
その人はネット関係が全然出来ないので
私が代理でサイトに募集を出しています」 「私からも1さんの人柄を伝えておくので
1さんからも世話をしている人に
本当に猫が飼いたい事を伝えて欲しい」
というような内容と一緒に、本当の今の飼い主さんの
連絡先を教えてもらった 連絡先に電話してみると、飼い主さんは年配の女性だった 飼い主さんに、今住んでいる環境と家族構成を伝えて
次の休みに家に伺わせてもらう約束をした 確か、家からは電車を使って1時間半くらいの
距離だったと思う 飼い主さんの家は戸建てで、部屋の一室に数十匹の猫が住んでいた ボランティアで猫を保護するのは
大変な事なんだと思った それと同時に、狭い一室に沢山の猫が住んでいる環境が
猫にとって可哀想だと自分勝手に考えてしまった 家族として迎え入れようと考えていた猫は
全然人馴れしていなくて、少しでも近づこうとしたら
物凄く威嚇をされた てっきり抱っこも触るのも簡単に出来ると
思い込んでいたので、近づく事も出来ない猫だとは
考えてもいなかった 俺も嫁も猫をきちんと飼ったことが無かったので
こんなに人馴れしていない威嚇する猫を
飼えるのだろうか?と心配になった。 俺はそこで飼い主さんに
「数分だけ考えさせて下さい」
というような事を伝えた気がする 引き取らせてもらう予定の猫だけ
まったく人慣れしていない様子だった ずいぶん連投して書き込んでいるが
規制は大丈夫だろうか
今の2ちゃん?5ちゃんのルールをよく知らないで
投稿を続けている
途中で書き込みが止まってしまったら
申し訳ない 猫の飼育経験が無い自分達が
最初に飼う猫としてはハードルが高くないだろうか?
もっと人慣れしている猫にするべきではないか
でもここまで来て、飼い主さんに
「別の猫にします」
なんて言ったら、猫を譲ってくれないのでないか? 時間にして2,3分位だったと思うが
俺は色々な事を考えてしまった 誰も見ていないかな
俺だけ投稿を続けていても大丈夫だろうか 俺は医学するその猫を暫く見ていた
そして1つの事を考えた 子猫や人馴れしている猫は
新しい飼い主が見つかる可能性はあるだろう
でも、この威嚇が凄い猫を引き取ろうとする人は
他にいるだろうか もし俺が引き取らなかったら
この猫は一生人間は怖い存在のままだろう
と勝手に考えてしまった 今の飼い主さんに保護されるまでの
野生として生きている間に
もしかしたら人間に怖い思いをされたのかもしれない
と、また勝手に想像してしてしまった 以前、ペットショップの人から
野生の猫を保護して飼った話を聞いた事を思い出した その人から、最初の1ヶ月は威嚇が凄かったが
その1ヶ月が過ぎたらとても甘える猫になった
と言っていたのを思い出した 俺は、1ヶ月間、毎日愛情をかけて接していれば
懐いてくれるだろうと考えた。
そして1ヶ月であれば大した長い期間では
ないだろうと考えた 飼い主さんは手作りの網を用意して
猫を捕まえてキャリーバッグにおさめた ここから、俺が最初に考えていた1ヶ月間が
実はもっと長く、そして俺達夫婦にとっても
経験のした事の無い生活の始まりだった 飼い主さんは
「やっと嫁ぎ先がきまったね。良かったね」
と猫に話しかけていた すまない
今日の報告はここまでにするよ
また時間が取れたら初めて家にやってきた時の
話から再開しようと思う >>55
ありがとう
見ていてくれている人がいると思うと嬉しい
トリの使い方がよく分からないが
これで大丈夫だろうか 今夜また少し投稿しようと思う
良かったらまた見に来て欲しい 昨日の続きを報告しようと思う。
投稿していて後から思い出した記憶もあるので
投稿が前後するかもしれない。
また色々と表現の乏しい駄文に付き合ってもらえると
うれしい。 猫を引き取る事を決めた俺は
飼い主さん夫婦の車に猫と一緒に乗せられて
俺の自宅までむかった 家はペット飼育可のマンションで
完全室内飼いを考えていた
完全なる飼いは猫の引き渡し条件でもあった 飼い主さん夫婦を猫を住ませる予定である
リビングへと案内した リビングを見た飼い主さん夫婦は
「これなら10匹くらい飼えるね」
と安心した様子だった いきなり猫をリビングに放しても
きっと不安になると思ったので
リビング隣にある6畳和室一室を猫専用にして
慣れるまで住まわせる事にした。 キャリーバッグから猫を出すと
猫は一目散に段ボールに隠れた。
飼い主さんは使っていた段ボールケースを
持って来てくれていてその中に隠れた。 飼い主さん夫婦から、まずは一週間のトライアルとして
猫を飼い、その様子を一週間後に連絡するように言われた。 それから、飼い主さんが用意した契約書を
確認するように言われた。
細かい内容は忘れたが、きちんと猫を飼えないと
思われた場合には引き渡しを拒否される
とかだったと思う。 俺は契約書にサインをして、飼い主さんが
保護をしていた期間に行った避妊手術費用
(確か15000円くらいだった)を渡した。 猫がいつ来ても良いように、カリカリと水と
根の砂は準備していたので和室に置いた いきなり知らない所に連れてこられて
知らない人間と一緒になったのは疲れただろうから
和室の襖を閉じて猫だけにした。 すぐ横のリビングで嫁とテレビを見ながら
俺は
「姿は見えないけれど猫がいるんだよなぁ」
と実感無く思った この写真は家に来て少し時間が経ったもので
実際には最初の1ヶ月間はずっと段ボールに
隠れたままだった。
https://i.imgur.com/6MMKUSb.jpg 初日は段ボールから姿を現すこと無く
隠れたままだった。 翌朝、カリカリを見ると全然減っておらず
まったく食べた様子は無かった。
猫砂も汚れていなかった。 飼い主さん夫婦からは、帰り際に
「猫は環境が変わると3日位餌を食べない時もある」
と聞いていたので、心配はしなかった。 翌日もカリカリは減っておらず、猫砂も汚れていなかった。 でも3日目の朝に確認したところ
カリカリを食べており、猫砂も汚れていた。 しかし、4日目以降も全く姿を見せず。
言われないと猫がいるとは思えない静けさだった。 でもカリカリも食べており水も飲んでいる様子。
きちんと排便も出来ていたのでまずは一安心だった。 時々、猫が隠れている段ボールを様子見のため触ると
激しい威嚇のシャー。
時間を少しあけてもう一度試すとシャー。
これが最初の一週間続いた。 トライアル期間の期限だった一週間は
あっという間に終わった。 最初に猫が慣れるまで1ヶ月くらいかかるだろうと
考えていたものの、このまま飼い続けられるのか
俺は不安を感じた。
なにより生きている動物を無責任に飼えると言い切れる
自信が無かった。 俺は飼い主さんにトライアル期間を
もう一週間延長の希望をして了承してもらった。 しかし延長した一週間、何も進展は無かった。
相変わらず猫の姿は一切見えない。
段ボールに近づくシャー。
変化があるのはカリカリと水の量、猫砂に溜まる便。 俺達夫婦が飼っているのはただの猫ではなくて
イリオモテヤマネコではなかろうか?
などどバカな考えも浮かんでしまった。 さて、飼い主さんにはなんて言おうかと考えた。
もうトライアルの延長はお願い出来ないだろう。
そこまでしてやっぱり飼うのは無理でしたとは言えないと思った。 飼い主さんに言えるのは
1. 飼うのは難しいから引き取れないと断る
2. 正式に引き取らせてもらう
の二択だった。 この猫は産まれて3ヶ月頃に飼い主さんが保護して
それから半年間経過していた猫だった。
俺は飼い主さん達はこの猫を触れるようになるまで、
そもそも威嚇されなくなるまでにどれくらいの時間が
かかったのか、それを聞いて考えてみようと思った。 2週間のトライアル最終日、飼い主さんに電話をした。 俺は
「飼い主さんがこの猫を触れるようになるまで
どれくらい時間がかかりましたか?」
と聞いた。
すると飼い主さんは 飼い主さん:「触ったこと無いですねぇ」
俺:「・・・。」
俺;「それでは威嚇されなくなるまでに
どれくらい時間がかかりましたか?」
飼い主さん:「ずっと威嚇されていましたねぇ」
俺は自分が冷静になるように努めてから
あらためて考えてみた。 半年間世話をしていた飼い主さんでも今と同じ状況だとしたら、
この猫が懐くのは難しくてないだろうか?
今まで猫を飼った経験の無い俺たち夫婦には
この猫はレベルが高すぎるのではないか? しかし、最後におれが心に決めた事柄は
もしこの猫を返してしまったら、きっと誰も
この猫を引き取りたいと思う人はいないだろう
と、初めて猫に会った時の気持ちが甦ってきた。 飼い主さんには正式にこのまま
この猫を家族の一員として譲って頂きたい旨を話した。 確かその夜に、最初に連絡をしたボランティアさんからメールが届いた。
そのメールには、1ヶ月ごとにネコの経過報告をメールで必ずするように書かれていた。 物ではなくて人間と同じ生き物なのだから
ボランティアさんや飼い主さん夫婦の心配な気持ちは痛いほど理解出来た。 1ヶ月までまだ半分しか経過していないと
俺本来のあまり深く悪いようには考えない性質もあり
取り敢えずあと2週間様子見してみようと思った。 そして1ヶ月が過ぎた。
初めて猫が家に来てから殆ど状況に変換無し。
確かこのあたりで
「威嚇する猫を飼って1ヶ月が過ぎた」
というスレを10年前に建てた。
そのスレには、ここで書いたような詳細は描かず、
とにかく猫が懐くのはためにどうすれば良いのか?
という相談をした記憶がある。
結局は明確な答えは見つからなかった。 すまない。
今日の報告はこれくらいにしておくよ。
明日また報告出来ると思うが、
明日は1ヶ月が過ぎて、その後の猫と俺達夫婦について
報告出来ればと思う。
ほとんど誰も見ていないとおもうが
見ていてくれた人、今日も駄文に付き合ってくれて
ありがとう。 今見直すと、誤字脱字が多いね。
申し訳ない。
10年間までの話は恐らく2,3日で終わると思うので
最後まで付き合ってもらえると嬉しい。 当時の威嚇する猫のログ見つからないね
2ちゃんねるで読んだのかログで読んだのか思い出せないけど面白いし興味深いので是非最後まで書き切ってくれたら嬉しい!
楽しみにしてるので頑張ってくださいね >>109-110
ありがとう
10年前に投稿した当時、まとめサイトにも載ったけど
スレが削除されてしまったので残っていないと思う
また後で報告しに来るので
良かったら見に来て欲しい 今日は猫が家に来て1ヶ月が過ぎても
猫との関係性にあまり変化がなかった為、
俺はリビングと和室を遮っている襖を開けた。 数日間は変化が無かったが、1週間もすると
俺達夫婦がリビングに居ても猫は段ボールから
出てくるようになってきた。 だからといって猫との距離が大きく縮まった訳ではなかった。
少しでも近づくとシャーという鬼の形相をする事は忘れていなかった。 しかし、一定の距離を保っていれば
猫は段々とリビングの中を動き回るようになってきた。
リビングの隅や近くのキッチンカウターで
寛ぐようになってきた。
ピンボケで申し訳ない。
https://i.imgur.com/h8lXiZT.jpg この頃から、俺は猫が威嚇しないギリギリの距離まで近づいて、
毎日声をかけるようにした。 そんな事をしながら3ヶ月が経過すると
猫は威嚇をしなくなっていた。
もちろん、まだ猫は触らせてくれなかったが。 ゆっくりではあるが、確実に猫との距離が縮まって来ているのが分かった。 継続して猫には毎日声をかけていた。
しかしそれ以上に猫とは無理に距離を詰めようとはしなかった。
きっともう少しで触れるようになると信じながら。 半年が経過する頃、猫は俺達夫婦のかなり側まで近づいてくるようになっていた。 俺はもう大丈夫だろうと猫に手を伸ばしたら、
猫はさっと離れてしまった。 まさか半年が経過しても、猫に触れないとは考えていなかった。 これまで気長に懐いてくれるまで待っていたつもりであったが、
これは本格的に覚悟を決めないといけないと感じた。
あと半年間、1年は様子を見ようと。 俺は昼間は会社に出勤していた為、必然的に嫁の方が
猫との時間が長い。
まずは先に、猫が嫁に懐いてくれる方法を考えた。 猫に声をかけさせて毎日かつおぶしをあげさせていると、
とても嬉しいのか、猫は嫁の足元の直ぐ側まで近づいて
スリスリするような仕草をしながら、かつおぶしをもらいに近づいて来るようになった。 俺は変わらず毎日、猫に声かけ。
嫁は毎日ねこにかつおぶしをあげて。 驚きと喜びは突然に来るものだと感じた。
それは猫を招き入れてから、10ヶ月が過ぎた頃だった。 いつものように俺は嫁と一緒にリビングでテレビを見ていた。 俺はいつものように猫に声をかけて、特に気にせずテレビを見ていた。 ふと5分くらいして横を見ると、ネコはまだそこに居た。 猫は俺の顔を少し見ると、迷いなく俺の膝の上に登って来た。 俺は猫の名前を呼びながら、優しくゆっくりと身体を撫でてあげた。 この時の出来事は昨日のようにハッキリと覚えている。 それからの猫の様子は、信じられない位の甘えん坊になった。 俺と嫁の側に来るとアウアウないて、
ゴロンと目の前で転がると、自分の身体を触らせた。 この時になって気づいたのだが、
家のネコはニャーと鳴かなかった。
アウアウと、子犬のように鳴いた。 気になって、俺は某Q&Aサイトに質問したところ、
猫は必ずしもニャーと鳴く訳ではなくて、
他にも違う鳴き方をする猫がいる事を知った。 今までもそうであったが、その頃は完全に猫中心の生活になっていた。 爪研ぎや猫じゃらしから始まって、最後にはネコタワーまで買ってしまった。
ただ絶対に喜んで貰えると思って買ったねこちぐらには、全く入ってもらえなかったのは悲しかった。 この頃になると、猫は幾つかの言葉を理解出来ている事が分かった。
自分の名前やかつおぶしなど。 うちの猫は、遊んで欲しい時にはいつも自分からアピールしてきた。 猫じゃらしで遊んで欲しい時は、自分で猫じゃらしを咥えて持って来て、
レーザーポインターで遊んで欲しい時には
俺がソファーに座っている時に猫タッチをして来た。
猫タッチとは、ソファーの後ろの方から凄い勢いでやって来て
ソファーの上の方にネコがタッチした。 猫は6才くらいまではとても戯れていたが、
7才頃になると全然戯れなくなってしまった。 2020年、世の中がコロナ禍となり、俺の仕事は
殆どリモートワークになった。 毎日リビングで、膝に猫を乗せながら仕事をする。
とても癒された。
巣篭もり需要が高まりまり、犬や猫を飼う人が増えたのは
とても理解出来た。 今日、最初に報告を始める時に伝え忘れてた。
ここからは少し汚い表現が含まれると思う。
申し訳ない。
そして、内容によっては気分を害する人がいるかもしれない。
もし気にすると思う人は、ここから先は読まないで欲しい。 朝起きてリビングに行くと、嫁に
「猫。餌と一緒に血みたいなの吐いてるよ」
と言われた。 猫を飼っている人は分かると思うが、
猫は時々毛玉を吐くことがある。
餌だけだったり。 朝、夜目が起きてリビングに入ると
餌と思われる吐いた物の中に、血のような赤い物が
混じっていたそうだ。 見つかったどの答えも、最終的には獣医に見せないと
正確には分からないというものだった。 家の猫は俺達夫婦にはとても懐いているが
他の人には未だに威嚇する事を忘れていなかった。
そして抱っこが大嫌いでキャリーバッグに入れた事が無かった。 獣医からは、人馴れしていない猫は病院内から
脱走する可能性もあるので
連れて来る時は必ず洗濯ネットに入れて来るように
言われた。 俺は嫁と猫を洗濯ネットに入れられるか
何度もチャレンジした。 しかし、何度チャレンジしても猫を洗濯ネットに
入れる事が出来なかった。 洗濯ネットに入れる事はおろか、抱っこさえ出来ないのに
連れて行けたとしても薬を服用出来るのか?
バカな俺はこんなことを考えてしまった。 嫁に
「猫は病院に連れて行けるようになったら連れて行こう」
と。 それから3,4ヶ月くらいだっと思う。
時々血を吐いていた猫は血を吐かなくなった。 俺と嫁は安心した。
今となっては安心してしてしまった。 猫の様子はあまり異常は見られなかった。
変わらずカリカリは食べていて、排便も問題は見られなかった。 それから暫くすると、猫は食べ物好みが変わって来た。 今までも、それまで食べていたカリカリを突然食べなくなる事はあった。
その場合は別のカリカリに変えると、また食べるようになっていた。 でも今回は、変えても数日したらすぐに食べなくなる事を繰り返し始めた。 それでもまったく食べないという事はなく
カリカリからウエットフードに変えたら
また食べるようになった。 この頃、猫はおしっこの量が凄く増えた。
普段の3,4倍くらいに。 あれだけ大好物だったかつおぶしを猫が食べなかった。 俺は限界に近づいたと感じた。
いくらバカな俺でも。 あれだけ洗濯ネットに入れる事はおろか
抱っこも出来なかった猫が
簡単に抱っこして洗濯ネットに入れる事が出来た。 血液検査とCTの結果から獣医さんは
「腸がとても荒れている。
これ以上の検査は開いてる中を見ないと分からない。
今は衰弱がとても酷いので、腸炎を抑える薬を飲ませて様子見しましょう」
と言われた。 生理食塩水のような液体を注射してもらい
猫を連れて帰ってきた。 俺が身体を押さえつけて、よめが口を開けさせて
薬を飲ませた。
猫はニャーと僅かに漏れる声を上げながら
必死に抵抗した。 この日から毎日、朝と夜に生理食塩水の注射と
4種類の薬の服用が始まった。 獣医さんから
「注射はご自宅でしてあげる方が良いですよ」
と言われた為、やり方を嫁と一緒に教わって帰った。 猫は明らかに弱っていた。
殆ど動く事がなくじっとしていた。 俺は猫が食べれそうな色々なフードを買ってきた。
ちゅーるーだったり、スープ的なものだったり。 色々と猫にあげてみると、固形物よりもスープ的なフードの方が舐めてくれた。 それだけでは明らかに栄養不足なのが分かったので
獣医さんから強制給餌のやり方を教わり実践した。 その日も朝と夜の注射と強制給餌、と言っても殆ど食べさせてあげられなかったが、
薬を服用させた。 猫は俺の膝の上でぐったりしていた。
見られなかった少しも身動きもせず。 とめどなく涙か溢れてきて
膝の上にいる猫の姿が見えなくなった 溢れてくる涙を何度も手で拭っても
すぐに目の前が見えなくなった。 俺は何も出来ず、ただただ泣くことしか出来なかった。 次の日も2回の注射をした。
せめて水分だけでも取らせてあげたかった。 俺はまた泣きながら猫を優しく撫でていた。
何度も猫に謝りながら。 実の両親が亡くなる時にも泣かなかったのに
今日も泣いていた。
この数日間、数えきれないぐらい泣いた。 俺がいくら泣いても猫の苦しみが取れる訳でもないのに。 今まで猫砂で用を足していたのに
もう猫砂まで歩いていけなくなっていた。 オシッコを済ますと、猫はコタツの向こう側まで歩いて行き、
そして俺の顔を見ながら何度も瞬きをした。 その姿は、猫砂で用を足せなかった自分自身へのショックなのか
俺に対して猫砂で用を足せなかった謝罪のように思えた。 俺は猫の側に行って優しく頭を撫でながら
「お前は何も悪くないよ」
と泣きながら声をかけた。 もう、猫砂まで歩けなくなってしまった。
もうダメだ。
信じたくないけれど確実にお別れが近い事が分かった。 猫はリビングから和室に行くと、そこで倒れた。
猫あるあるの突然にゴロンとするのではない。
明らかに力尽きて倒れた。 俺は猫を抱き上げようとした。
猫は首がすわっていなかった。 俺は優しく頭も持ちながら、猫を抱き抱えて
ソファーまで連れて行った。 猫が寒くないようにソファーの上にタオルを敷いて
その上に猫をねかせて、上からタオルケットを掛けた。 猫は目を閉じていて、少しだけ口を開けていた。
僅かにお腹が上下に動いていて、かすかに呼吸をしている事が分かった。 少しすると、猫は水のような便をした。
酷い下痢をしていた。
もう身体中の力が抜けてしまったのだろう。 嫁に
「もう明日の朝まではもたないと思う」
と伝えた。 俺と嫁は猫の側にいて、ただ猫を見守る事しか出来なかった。 それから2時間くらい経過しただろうか。
横たわっていた猫は突然、両前足で自転車の
ペダルを漕ぐように動かし始めた。 それから少ししたら、今度は逆エビゾリのように身体を何度かそらした。 元の姿ではなかった。
猫は天国に旅立ってしまった。 俺のあと10年、20歳まで長生きして欲しいという願いは
俺の愚かな選択で摘み取ってしまった。 すまない。
今日の報告はここまでにしておくよ。
ハッピーエンドを期待していた人がいたら
申し訳ない。
多分、明日で完結させられると思う。
もし何か質問があれば、完結後に受け付けるよ。
今日も駄文に付き合ってくれてありがとう。 申し訳ない。
誰も望んでいないエンディングになってしまったので
報告を止めようと思う。
これは創作でも余計な脚色もしていないつもり。
ただ事実を報告したつもりだったけど
不快な思いをさせてしまった人にはお詫びします。 ちょまって!
犬猫板にあると思ってずっと更新待ってたらまさかのペット板だった
ウチには今3か月の子猫が3匹いるからその子たちを思うと涙でぐちゃぐちゃになってしまったけどいつかはそんな日も来るわけで
ぜひ続きお願いします ハッピーエンドを期待した人にショックを与えるつもりはなかった。
不快に感じさせてしまった人には申し訳ない。 このまま途中で止めてしまうと、誤解を与えたままになってしまうと思ったので
最後まで報告させてもらおうと思う。
今日が最後です。 以前スリスリ甘えていた猫は、すっかり姿が変わってしまった。
衰弱してとても小さい姿になっていた。 3.6kg程度あった体重は2.2kgにまで痩せていた。 この数日間、苦しそうにしていた猫は少し安らかな姿に見えた。 苦しみから開放された猫に、俺は気持ちが少し救われていた。 辛そうに時々アウアウ鳴いている猫に、何も出来なず泣いてばかりいた俺は
もう苦しまなくて済む猫の姿に気持ちが救われていた。 この1週間、俺たち夫婦は猫の看病に付き添っていたため
嫁に今日はもう寝るように伝えた。 俺と猫だけになったリビングは、テレビから小さな音だけが響いていた。 俺は猫を撫でながら、これまでのことを振り返っていた。 初めて家に来た日のこと。
ずっと威嚇され続けて、なかなか懐いてくれなかったこと。 威嚇するのが止まったけれど、全然触れない日々が続いたこと。
少しずつ近づいてきて、俺たち夫婦に興味を持ち始めたこと。 初めて触れるようになった日のこと。
初めて手から食物を食べてくれるようになった日のこと。 初めて膝の上に乗ってくれるようになった日のこと。
一緒に沢山遊んだ日々のことを。 そして苦しんでいるにも関わらず何も助けてあげられなかったこと。 溢れる涙を手で拭いながら、もう眠りから永遠に覚めない猫を
優しく、そしてゆっくりと何度も撫でながら、沢山の思い出を振り返っていた。 俺はボランティアさんにメールで最後の経過報告をした。 メールには俺の家族として迎えられた猫が幸せだったと書かれていた。
ボランティアさんからのメールを読むのは心が痛んだ。 俺は、ボランティアさんに猫が助からなかったのは、俺が見殺しにしたからだと伝えられていなかった。 この家で嫁と二人だけの夜を過ごすのは10年ぶりだった。 翌朝、猫が生きている間は縁起が悪かったので調べていなかったペットの葬儀について調べた。 比較的近所のペット専門の葬儀場に電話で予約をした。
俺は猫の個別葬をお願いした。 近所のホームセンターでダンボールを買ってきて、中にタオルケットを敷いて猫をゆっくりと寝かせ、
身体を保冷剤で囲った。 まだ保冷剤で囲んだばかりなのに、猫の身体はとても冷たかった。 猫と過ごした最後の一日をどうやって過ごしたのかあまり記憶が無い。
気づけばもう夜になっていた。 今まで笑って見ていたテレビ番組が、とても空虚なものに映っていた。 願掛けのため控えていたお酒を飲みながら、猫と二人だけの最後の夜を過ごした。 朝を迎え、俺は嫁と一緒に猫を葬儀場に連れて行った。
葬儀場には、別の家族が先にお別れをしている姿があった。 受付の人に伝え、猫の葬儀の準備をすすめてもらった。 棺桶に相当するカゴに、猫をダンボールから移して寝かせ直した。 葬儀場の人に用意してもらっていた生花で、猫の周りを飾った。 係の人から
「これが猫ちゃんの姿が見れる最後です。お別れとなります」
と声をかけられた。 こうして猫を個別に火葬してもらい、お骨を家に連れて帰ってきた。 もう苦しむ猫の姿が無いのにも関わらず、俺はそれから
数日の間苦しんでいた猫の姿を思い出して泣いた。 辛くて見ることが出来なかった、スマホに保存していた猫の画像や動画を見なおした。 俺は猫の写真や動画が、10年間一緒に暮らしていたはずなのにとても少ないことに気づいた。 日々の幸せだった出来事は決して永遠に続く訳ではないのに、
俺はそれが永遠に続くことだと錯覚していて
猫の記録をあまり残していなかった。 猫との幸せだった出来事の、その殆どが俺の記憶にしか残っていなかった。 日々猫との思い出が薄くなりはじめていて、曖昧な記憶となっていることが辛くて
自分自身の記憶の整理をしたかったので、ここに文字として記録を残させてもらった。 猫がいなくなったことは俺たち夫婦にとってとても大きな事であったが
日々日常はいつもと変わらず過ぎていった。 猫中心だった生活は体中に染み付いており、リビングの扉を開ける時に、
猫が逃げ出さないようにゆっくり開けるとか
こたつに足を入れる時に、中にいる猫を蹴っ飛ばさないようにそっと足を入れるとか。
暫くは無意識の行動が俺も嫁も続いていた。 夜になると、俺は誰も居ないリビングで一人、猫の名前を呼んでみた。
カーテンが風で揺れ、猫がいると錯覚するような事が起きないだろうか。
猫の声が空耳で聞こえないだろうか。
そんな馬鹿な事を何日か繰り返した。 猫がいなくなって数日後、俺と嫁はテレビを見ながらリビングで過ごしていた。 俺は嫁に
「猫を飼っていた人達の中で、猫が居なくなってから猫の足音を聞いたり鈴の音を聞いた人がいるらしいよ。
家には帰って来ていないみたいだね。」
と言ってみた。 すると嫁から
「この前、朝起きてリビングに入ったら、隣の和室に片付けていた猫のおもちゃが外に出ていたよ。
もしかして猫が遊びにきたのかと思った。」
と言われた。 きっと何かの思い違いで、片付け忘れていたおもちゃだったんだろうと思った。
でも心の中で本当に猫が遊びに来たのかもしれないと嬉しかった。 それと同時に、俺は猫がいなくなってからそのような体験はしておらず、
夢でもいいから猫に会いたいと思っていた。
空耳でもいいから猫の声が聞きたかった。 きっと猫は俺のことを恨んでいて、たとえこの家に遊びに戻って来ることがあっても
俺の前には戻って来ないだろうと思った。 心の中で、猫の冥福を祈り、もう数え切れないくらいの謝罪をした。 1週間が経過した頃、元飼い主さんから電話があった。
ボランティアさんが元飼い主さんに連絡してくれたのだろう。 元飼い主さんは電話で
「私に引き取られて猫ちゃんはとても幸せでしたよ。ありがとうございました。」
と感謝された。 俺は
「そうですかねぇ。」
としか言葉が出なかった。
元飼い主さんにも俺が悪かったことを言えなかった。 その日俺は一人リビングで、特に集中する訳でもなくテレビを見ていた。 すると隣の和室から
「アウ」
と猫の鳴き声が聞こえた。 ただの空耳だろう。
でも俺のところにも猫が少し帰って来てくれたのかもしれないと思えるの事が嬉しかった。 猫がいなくなって3ヶ月が過ぎた。
大分ペットロスが解消されたと思っていたが、ここで投稿しながら色々な事を思い出したら
また何度も泣いてしまった。 あまり俺が悲しんでいると猫が成仏出来ないと思うので、気持ちの整理と
早く、今度はもっと幸せに生まれ変われる事を願って報告させてもらった。 長々と一人語りを続けて申し訳なかった。
以上で俺たち夫婦と猫の10年間の出来事だった。 今日まで俺の駄文に付き合ってくれた人ありがとう。
誰もいないかもしれないけれど、何か質問があれば答えます。 猫が逝ってしまうまでの流れを言葉にして吐き出すのは一つの昇華の方法だと思います
私も15年飼った子を亡くして茫然自失でしたが「細かい記憶がなくなる前に…」と思い、体調不良になってから死ぬまでの怒涛の2週間の記録をだれに見せるわけでもないのにワードに書き込みました
自分の記憶や感情を言葉にしようとする作業は、仕事をしているときは少しは悲しいのを忘れられるような感じになりました、そして猫の死まで書き切った時はなぜか少し心が落ち着きました
そして多少時間が経った今でも読むだけで泣けてきます、しかしそれがあってこそ亡くなった子を時間が経っても鮮明に思い出せるトリガーみたいなのになってくれてます 最後までありがとう!
泣くわこんないい話
飼い主さんも奥さんもよく頑張ったから自責の念に囚われず猫さんとの思い出を大切にして下さいね
猫さん安らかに旅立てて良かった
ご冥福をお祈りしています
ところで爪切りやシャンプーはどうしてたの? >>303-304
見ていてくれてありがとう。
爪切りはぐっすり寝ていた時に
一本ずつ切っていたよ
全部切る頃には、最初に切った爪が伸びてたかなぁ
シャンプーは一度もした事がなかったけど
全然臭いばしなかったよ >>305
爪切りはなんとかできてたんだねー
それは良かった
またいつか猫を迎えたいと思う? >>306
またいつの日か猫を迎えたいと思う。
今度は別の種類の猫がいいかな。
同じ三毛猫だと、どうしても比較してまいそうで
新しく迎えた猫にも失礼になってしまうよね。
またボランティアさんから譲ってもらえると嬉しい。
次も人馴れしていない猫を迎え入れられたらと思う。
この10年間は猫中心の生活を続けていたので
まともに旅行にも行かず、一日も家を空けられなかった。
少しこれまで出来なかった旅行を嫁と一緒にしたいので
恐らく5年後位に新しい猫を家族に出来るといいな。 今度は猫に何か異常が見られたら
どんなに暴れても無理矢理にでも病院に連れて行くよ >>307
猫との生活に戻る意思があるのを聞けて安心したけど主さん優しいな
また威嚇猫選んじゃうんだw
人懐っこい猫の良さも知ってほしいなとかお節介にも思ったりするけどそうじゃない猫が懐いた時の喜びはもっともっと膨らむよね
うちは先代を亡くしてからもう猫は迎えないと思ってたけど4年経って結局また猫との暮らしが始まったよ
4年の間の2年はコロナ禍だったけど旅行は行きまくったなー
猫がいるとできない事今のうちに楽しんでね >>309
ありがとう
猫に限らず家族として暮らしていた動物を失う事は
とても辛いよね。
失った時の悲しみや辛さを考えると、もう一度家族として迎え入れるのは躊躇してしまうけど
猫に限らず全力の信頼で愛情を返してくれる幸せは
何物にも変えられないよね。 そろそろROMに戻ります。
もし全然懐いてもらえず悩んでいる人がいたら
時間がかかるかもしれないけれど、信じて接していたら
必ず懐いてくれるから
諦めないで欲しい。
動物に愛してもらいたければ、先に飼い主が愛情を注げば大丈夫だと思う。
このスレが少しでも誰かの役にたてれば幸いです。 人間不信な猫さんでも主さんと心を通い合わせる事ができてなお主さんの人生を豊かにしてくれた存在なんだとよく伝わりました
猫さんの事を1番理解していたのは主さんだから猫さんも頑張ってくれたよね
よい話をありがとう
主さんご夫婦と猫さんと未来の猫さんに幸多からんことを願ってます >>311
言わせてくださいお礼をありがとう悲しくて優しいお話でしたかけがえない家族の 仕事休憩時間に読んで涙腺崩壊してしもうた。うちの猫も子猫なのに1ヶ月ずっとシャーシャー言ってた。心開く時が来るのか?と不安にも思ったけど野良のお母さんに人間怖いって教えて貰ってたんだろうと、気長に接しました。今はデレデレの甘えん坊でもう7歳、時間さえかければ心は通じる! 生まれ持った性質もあるんだろうな
うちのは11ヶ月野良兄弟でも兄はすごい人懐こい、だけど妹はシャー子
まあそれがかわいいんだが ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています