歴史修正主義のタワゴトの一つに、現在の価値観で過去を断罪するな、というものがありますが、むしろ我々が歴史の中に存在しているということは、「未来から検証され続ける存在である」ということではないでしょうか。

だから、歴史修正主義を増進している今の政府が、自分たちの意思決定に関わる文書や資料を残そうとしないのは、ある意味では必然なのかもしれません。過去の検証を拒否する者は、未来から検証されることを拒否する。彼らは過去だけでなく、未来をも修正しようとするわけです。