http://www.computerworld.jp/topics/614/205263

 アップルは10月23日(米国時間)に開催したメディア・イベントでiPad mini(関連記事)などとともに、新しいRetinaディスプレイ搭載
13インチ「MacBook Pro Retinaディスプレイモデル」と新型「iMac」を発表した。

 アップルの商品サイクルなどから新製品の発売が予想されていた両製品だが、ほぼ事前に報道されていた通りの内容となった。

 13インチのMacBook Pro Retinaディスプレイモデルは、2,560×1,600という400万画素以上のピクセル数を実現。視野角が178度の
IPS液晶パネルを採用し、従来モデルと比べて光の映り込みを75%低減し、コントラスト比を29%向上している。

 プロセッサには、2.5GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサを採用。メモリは8GB 1,600MHz DDR3Lオンボードメモリで、ストレージ
は128GBと256GBのフラッシュ・ストレージが選択可能だ。サイズは、高さ1.9o、幅31.4o、奥行き21.9oで重さは1.62kg。
価格は、125GBモデルが14万4,800円で、256GBモデルが16万8,800円。すでに発表と同時に販売を開始している。

 新型iMacは、超薄型デザインを採用したオールインワン・モデル。ディスプレイは5oの薄さとし、容積は40%削減。大幅な薄型化を
実現するために摩擦攪拌接合という特殊な技術を採用してiMac全面と背面を結合し継ぎ目がなく強度の高い接合を実現しているという。

 21.5型モデルと27型モデルが用意され、IPS液晶パネルを搭載。21.5型モデルはピクセル数は1,920×1080で、プロセッサは、2.7GHz
クアッドコアIntel Core i5プロセッサと2.9GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサを選択可能だ。メモリは8GBでストレージは1TBのハード
ディスクとしている。

 27型モデルは2,560 x 1,440ピクセルで、2.9GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサと3.2GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサを選択
可能。メモリは8GBで1TBのハードディスクを搭載している。価格は、21.5型の2.7GHzモデルで10万8,800円、2.9GHzモデルが12万8,800円
となっており、これらは11月発売。一方、27型モデルは12月の発売で、2.9GHzが15万4,800円、3.2GHzが16万8,800円となっている。

 また新たに、ストレージではオプションとして「Fusion Drive」という新たな技術が採用されている。これは、ハードディスクとフラッシュメモ
リを組み合わせて一つのストレージとして駆動する技術で、大容量ながら高速でのデータ読み込みが可能である点が特徴だ。
Apple Online Storeでオプションとして選択可能だという。