http://japan.cnet.com/news/business/35026933/

 北米で実施したスマートフォン購入予定者へのアンケートで、Appleの「iPhone」が首位に立った。しかし、
その優位性はサムスンに奪われつつある。

 ChangeWave Researchが米国時間1月15日に報じた記事によると、今後90日以内にスマートフォンの購入
を考えている4000人のうち50%がiPhoneを購入する予定だという。これは悪い数字ではないが、「iPhone 5」
の発売直後に実施した前四半期の調査結果である71%からは下落している。

 同記事によると、同じ時期にサムスンのスマートフォンに注目したユーザーは13%から21%に上昇したという。

 ChangeWaveのPaul Carton氏は声明で「サムスンのスマートフォンに向けられた消費者の購入意欲は年初
から非常に高まっている。『GALAXY S III』が登場してから数カ月経つので通常はペースダウンが予想される
が、いまでも活況だ」と述べた。「また、サムスンの端末で大型の画面を持つ『GALAXY Note II』にも強い関心
がもたれている。2013年はスーパーサイズのスマートフォンが市場を席巻しつつある」(同氏)

 この主張を裏付けるかのように、ChangeWaveの調査はユーザーに望ましい画面サイズを質問し、4分の1
以上のユーザーが5インチ以上の画面だと答えている。iPhone 5の画面サイズは4インチであるのに対し
GALAXY S IIIは4.8インチだ。GALAXY Note IIは5.5インチであり、どちらの機種をも上回っている。

 またサムスンに興味を持つ購入者のうち、69%がGALAXY S IIIを検討しているのに対し、GALAXY Note IIを
支持するのは23%だ。

 ChangeWaveはまた、現行のスマートフォンを所有しているユーザーの満足度についても、OSとデバイスの
両面から詳しく調査した。

 Appleの「iOS」が首位となり、71%のユーザーがiPhoneに非常に満足していると述べた。しかし新たな変化と
して、「Windows Phone」ユーザーの53%が満足していると答え、満足度のランクを押し上げている。Microsoft
のモバイルOSは実際に、48%のユーザーが高い満足度を示した「Android」を上回っている。

 デバイス面では、iPhoneユーザーの70%がデバイスに満足している。Windows Phoneの貢献によりNokia
ユーザーの56%がデバイスに満足し、サムスンの55%を上回っている。