【白金台】頌栄女子学院中学校・高等学校【Part3】 [無断転載禁止]©2ch.net
2016年 中学入試 SAPIX 偏差値
http://resemom.jp/feature/sapix2016_men/
http://resemom.jp/feature/sapix2016_women/
70 筑波大駒場
66 開成
63 聖光学院@A 渋谷幕張A
62 桜蔭 渋谷幕張@
61 筑波大附属 駒場東邦 豊島岡AB 栄光学園 渋谷渋谷B
60 麻布 早稲田A 豊島岡@
59 海城A 女子学院
58 渋谷渋谷A 雙葉 県立千葉
57 海城@ 早稲田@ 鴎友学園女子A 慶應普通部 慶應湘南藤沢
56 函館ラ・サール@ 芝A 慶應中等部 浅野 横浜共立学園
55 武蔵 攻玉社A 白百合学園 フェリス女学院 浦和明の星女子@
54 渋谷渋谷@ 早稲田実業 明大明治A サレジオ学院B
53 早大学院 明大明治@ 本郷A
52 城北B 本郷B 吉祥女子B 市川@
51 芝@ 世田谷学園A サレジオ学院A 浦和明の星女子A
50 鴎友学園女子@ ★頌栄女子学院A 鎌倉学園@ 逗子開成AB
<過去スレ>
【白金台】頌栄女子学院中学校・高等学校【Part2】
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/ojyuken/1451371742/
【白金台】頌栄女子学院中学校・高等学校【Part1】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/ojyuken/1180482893/ 愛らしい顔が印象的なスローロリス。ほかの動物に違うメッセージを送っている
テディベアのような目、ボタンのような鼻、レッサーパンダとナマケモノを合わせたような顔――ジャワスローロリスは、その愛らしさは一ニを争うと言ってもいい動物だ。
ところが、人間の目にはかわいらしく映っても、ほかの動物は、スローロリスの顔を危険を警告する信号として受け取っている可能性がある、という。
スローロリスは東南アジアに生息する小型のサルで、霊長類で唯一毒を持つ。毒は唾液に含まれており、ひじの内側にも毒腺をもつ。
「唾液とひじの2つの毒を混ぜると、毒性はさらに強くなります」と英オックスフォード・ブルックス大学の保護生物学者、アナ・ネカレス氏と話す。
恐ろしい武器を持つ一方で、スローロリスは体が小さく動きも遅い(スローロリスのスローは「遅い」からついた)。
これがスローロリスの戦略だ。自分が危険な存在であることを、他の動物に知らせることができれば、争いに巻き込まれることはないからだ。
「こうした戦略をもつ動物は多いです。たいてい、自分の強さや優位性を示すために色を使います」とネカリス氏は言う。
こうした色を「警戒色」という。警戒色をもつことで知られる動物は多様だ。スカンクやアナグマなどの哺乳類、鮮やかな色をしたヤドクガエルもそうだ。意外なところではテントウムシも毒をもつ。
ネカリス氏らが先日、学術誌『Toxins』(2019年2月5日付)に発表した論文によると、8年かけて200体以上のスローロリスを「キャッチ・アンド・リリース方式」で調査した結果、
ジャワスローロリスの顔の模様が警戒色の基準に合うことが判明したという。
スローロリスの顔を見てみよう。顔の模様は、一番危険な部位である口に注意を引き寄せるようになっている。これはイヌワシ、ニシキヘビ、オオトカゲ、オランウータンといった、
スローロリスの捕食者の視覚に高い効果を発揮する。この発見が私たちに教えているのは、ほかの動物たちには当たり前の話に過ぎないということだ。
ネカリス氏はスローロリスを「愛らしく、小さな、ふわふわとした『死の毛玉』」と表現した。
ネカリス氏らは、研究を通じて、スローロリスの別の特徴も見つけた。若い個体は年長の個体よりも攻撃的だというのだ。 (CNN) 古代の海に生息していた史上最も巨大なサメ、メガロドンについて、従来考えられていたよりも早い時期に絶滅していたとする研究論文がこのほど学会誌に掲載された。
絶滅の原因は、大きさではるかに下回るホオジロザメとの生存競争に敗れたためとしている。
論文の中で研究チームは、メガロドンの絶滅時期をこれまでの説から100万年さかのぼる360万年前と断定した。
チームを率いる米サウスカロライナ州チャールストン大学の古生物学者は、過去の研究でデータとして使用された化石を分析し直したところ、年代の正確さなどに問題があったと説明。
化石の密集したカリフォルニア州からメキシコにかけての地域の岩石をサンプルに調査を行い、メガロドンに間違いないとみられる化石の現れる年代を360万年前までと特定したという。
過去の研究の中には、メガロドンの絶滅を超新星爆発に伴う宇宙放射線の影響と結びつけるものもあった。実際100万〜250万年ごろにかけては、
アザラシやセイウチ、イルカ、クジラなど大型動物の大量死が起きていたとされる。しかし今回、研究者らは、新たに進化してきた種であるホオジロザメに着目した。
ホオジロザメは600万年前ごろ、その生息域を当初の太平洋から拡大。400万年前までには世界中の海を泳ぎ回っていたとみられている。
研究チームは、ホオジロザメが生息域を広げる過程でメガロドンとの勢力争いに勝利し、最終的に絶滅へと追いやった可能性を示唆する。
メガロドンの大きさは、記録上最も大きいホオジロザメの3倍に達する。それでもロンドン自然史博物館で魚類の化石を担当する学芸員は、
メガロドンの絶滅に関して「シャチやホオジロザメなどとの生存競争が重要な要因となった可能性があることは広く受け入れられている」と指摘。
今回の研究が、絶滅の過程への理解を深める上で重要な一歩になるとの認識を示した。 名古屋市立大学、第一薬科大学、千葉大学、亀田総合病院の共同研究により、漢方薬を使用したときに高い頻度で発症する副作用「偽アルドステロン症」の原因物質が、
生薬カンゾウに含まれるグリチルリチン酸の代謝産物18β-グリチルレチニル-3-O-硫酸である可能性が高いことが明らかとなった。
漢方薬の利用拡大とともに、副作用の発症も問題となってきている。
特に偽アルドステロン症は、発見が遅れると重篤な状態に至ることがある一方、発症には個人差があり、予測が困難だ。
これまで、偽アルドステロン症の原因物質は、
医療用漢方エキス製剤の約7割に配合されているカンゾウの成分、グリチルリチン酸(GL)の代謝物であるグリチルレチン酸(GA)であると考えられてきた。
ところが、GAはほぼすべてのヒトで血液中に検出され、偽アルドステロン症発症の個体差を説明するものではない。
その後の研究で、胆汁排泄に関わるMrp2というタンパク質の機能が低下したときにのみ血中、尿中に現れるGLの代謝物があり、それらが偽アルドステロン症の真の原因物質である可能性が示唆された。
そこで本研究では、Mrp2機能不全のラットを用いてそれらの代謝物を同定し、
そのうち実際に偽アルドステロン症を発症した患者の血清から高濃度で検出された18β-グリチルレチニル-3-O-硫酸が偽アルドステロン症の原因物質である可能性が高いと結論づけた。
Mrp2機能が低下すると18β-グリチルレチニル-3-O-硫酸が胆汁中へ移行できずに尿中へ排泄され、
腎尿細管に存在する11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ2を阻害することで、偽アルドステロン症が発症すると考えられるという。
本成果により、18β-グリチルレチニル-3-O-硫酸が漢方薬の副作用予防のバイオマーカーとして有用である可能性が示されたといえる。 中世8〜11世紀にかけてスカンジナビア半島やバルト海で活躍した武装船団バイキング。
日本では1970年代に『小さなバイキングビッケ』というアニメ作品をきっかけに知られるようになったが、スウェーデンで100年以上前に見つかった戦士の骨が、
実は女性戦士のものであることが判明した!歴史上、最初に見つかった性同一性障害の戦士だったのか?と注目を集めている。
この遺骨が見つかったのは1878年、首都ストックホルム郊外のメーラレン湖に浮かぶビェルケ島にあるバイキング時代の都市遺跡からだ。
ビルカ遺跡は、ゲルマン民族が建てたフランク王国の宣教師が9世紀に残した古文書に記録が残り、外敵からの襲来に備えて建てられた要塞都市だったという。
地下に埋められた木造の部屋の中には、モンゴルの騎馬民族のようなデザインの服装を身に着けた遺骨が残されており、その周囲には斧や剣、槍などの武器類が多数置かれていた。
最初の発見から約100年後の1970年代、Bj581と名づけられた遺骨を調べた研究者が、遺骨のなかに大腿骨が3本あることを発見。
英ケンブリッジ大学出版局が発行する学術誌『Antiquity』(2月19日付)によると、ウプサラ大学の考古学チームが遺伝子解析を行った結果、この戦士はXX染色体を持つ女性であることが判明した。
戦士の骨は解剖学的に見ても、股関節の特徴が生物学的に女性で、全体に骨が細く、死亡したのは30歳から40歳の間だったという。さらに骨には戦闘で受けたような傷は見当たらなかった。
この分析結果が公表されて以来、スウェーデン国内では学者や市民を巻き込んで論争が勃発。なかには「生物学的には女性でも、
本人は男性として生まれるべきだと信じていたトランスジェンダー(性同一性障害)だったのではないか」という現代らしい解釈も飛び出した。
研究チームは論文で「もしかしたら、一緒に埋葬された副葬品は、生前に所有していたものではないかもしれませんが」と断りながらも、「わたしたちは彼女が女性としてのアイデンティティーを持ちながら、
戦士としての社会的役割を果たしていたと思います。ほかにも女性兵士が見つかるかもしれません。
中世のバイキング社会で、女性の戦士が手厚く葬られたことは、当時のジェンダーシステムを考えるうえで、非常に興味深いです」と話している。 東北大学 学際科学フロンティア研究所/電気通信研究所の松本伸之助教、東京大学 大学院理学系研究科の道村唯太助教、国立天文台 重力波プロジェクト推進室の麻生洋一准教授、
東北大学 電気通信研究所の枝松圭一教授らの研究グループは20日、石英の細線で懸架された7mgの鏡の振動を、1秒間で10-14m程度の分解能で読み取れる測定器を開発した。
現代における物理法則は、量子力学と呼ばれるミクロ世界の法則と、一般相対性理論と呼ばれるマクロな法則の2つで説明できるが、両理論が確立されて以来100年近くの間、理論の統合が実現できておらず、
1つの理論であらゆる物理法則を説明できない。これは、相対性理論で説明できる重力が、量子力学で説明できないからだ。
物理学には4つの相互作用がある。このうち強い相互作用はグルーオン、電磁相互作用は光子、弱い相互作用はウイークボソンとよばれるゲージ粒子の交換によって発生すると考えられている。
しかし、最後の重力相互作用をもたらすと言われる重力子の作用はあまりにも小さいため、いまのところ発見されていない。
というのも、これまで原子干渉計、ねじれ振り子、光格子時計などによって測定されたもっとも小さな重力源の質量は90gであったのに対し、もっとも重い量子状態を実現した物体は40ngで、両実験のスケールには10桁という大きな隔たりがあったからだ。
今回、研究グループは重力波検出器と呼ばれる、懸架鏡を用いた変位測定装置の技術を応用している。この装置の原理は単純で、懸架鏡に重力源を近づけ、懸架鏡揺れによる反射光量を光共振器で検出することで重力を観測するというもの。
高い測定精度を実現するために、懸架鏡のブラウン運動を抑える必要があるが、研究グループでは光学トラップによって世界最小レベルにまで懸架鏡のエネルギー散逸を低減した。
また、レーザー光の安定化による強度/周波数のゆらぎの改善、レーザー光の強化による光の散射雑音の低減、
真空容器内に設置した多段防振装置上に装置全体を設置することによる地面の振動/屈折率のゆらぎ/音響の影響低減など、微小なブラウン運動を読み取れるように工夫をこらした。
これらにより、100mgの物体が懸架鏡から数mm離れたところで振動したときの重力変化を捉えることができる性能を有することができたとしている。 緑地の少ない場所で子ども時代を過ごした人は、その後の人生において精神疾患になるリスクが55%も高かったと最新の調査で示されました。
都市は建物の建設で緑地が犠牲になりがちですが、人の生活に有益な「緑地」を考慮した都市計画の必要性が叫ばれています。
デンマークにあるオーフス大学の研究者たちは1985年から2013年までに撮影された衛星写真を使って、0歳から10歳までのデンマークの子ども94万3027人がどれぐらい緑地の近くで暮らしていたのかがわかる地図を作成しました。
調査では対象者のメンタルヘルス、社会経済的な状況、居住地といった時系列的なデータを収集し、研究者は子どもたちの「緑地へのアクセスしやすさ」と「メンタルヘルス」とを比較。
この結果、精神疾患と、緑地へのアクセスしやすさとの間に顕著な関連性が見つかったとのこと。
「子ども時代に一貫して緑で囲まれた環境で育つと、後の人生で精神疾患になるリスクは低くなります」と研究を行ったKristine Engemann氏は述べています。
最も緑地レベルの低い場所に暮らす子どもたちは、緑地レベルの高かった子どもたちに比べ、他のリスク要因を考慮しても精神疾患にかかるリスクが55%も高かったそうです。
なぜ緑の多い環境が子どもたちのメンタルヘルスを向上させるのかというメカニズムは不明ですが、これまでの研究で、
自然の近くで暮らすと人は運動をするようになり、社会的結合が強まるという研究結果も示されています。
また、緑地の多い学校に通う子どもは、緑地の少ない学校に通うこどもよりも認知が発達しているということを示す研究結果も存在します。
ただし、上記の研究はいずれも2つの事項の「関連性」を明らかにしたものであり、因果関係は証明されていない点には注意が必要です。
「都会の環境は人間が『ストレスフル』だとみなすものの典型です」とEngemann氏は述べ、汚染された空気や感染症、社会経済環境の貧しさなどが精神疾患の発達リスクを増加させているとしました。
高密度化する都心では建物を建てるために緑地が犠牲にされがちですが、Engemann氏は「緑地が単なる飾りではなく、人が暮らす上で有益な価値のあるものだと認識されることが大切です」と述べ、
人と緑のつながりに着眼した都市デザインを重視すべきだと主張しています。 世界で最も奇怪な姿をした昆虫を選ぶコンテストがあるとしたら、ツノゼミは優勝候補にきっと名を連ねるだろう。なぜなら、ありえないほど変な見た目だからだ。
ヨツコブツノゼミのように、驚くほど奇妙な突起物(これが名前の由来の角)を体から突き出したものも多いし、植物のとげや木の葉、昆虫の糞に体を似せて周囲にうまく紛れ込むものもいる。
雨粒のような姿をしたツノゼミに限っても、名前がついているだけで40種以上いて、まだ分類されていないものは700種ほどもいるという。
この小さな昆虫は、世界各地の樹木や植物の上で暮らし、分類済みで名前がついている約3200種の半分近くが北米から中南米にかけて広がる熱帯雨林に生息する。
昆虫解剖学の専門家によると、ツノゼミの奇妙な姿形は、前胸背板が変形したものだという。ほかの昆虫の場合、この胸部の一部は小さな板状の盾のような形をしている。
だが、創意工夫の才に富んだツノゼミは、前胸背板をグロテスクな形の角や球状に発達させ、自らの個性を際立たせるようになったのだ。
米ミズーリ大学でツノゼミを研究するレックス・コクロフトによれば、同じカメムシ目に属するセミが体の一部をこすり合わせて甲高い音を出してコミュニケーションするのに対し、ツノゼミは体を揺すり、植物を振動させて信号を送っているという。
コクロフトは仲間の研究者とともに特殊な集音器でツノゼミが発する振動を録音し、呼びかけや警戒音といったさまざまな目的の音を解明した。なお、ツノゼミが出す音はどれも人間の耳には聞こえない。
こうしたコミュニケーション能力を使って、ツノゼミは子を天敵から守る。昆虫の場合、大半の種の雌が卵を置き去りにするが、多くのツノゼミの雌は産んだ卵から離れず、子が成虫になって飛び立つまで守り続けるという。
万が一、クサギカメムシなどの天敵が近づくような事態になれば、一番近くにいる幼虫が体を揺すり、振動によって「警戒音」を立てる。この振動を感じ取った別の幼虫たちが自らも体を揺すって音を増幅する。
異変に気づいた母親は羽を激しく動かしてうなりを立てたり、後肢を突き出したりして天敵を追い払う。
驚くほど多様で奇妙なツノゼミへの興味は、まだまだ尽きることはない。 判事補採用内定者(71期) 合計82人73人が東大京大一橋慶應早稲田中央の6校
法科大学院
慶應16人 東大14人 一橋9人 京大7人 中央6人 早稲田4人
大学(予備試験)
東大6人 中央4人 京大3人 慶應2人 早稲田2人 岐阜大学は2月26日、大強度陽子加速器施設(J-PARC)を利用した国際共同実験(J-PARC E07 実験)にて、ベリリウム(Be)原子核を芯とする新種の超原子核(二重ラムダ核)を発見し、「美濃イベント(MINO event)」と命名したことを発表した。
同成果は、岐阜大学教育学部・工学研究科の仲澤和馬 シニア教授のグループをはじめとする日・韓・米・中・独・ミャンマーの6カ国24大学・研究機関の総勢103名の研究者・大学院生からなる研究チームによるもの。
詳細は2月22日出版の日本物理学会刊行のオンラインオープンアクセス国際月刊誌「Progress of Theoretical and Experimental Physics」に掲載された。
超原子核は、陽子と中性子に加えてハイペロン(ストレンジクォーク)を含んだ原子核であり、二重ラムダ核は、このストレンジクォークを含む「ラムダ粒子」が2つ入った超原子核を指す。
恒星の最終形態である中性子星の構造を解明するためには、物質を構成する素粒子「クォーク」に働く力の性質と仕組みを理解する必要がある。
今回の研究はそうした研究の一環として、2つのラムダ粒子が入ったことによる超原子核の質量変化の測定により、ラムダ粒子間に働く力の大きさを定量的に知ることを目的に行われたもの。
仲澤シニア教授の研究グループは、これまでの研究からラムダの超原子核反応を「長良イベント」、グザイの超原子核反応を「木曽イベント」として報告しており、今回の新たな二重ラムダ核の発見は2例目となる。
長良イベントは、He4原子核を芯とするもっとも基礎的な構造で、He4原子核とラムダ粒子の間に働く力のうちスピンなどによる効果は打ち消しあって無視できたが、美濃イベントは、
芯となるBe原子核の影響によって2つのラムダ粒子の混入による質量変化が長良イベントとは異なることが確認されたことから、研究チームでは、この成果について、
芯となる原子核の違いによってラムダ粒子の結合エネルギーに変化が起こったという初めて の観測例だと説明しており、今後の各種の二重ラムダ核への理解を広げることにつながるものだとしている。 宇宙探査に何世紀も前から使われている動力である「蒸気力」を使おうとするプロジェクトが進んでいる。小惑星の表面の氷から採取した水を蒸気にして推進力を得る探査機は、推進剤を使い果たす心配がなく、宇宙空間でのミッションをいつまでも続けられるはずだ。
小惑星資源採掘という考えが注目を集め始めた当初、多くの関連企業が水をベースとした燃料を使って宇宙船を駆動することを考えていた。
小惑星には氷がふんだんにあるので、それを水素と酸素に分解して、より効率の良い燃料を作るという発想だった。毎回のミッション期間を長くするのに安上がりな方法だ。
しかし、もっとも期待されていた小惑星資源採掘会社の数々が資金調達に苦労し、結局買収されてしまった。それと共に水で推力を得る宇宙船への関心もほぼ立ち消えとなっていった。しかしここに来て、新たなプロジェクトが宇宙の蒸気時代の可能性を再び呼び起こしている。
1月に中央フロリダ大学(UCF)のチームが、水を利用して小惑星採掘、というよりは小惑星探査をする宇宙船を披露した。
「ワイン(WINE:World Is Not Enough)」と呼ばれるこの宇宙船は、宇宙船の推進剤が底をついた時でも、ミッションを終える必要はなく、訪れている小惑星から直接、推進剤となる水を調達する。
ワイン開発チームのアプローチは、水を分解して水素と酸素に分解するという以前の考えとは異なり、水を直接利用する。理論上はこの方法のほうがコストがかからず失敗率も低い。
「その場所で手に入るものを利用したいと考えています」とUCFのプロジェクトを先導しているフィル・メツガー博士はいう。「ハイテクではなく、適切なテクノロジーを利用する必要があるのです」。
小惑星のような氷に覆われた天体に着陸した後、ワイン宇宙船は氷にドリルで穴を開ける。そして、氷を溶かした水を取り込み、宇宙船のタンク内で再凍結させ、タンクの約3分の1を占めるようにする。
離陸準備ができると、宇宙船はタンク内の氷を約10日間にわたって太陽発電または原子力発電によって熱し、内部圧力を高めていく。 約1500年前、東ローマ(ビザンチン)帝国の東端、現在のイスラエルのネゲブ砂漠にあったエルサ(ハルザとも呼ばれる)は都市として隆盛を極めていた。
最大2万人の人口を抱えていたこの街には、劇場、公衆浴場、教会、工房があり、また革新的な水管理システムのおかげで、エルサの有名な輸出品として知られるガザのワインを作ることができた。
この貴重な白ワインは、地中海一帯に流通し、遠くは現在のフランスにまで運ばれていた。
ところが、それから200年もたたないうちにエルサは崩壊し、街は壊され、残った建造物も砂丘の下へと埋もれていった。
歴史家たちはこれまで、ビザンチン帝国のネゲブ地方における社会・経済のシステムは、7世紀中頃の初期イスラム勢力の勃興によって衰え、それに伴って、
エルサの資金源だったワインの生産制限といった変化が押し寄せたのだと考えてきた。
しかし、エルサのゴミ捨て場をくわしく調査した結果、考古学者らは、街の衰退はイスラムの影響が及ぶ約100年前に起こっていたことを発見した。
これは従来、ビザンチン時代の絶頂期と考えられてきた時期だ。なぜこんなことが起こったのだろうか。その原因は、遠く離れた場所の火山が立て続けに噴火したことによって引き起こされた、
気候の急激かつ破滅的な変化だった、というのだ。
2019年3月25日、学術誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に発表された論文には、イスラエル、ハイファ大学の動物考古学教授、ガイ・バル=オズ氏のチームが行った、エルサのゴミ捨て場跡の発掘調査の概要が記されている。
ゴミ捨て場を発掘するきっかけは、バル=オズ氏がネゲブでのビザンチン帝国の没落に興味をもったことだった。手がかりとして注目したのが、エルサのゴミ捨て場だ。
ゴミ収集という、都市に不可欠なサービスが行われた場所を調べることで、当時の都市エルサがいつ頃衰退したのかを知る痕跡が残っていると考えたためだ。
暖炉の灰、動物や魚の骨、ブドウやオリーブの種、廃棄された建材、壊れたワインジャグなどが重なる層を掘り進んでいくと、西暦550年頃にゴミが捨てられなくなっていたことが判明した。
「非常に驚きました。ゴミが捨てられなくなったのは、もっと後の時代と考えていましたから」とバル=オズ氏は言う。 最近の気候研究で、エルサのゴミ捨て場がなくなった理由がわかってきた。6世紀半ばのヨーロッパとアジア地域の大半で、人々の生活に影響するほどの気候の変化があったということだ。
2016年、英ケンブリッジ大学環境システム分析教授のウルフ・ビュントゲン氏率いる研究チームは、過去の急激な気候変動が起こった時期を特定。それが、西暦536年から660年頃まであった「古代後期の小氷期」だ。
木の年輪のデータと、氷床コアに閉じ込められた粒子の調査で、ビュントゲン氏らは、連続した火山噴火が536年、540年、547年にあり、粉塵が太陽の光を遮ったことで、北半球に寒い時期をもたらしたことを発見した(当時噴火した火山の正確な場所はまだ特定されていない。
昨年、ある研究グループが、536年の噴火はアイスランドで起こったという説を提唱している)。その後間もなく、食糧不足と飢餓が起こったと考えられている。
研究者は、この気候変動を、6世紀半ばに起こった大規模な社会変化にも影響を与えたと考えている。たとえば、スラブ人の欧州大陸全域への拡散や、アジアでのトルコ民族の帝国の崩壊などの影響だ。
さらに古代後期小氷期は、541年以降、地中海全域に広がり、当時「ユスティニアヌス病」とも呼ばれた腺ペストの世界最初の大流行の引き金になった可能性もある。 1907年、米カンザス大学の化学教授フランシス・W・ブション氏は、天然ガスの主要成分であるメタンが樹木の中に含まれていることを発見し、化学の専門誌「Chemical and Physical Papers」に発表した。
ある日、ハコヤナギの木を切っていたブション氏は、切り口から出る樹液が泡立っているのに気づいた。そこでマッチを擦って近づけてみると、ガスは青い炎を出して燃焼したという。
この発見は、当時はそれほど話題にされず、いつの間にか忘れ去られていった。
メタンは、二酸化炭素の次に地球温暖化への影響が大きな温室効果ガスである。天然ガスとしては比較的クリーンな化石燃料だが、大気に蓄積すると、熱をとらえて温暖化を促進させる。
森林の土や空気中の自然な化学反応によって分解されるが、排出量が増えすぎて分解する速度が追い付かなくなると、大気中に蓄積する(分解されるまでの年数は約十年。一方、二酸化炭素は数百年)。
1750年以来、大気中のメタン濃度は700ppbから1800ppb へと250%以上上昇した。増加の原因となっている人間の活動は、主に家畜や水田などの農業、ごみの埋め立て、石油・ガス事業、石炭の採掘などだ。
メタンは自然現象としても大量に発生している。主な自然発生源は、水分を多く含んだ土壌や湿地帯など、酸素の少ない環境に生息する微生物の活動だ(人間の活動による温暖化で特に高緯度で湿地帯が拡大しており、
これがさらにメタン発生量を増加させている)。ちなみに、農業活動による排出量もそれとほぼ同じだ。
樹木から放出されるメタンが温暖化に与える影響は、工場の煙突や自動車の排ガスから出る何百億トンもの二酸化炭素や、家畜やガス田から出るメタンとは比較にならない。
だが不確定要因も多く、グローバル・カーボン・プロジェクトがまとめた「全球メタン収支」は、主な発生源のひとつに樹木を含めている。
こうした発見は既に、従来の常識を覆そうとしている。これまで乾燥した高地の森林は、メタンを消費する土壌細菌の活動によって、大気からメタンを吸収していると考えられてきた。
ところがメゴニガル氏や他の研究者による研究では、木から放出されるメタンの量が、吸収される量と同等かそれを上回っている可能性があるとされている。 静岡理工科大学理工学部の小土橋陽平講師が、仲山貴金属鍍金株式会社(浜松市北区 仲山昌宏社長)、田光伸也上席研究員(静岡県 工業技術研究所 浜松工業技術支援センター)と共同で血液をはじく超撥液めっき技術を開発した。
これまでに、ハスの葉が水を弾く機構を応用し、撥水表面を構築してきたが、赤血球やたんぱく質などが含まれる血液においては十分な撥液効果を得ることができなかった。
そこで血液を弾く独自の処理法を金属表面に施し、撥血液性を得ることに成功した。ガラスや樹脂など他の素材への適用も目指している。
応用として、ノズルやカテーテルなどの医療機器や血液分析装置の高速化及び高性能化につながることが期待され、産学官の連携のもと3〜5年後の実用化を目指している。
大学内の先端機器分析センターや大学間のネットワークを最大限に活用して、周辺企業が持つ問題点などを迅速に解決していきたいと考えている。 頭に付けた気泡を「潜水用ボンベ」のように使って呼吸をするトカゲを、米ニューヨーク州立大のリンゼイ・スウィアーク博士が見つけた。潜水時間を延ばすことで、天敵から逃げるのに役立っているらしい。
このトカゲは、中米のパナマやコスタリカにすむ、体長約5〜7センチのウォーターアノール。コスタリカでの行動観察の中で、トカゲが水中に潜った後、
頭部の鼻孔の付近から膨らんだ気泡が、目の間に引っかかって残り、再び引っ込む様子を確認した。その動きは、腹部が膨らんだりへこんだりする呼吸のリズムと連動していた。
水に入った後はあまり動かず、最長で16分も潜った個体もいた。同じ空気のリサイクルで必要な酸素が得られているのかなど、
詳しいことは分かっていないという。スウィアーク博士は「行動が天敵から逃げるのにどう役立っているのかや、頭の形と気泡の形成との関わりの解明を進めたい」と話している。
トカゲの仲間には水辺で生活をし、泳げるものが少なくない。中米のバシリスクのように水面を走る種や、ガラパゴスのウミイグアナや、
アジアなどにすむウォータードラゴンのように潜水する種もいる。ヒトの場合、海女で1回の潜水時間は40〜50秒程度とされるが、2分近くできることもあるという。
この発見は、両生・爬虫(はちゅう)類の専門誌「ハーパトロジカル・レビュー」の50巻に発表した。 皮膚を「若々しく」保つ上で重要な細胞競合を促進するタンパク質があることが、最新の研究結果で明らかになった。
東京医科歯科大学(Tokyo Medical and Dental University)の研究者らによる研究結果は3日、英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表された。
このタンパク質「17型コラーゲン(COL17A1)」は、細胞組織の適応度を維持する重要な過程である細胞競合を促進する。細胞競合により、弱い細胞は「駆逐され」、強い細胞の複製が促される。
COL17A1は加齢によって減少する。減少により、弱い細胞が自己複製し、皮膚が薄くなり、損傷を受けやすくなるとともに、再生も遅くなる。
今回の研究は、人間の皮膚と同じ特徴を多く有しているマウスのしっぽを用いて行った。研究チームは、COL17A1の減少が起きた時点でCOL17A1を活性化することが可能か調べ、皮膚の抗加齢を促進させる化合物を探った。
「Y27632」と「アポシニン」という2種類の化合物を単離し、皮膚細胞でテストしたところ、肯定的な結果が得られた。
論文では「これらを皮膚全層の損傷に塗布したところ、損傷の再生が著しく促進された」と指摘している。二つの化合物は「皮膚の再生促進と老化抑制」につながることが期待されると論文は続けている。
論文の査読はネイチャーに依頼され、米コロラド大学(University of Colorado)ガンナ・ビルソワ(Ganna Bilousova)教授とジェームズ・デグレゴリ(James DeGregori)教授が行った。
両氏は、細胞競合に関する詳細な研究はこれまでハエでしか行われていなかったと指摘している。
また、研究は「哺乳類の正常細胞が成体組織を効果的に再配置し、弱い細胞や損傷した細胞を取り換えることができるという証拠を提供している」と記している。
さらに教授らは、二つの化合物が老化に対抗できることの「原理証明」が今回の研究で得られたとも指摘している。
「他の組織における細胞競合のメカニズムを解明し、他の臓器における若返りを可能にする化合物を特定するには、今後さらに研究を重ねる必要がある」と、教授らは述べている。 2018年ノーベル物理学賞を受賞したフランス人のジェラール・ムールー氏は、特別なレーザー装置を使用することによって、核廃棄物の放射能の分解期間を数千年から数分に短縮することを提案している。ブルームバーグが報じた。
ムールー氏??が提案するの??は、核廃棄物を放射性ではない新??たな原子に??瞬間的に変換する??という方法で、原子レベルでの廃棄物のこうした変換??は高精度レーザーインパルスによって行??われる。
そのためにムールー氏は、??米カリフォルニア大学のプラズマ物理学者、田島俊樹教授と共同で、??極端な集中度を持つ??レーザー装置の開発に取り組んでいる。
フランスでは、ムールー氏の発表は歓迎された。有害廃棄物問題に対する包括的な解決策を持つ国は一つも存在しない。
しかし、エネルギーの72%を原子力発電所が賄うフランスでは、核廃棄物量の問題は深刻で、年間の廃棄量は国民1人当たりで割った場合、ほかのどの国よりも多い2キログラムとなっている。
ムールー氏がレーザー装置??の開発に成功すれば、フランスだけでなく他の国々にとっても救いとなる。 さそり座の方向約380光年先にある「さそり座AR星(AR Scorpii)」は、主星は地球と似た大きさの白色矮星と、太陽の3分の1の大きさの赤色矮星の伴星からなる連星系です。伴星の方が大きいものの、質量は主星の方が20万倍重い。
また、さそり座AR星の特徴は、主星の白色矮星が高速に自転を行っていることで「電子を光速に近い速度まで加速」させているということ。
紫外線や電磁波など様々な高エネルギー粒子が発生し、伴星の赤色矮星と衝突することで1.97分毎に変光を繰り返しています。
なお、これらの研究結果は2016年に公表されたもので、それ以前は、3.56時間周期で明るさが変わる単独の変光星に分類されていました。
この様に研究が進むことにより、天体の構造や仕組みが解明され、情報は日々新しいものに書き換わっていきます。
天体の他にも、恐竜の姿や日本の歴史なども最新の研究結果により、知っている知識と徐々にかけ離れていきますが、探究心による知識のアップデートも楽しいものですね。 半導体を使った量子コンピューターの計算で発生する情報の誤りを高い精度で検出する手法を開発したと、理化学研究所などの国際研究チームが発表した。
量子コンピューターに不可欠な技術で、実用化へ大きく前進した。英科学誌に16日、論文が掲載された。
量子コンピューターは従来のコンピューターでは不可能な超高速の計算が可能で、将来の実用化が期待されているが、計算の誤りを訂正する技術が未確立なことが課題だった。
半導体を使うタイプの量子コンピューターは、電子を半導体に閉じ込めて制御。自転するように回る電子の性質を利用し、その回転の向きで情報を表す。
情報の誤りを検出するには回転状態を測る必要があるが、測定すること自体が誤りを生んでしまう。そこで測定したい電子と同じ動きをする補助的な電子を作り、これを測れば元の状態を壊さずに測定できることを世界で初めて実証した。
半導体にはガリウムとヒ素の化合物を使ったが、電子の状態が乱れにくいケイ素を使えば、測定精度は99%以上の実用化水準に達する見込み。
理研の中島峻(たかし)研究員は「半導体量子コンピューターの実現に向けて重要な一歩だ」と話した。 肉食獣を追い払って獲物を奪っていたとの説がある初期の人類と同じように、野生のチンパンジーも獲物を横取りするとみられることが、京都大の中村美知夫准教授(人類学)のチームがアフリカで実施した調査で分かり、国際学術誌電子版に16日発表した。
チームによると、獲物の横取りは、人類が離れた所から攻撃できる弓矢などの飛び道具や、多くの仲間を呼び寄せられる言語を使うようになって初めて可能になったと考えられている。
しかし今回チンパンジーでも確認され、中村准教授は「人類とチンパンジーが枝分かれする前の共通祖先の類人猿にまでさかのぼれる可能性がある」と話している。 138億年前のビッグバンによって宇宙が誕生した際、その後の化学反応で生じた最初の分子イオンが、このほど研究者らによって宇宙空間で検出された。17日刊行の科学誌ネイチャーに掲載された論文が詳細を伝えている。
ビッグバン後には水素化ヘリウムイオン(HeH+)が最初の分子イオンとして形成されたと長く考えられてきたものの、それを示す証拠は見つかっていなかった。
HeH+はヘリウム原子と陽子が結合したもので、時とともに崩壊し、水素分子とヘリウム原子に分かれたとみられる。水素とヘリウムは、宇宙空間でそれぞれ1番目と2番目に多く存在する元素。
HeH+の存在自体は1925年に実験室で実証されたが、宇宙空間で検出されたのは今回が初めてだ。地上の望遠鏡では大気の存在のために検出が難しいとして、研究者らは下層大気の上を飛行する遠赤外線天文学成層圏天文台(SOFIA)を使用。
SOFIAに搭載された高分解能の分光計GREATで、惑星状星雲「NGC7027」の中にあるHeH+を検出した。
米ジョンズ・ホプキンズ大学で物理学と天文学を研究し、今回の論文の共著者を務めたデービッド・ニューフェルド教授は声明で「HeH+の発見が劇的、かつ見事に証明してくれたのは、物質界の傾向に基づいて分子が形成されたという事実だ」と強調。
「水素と、反応性の低い希ガス元素のヘリウムが混ざり合い、数千度の高温という過酷な環境にさらされて、はかない存在の分子が生まれた」と説明した。
同じく論文の著者で天文学者のロルフ・ギュステン氏は「宇宙における化学はHeH+から始まった。その存在を示す確たる証拠が宇宙空間で見つからなかったのは、天文学者にとって長年のジレンマだった」と語った。 「ゲノム編集技術」で人間の受精卵の遺伝子を操作する基礎研究をめぐり、政府の生命倫理専門調査会は22日、遺伝病の治療法の開発などを容認する見解をまとめた。
現時点では安全面や倫理面から、その受精卵で子どもを誕生させることは認めないが、受精卵の遺伝子改変による遺伝病の予防に道を開くことになる。来春にも研究が認められる見通し。
調査会は、遺伝病を防ぐ治療法開発などにつながりうるとして、遺伝病や生まれつきの病気に関する研究を認めると結論づけた。これまでは受精卵の発達などを調べる研究のみ認めていた。
ゲノム編集で受精卵の段階で遺伝子の異常を修復すれば、生まれる子の病気を防げると期待されている。原因の遺伝子がわかっている遺伝病は5千以上あるという。
ただ、今の技術だと狙いと別の遺伝子を書き換えることがある。健康被害につながる恐れのほか、その影響は子孫に受け継がれる。倫理的にも、人為的に遺伝子を変えることに慎重な意見もあるため、遺伝子を操作した受精卵を子宮に戻すことは認めなかった。 脳の中の電気信号を読み取り、話しことばに変換することにアメリカの研究グループが成功し、脳の障害などによってことばが出ない人とのスムーズな意思の疎通につながる技術として注目されています。
この研究成果はカリフォルニア大学のグループが24日、イギリスの科学雑誌「ネイチャー」に発表しました。
研究グループは、脳内で出される電気信号を検知する装置を人に取り付け、数百の文章を声に出して読んでもらうことで、声に出す際に唇や舌、あごやのどを動かすのにどのような信号が関わっているかをAI=人工知能を使って詳しく解析しました。
そしてこの解析を基に脳内の信号を解読して音声に変換するコンピューターのシステムを作り試したところ、脳内の信号を基に100余りの文章を音声にすることができたということです。
文章によってはほとんどの人が正確に聞き取れたということで、研究グループは、脳の信号を読み取って文章を音声に変換することができたのは初めてだとしています。
研究グループは、現時点では限られた文章しか音声にできておらず、精度を上げる必要があるとしています。
ただ将来的には、脳梗塞の後遺症や、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALS=筋萎縮性側索硬化症などでことばが出なくなった人とのスムーズな意思の疎通につながる技術として注目されています。 久慈琥珀博物館が運営する琥珀採掘体験場で発見された恐竜の歯の化石がティラノサウルス類のものであることを、同博物館、早稲田大学の平山廉教授、国立科学博物館の對比地孝亘研究主幹などの共同研究グループが明らかにした。
この化石は、2018年6月に採掘体験を行っていた来館者が偶然に発見したもの。琥珀採掘体験場ではこれまでにも、ほぼ完全なカメ類の甲羅、
小型植物食恐竜の腰骨、翼竜の翼の一部など、この周辺に分布する久慈層群玉川層(白亜紀後期・約9千万年前)に眠る陸生脊椎動物の化石が続々と発見されている。
今回発見された歯化石は、歯の断面がD字型であること、舌側面中央部に隆起が見られることなどの固有の特徴から、ティラノサウルス類の前上顎骨歯と鑑定された。歯の大きさから、この恐竜の全長はおよそ3m前後と推定された。
日本国内ではこれまで、ティラノサウルス類の化石とされるものが8点報告されており、このうち前上顎骨歯のように確実な資料は3点が報告されている(福井県、石川県、および兵庫県)。
これら3点の前上顎骨歯はいずれも白亜紀前期の化石であったため、今回発見された化石は、日本国内の白亜紀後期では初の確実なティラノサウルス類となった。
なお、ティラノサウルス類には白亜紀後期のティラノサウルス科(いわゆるTレックスを含む)とジュラ紀から白亜紀前期にかけて栄えたプロケラトサウルス科(より原始的で小型のグループ)などが含まれるが、今回の化石の詳細な所属は未定。
歯の切縁に鋸歯がないことから、ティラノサウルス類の中でも詳細が不明な種類の可能性もあるといい、今後の検討や追加資料の発見が期待される。 慶應義塾大学先端生命科学研究所の齊藤康弘特任講師、曽我朋義教授らのグループは、乳がんの増殖や乳がん治療薬の効果の鍵となるタンパク質を発見した。
日本において乳がんは罹患者数ならびに死亡数の非常に高いがんである。乳がんの分類のうち、ホルモン受容体陽性(ER/PR陽性)の乳がんは全体の70%以上を占めている。
治療の過程においてエストロジェンの働きを抑えるホルモン療法が行われているが、一部の患者ではホルモン療法が効かなくなることも問題になっている。
したがって、乳がん細胞の増殖の仕組みだけではなく、ホルモン療法が効かなくなる仕組みを明らかにすることが強く望まれている。
今回、同研究グループが検討を行った結果、乳がん細胞において、ロイシンが細胞増殖の鍵となることを世界で初めて発見した。
また、ホルモン受容体陽性乳がん細胞がロイシンを細胞内へ取り込むには、LLGL2とSLC7A5の2つのタンパク質の働きが重要であることを突きとめた。
さらに、この2つのタンパク質ががん細胞内に多く存在するとホルモン療法が効かなくなる原因の一つとなることが示された。
本研究成果は、世界で初めて乳がん細胞におけるロイシンの細胞内取り込みの仕組みを詳細に明らかにすることによって、たったひとつのアミノ酸が乳がん細胞の増殖の鍵となること、
さらに、アミノ酸の細胞内取り込みに関わるタンパク質が、がん治療薬への効果に影響することを明らかにした画期的な発見である。 人工知能(AI)を利用した映像技術が、店舗やオフィス、公共スペースなど、あらゆる場所で利用されるようになり、私たちの顔や行動を追跡している。中には、治安維持や政府による監視活動を強化する目的でこうした技術を取り入れている国もある。
だが幸いなことに、ベルギーのルーベン・カトリック大学の研究チームが先日、発表した研究のように、単純なカラー印刷物を使ってAI映像システムから逃れられることも多い。
研究チームは、独自に設計した画像を使って、AIベースのコンピューター・ビジョン・システムから人間全体を隠す方法を考案。著名なオープンソースの物体認識システムである「YoLo(v2)」でその効果を実証した。
このトリックによって、犯罪者が防犯カメラから隠れたり、反政府活動家が政府の監視を逃れたりできる可能性がある。
著者の1人であるウィーブ・ファン・ランスト(博士課程生)は、「私たちの研究は、敵対的パッチを使うことでカメラ監視システムを回避できることを証明するものです」と述べている。
ファン・ランストによると、市販の映像監視システムにこの手法を適用するのは、それほど難しいことではないという。MITテクノロジーレビューの取材に対し、次のように説明する。
「現時点では、使われている検知器が何かを知る必要があります。今後、私たちが目指しているのは、複数の検知器で同時に機能するパッチを生成することです。このパッチが機能すれば、監視システムで使われている検知器にも対応できる可能性が高くなります」。
ベルギーの研究チームによって実証されたこのトリックは、敵対的機械学習として知られている技術を活用している。
ほとんどのコンピューター・ビジョンは、(畳み込み)ニューラル・ネットワークが物体を正しく分類できるようになるまで、教師データを与え、パラメーターを調整して、異なる物体を分類できるように学習させる必要がある。
訓練済みの深層ニューラル・ネットワークにデータを与えた結果をモニタリングすることで、どのようなタイプの画像がシステムを混乱させたり、欺いたりできるか、推測は可能だ。
日常的に使われている監視カメラやソフトウェアにAI技術が利用されることが増えてきている現在、意義のある研究だと言える。 地球からおよそ8000光年の距離にあるブラックホールが、プラズマの雲を宇宙空間へ絶え間なく噴出し続けている現象が観測されたと、国際研究チームが4月29日の科学誌ネイチャーに発表した。
「V404シグニ」と呼ばれるこのブラックホールは他のブラックホールと異なり、数分間隔であらゆる方向に向けてプラズマの雲を噴出させていると見られる。
オーストラリア・カーティン大学のジェームズ・ミラージョーンズ准教授は「私が遭遇した中でも極めて特異なブラックホール」と位置付ける。
同氏によると、V404シグニは通常のブラックホールと同様に、周辺の天体をのみこんでガスを吸収しながら物質の渦を形成し、この渦はブラックホールを取り巻いてらせんを描きながら重力に引き寄せられている。
しかし物質の渦とブラックホールの配置がずれているために、渦の内部がぐらつくこまのように回転し、方向を変えながらさまざまな角度にジェットを噴出させている。
「こまの回転が遅くなると不安定になってぐらつくような状態。ただしこの場合、ぐらつきはアインシュタインの相対性理論によって発生している」(ミラージョーンズ氏)。
ブラックホール自体も回転していて、非常に強い重力のために周辺の空間と時間を引き寄せる。この現象は「慣性系の引きずり」と呼ばれる。
V404シグニの質量は太陽の9倍、円盤の直径は1000万キロ。光速の60%の速度で物質を放出している。
このブラックホールは1989年に発見され、それ以前にも1938年と1956年にアウトバースト(急激な光を放つ現象)の記録が残っていた。2015年には2週間続いたアウトバーストで世界中の天文ファンの注目を浴びた。 イタリア・ルネサンスの巨匠レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)は外傷性神経損傷による「鷲(わし)手変形」の影響で、晩年に絵を描く能力が損なわれていた可能性があるとする研究が3日、
英国王立医学協会(Royal Society of Medicine)の医学誌「Journal of the Royal Society of Medicine、JRSM」に発表された。
この研究を発表したのは、イタリアの再建外科医ダビデ・ラゼリ(David Lazzeri)氏と神経科医のカルロ・ロッシ(Carlo Rossi)氏。ダビンチはこの神経損傷のために右手でパレットを持つことさえできなくなったが、左手で絵を描き続けたという。
多くの研究者はこれまでダビンチの右手のまひについて、脳卒中または指が伸ばしにくくなる病気、デュピュイトラン拘縮(こうしゅく)によるものと推測してきた。
ラゼリ氏とロッシ氏は、16世紀のイタリアの画家、ジョバンニ・アンブロージョ・フィジーノ(Giovanni Ambrogio Figino)作とされる、ダビンチをモデルにチョークで描かれた作品を調査。
ダビンチはこの作品で腕つり用のサポーターを着けているかのように服から右手を出し、右手の指の関節は拘縮して描かれている。
ラゼリ氏によると、ダビンチの右手は脳卒中後遺症の筋痙縮(けいしゅく)でみられる典型的な握り拳状の変形ではなく、一般的に「鷲手変形」として知られる尺骨神経まひなど別の病状であったことを、
この絵画は示唆している。ダビンチが尺骨神経まひだったとすれば、ダビンチが最期の5年間、制作などの活動を続ける中、代表作の「モナリザ(Mona Lisa)」をはじめとする多くの絵画を未完のまま残したのかの説明が付くという。
伊フィレンツェ(Florence)の博物館の研究チームが先月発表した別の研究によると、ダビンチは完全な両利きで、右手と同じように左手でも文字を書いたり、絵を描いたりすることができたという。この研究は、ダビンチの初期作品の分析に基づくもの。
ダビンチの没後500年を迎えた2日、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領とセルジョ・マッタレッラ(Sergio Mattarella)伊大統領は記念式典に出席した。死去したフランスでは他にもさまざまな記念行事が予定されている。 NASAとマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者は、多数の小さな「サブユニット」で構成される新タイプの飛行機の翼を開発。学術誌スマート・マテリアルズ・アンド・ストラクチャーズで発表した。
この翼は製造工程に大きな柔軟性をもたらすもので、将来的に航空機製造の生産性向上が期待できると、研究者は言う。
「主な目標は『ボクセル』という材料ブロックを使い、製造工程をデジタル化することだ。ボクセルはより大きな構成部品に組み立てることができる。
構成部品の機能は細かく設定することが可能で、高度な機能を低コストで実現できる」と、MITの大学院生ベンジャミン・ジャネットは言う。
「このプロセスには可逆性がある。つまり完成後の手直しや部品の形状変更が可能であり、目的に合わせて自由に調整できる」
通常、翼は補助翼のような可動部を使って飛行機の機体を制御する。しかし、この新しい翼はその形状を飛行中に変えることができる。
剛性を持つ部品と柔軟性を持つ部品を組み合わせることで、翼全体またはその一部を曲げられるようになっているからだ。
研究者は同一の形状を持つ小さなサブユニット(ボクセル)を組み合わせて格子構造をつくり、それを薄いポリマー素材で覆った。
そのため翼の内部は大部分が空洞で、剛性を保ちながら低密度を実現している。この格子の剛性度はゴムと同等だが、密度は1000分の1程度だ。 翼が変形可能になれば、離陸、巡航、着陸の各段階に適した形状に変化させることができる。研究者によると、これによって従来の翼よりずっと軽く、燃費性能が高い設計が可能になる。
「異なる角度の空力の負荷に翼の形状を適応させることで、エネルギー効率を改善できる」と、論文の筆頭執筆者であるNASAエームズ研究センター(カリフォルニア州)のニコラス・クレーマーは述べている。
現行の翼は研究者の手作りで、長さ約5メートル程度の小さなものだ。複数の自律型ロボットを組み合わせれば容易に翼の組み立てが可能で、射出成形によって各部品をわずか17秒で製造できるという。
「今は製造法を見つけた段階」だと、ジャネットは述べている。「これから工作機械設備への投資が必要だが、その後は部品を安くつくれるようになる」
新しい翼のデザインが小さなサブユニットで構成されているという事実は、翼の形状の自由度が大幅に増すことを意味する。「どんな形状でも望みどおりにつくれる」と、ジャネットは言う。
「ほとんどの航空機が同じ形状なのは製造コストのためだ。それが最もエネルギー効率の高い形とは限らない」
つまり、この翼はもっと効率的な、例えば機体と翼の構造が一体化した航空機の開発につながる可能性があるということだ。
「私たちのアプローチが、将来のさまざまな輸送手段の性能向上、ひいては資源の節約を実現することを願う」と、ジャネットは言う。「この低コストのアプローチは、新しい輸送手段の武器になるかもしれない」 北海道大学の相良剛光助教らの研究グループは、伸縮により白色蛍光のON/OFFを瞬時に可逆的に切り替えるゴム材料の開発に成功した。様々な材料が受けるダメージの可視化などへの応用が期待される。
力(機械的刺激)を受けて、見た目の色や発光(蛍光)特性変化を示すような材料は、材料が受けるダメージや力を簡単に可視化・評価できるため、様々な活用が期待されている。
特に最近、主に高分子化学の分野において、機械的刺激を受けて色変化を示す「メカノフォア」と呼ばれる分子骨格の研究が盛んだ。しかし既存のメカノフォアは共有結合を切断する必要があるため、可逆性に乏しい等の問題があった。
研究グループは、超分子化学の分野で長年研究されてきた、インターロック分子(いくつかの部品が機械的に組み合わされた分子)の一つであるロタキサンに着目し、共有結合を切断する必要のない「超分子メカノフォア」の開発を行ってきた。
今回、青色、緑色、橙色の蛍光団(蛍光を発する部分)を用いたロタキサン型超分子メカノフォアを開発し、さらにポリウレタンに導入することで、伸縮に応答して各蛍光色が瞬時、かつ可逆的に何回でも繰り返しON/OFFスイッチするゴム材料を開発した。
これにより、蛍光団を変えても同じメカニズムで類似の機械的刺激に対する応答性を獲得できることを実証した。
これまで白色発光を示す有機材料の報告例は多くあるが、機械的刺激で白色蛍光をON/OFFスイッチする材料は今回が初めて。
このような材料は機械的刺激を可逆的かつ鋭敏に検出できるため、様々な材料におけるセンサーや、材料の受けるダメージの可視化・定量評価などへの応用が期待できるとしている。 人間の寿命に影響を与える要因には知能や家族の経済状態などさまざまなものがありますが、その人の性格も寿命に関連していることがわかっています。
一体なぜ性格が寿命に影響するのかを調査した研究により、「性格による睡眠の違い」が性格と寿命を関連付ける要因だったことが判明しました。
研究を行ったウエストバージニア大学の研究者Shantel Spears氏は、「睡眠が性格と寿命の両方に関連していることは明らかになっていましたが、睡眠が両者を結びつけているのかどうかは明らかになっていませんでした」と述べています。
Spears氏が率いる研究チームは、1995年から1996年にかけてアメリカで行われた数千人規模の調査で回答された個人の性格と、2004年から2006年にかけて調査された人々の睡眠時間や質に関する調査結果を基に、
性格と寿命との関連に睡眠が影響を与えているのかを研究しました。2つの調査ではおよそ4000人についての性格と睡眠傾向が明らかとなり、2015年10月の時点における研究対象者の生死についても調査しました。
調査の結果、睡眠時間が平均である7時間よりも65分以上長かったり短かったりすると、死亡リスクが10%ほど高まることが分かりました。
また、ビッグ・ファイブ・パーソナリティ特性の5要素の1つ「Conscientiousness(誠実性・良心)」のスコアが低い人も、死亡リスクが高いことがわかりました。研究では、誠実性のスコアが低い人は睡眠時間が平均より短く、睡眠の質も悪いことがわかっています。
なぜ誠実性のスコアが低いと睡眠の質が悪くなるかは不明ですが、該当する人々は就寝時間が遅い傾向にあるところが関係している可能性があるとのこと。 また、「Neuroticism(神経症的傾向)」のスコアが高い人々は睡眠時間が平均から離れやすく、死亡リスクが増加することも明らかになりました。
この傾向に当てはまる人々は日中に疲れやすいという傾向もあり、睡眠の質が低い可能性をSpears氏は指摘しています。
日中に疲れやすいというのは「Extraversion(外向性)」のスコアが低い人でも見られる傾向で、やはり、当てはまる人の死亡リスクは高くなっていました。
以前から人々の性格が寿命の予測に役立つことが知られており、その理由は「実直な人々は喫煙や飲酒、暴食の習慣が少ない」といった理由が考えられてきました。
今回の調査対象者は多くが高学歴の白人であること、性格や睡眠時間があくまで自己申告に基づくものであることといった制限があるものの、
Spears氏は今回の研究結果から「睡眠時間の差が、性格の違いによって寿命が予測できる原因となっていることが示唆されました」と述べています。 約2000年前に建てられたローマ皇帝ネロ(Nero)のドムス・アウレア(Domus Aurea、黄金宮殿)で、修復作業中にきめ細かなフレスコ画で飾られた秘密の部屋が見つかった。
作業を監督するコロッセオ考古学公園が10日、AFPに明らかにした。
考古学チームは、秘密の部屋につながる穴を偶然発見。部屋は、ケンタウロスやギリシャ神話の神パン(Pan)などの神話に関する絵で彩られていたという。
チームはこの部屋を「サーラ・デッラ・スフィンジェ(Sala della Sfinge、スフィンクスの間)」と命名。大発見だと述べた。
この発見は「紀元60年代のローマの雰囲気」を垣間見ることを可能とするもの。部屋はとても華やかで、保存状態も非常に良好だという。
紀元64〜68年に建設されたドムス・アウレアは、建物と庭園、人工の池から成る巨大複合施設。しかし、ネロにはローマ中心部の大半を焼き尽くした64年の大火の際、
弦楽器を奏でていたという逸話もあることから、後の皇帝によって埋められたり、公共用地に転用されたりした。
ネロが68年に死去した後、後の皇帝たちはネロの統治の痕跡を消し去ろうとした。皇帝トラヤヌス(Trajan)は、ドムス・アウレアを埋めて浴場を建設。
皇帝ウェスパシアヌス(Vespasian)は、池があった場所にコロッセオ(Colosseum)を建設する手はずを整えた。
現在、ドムス・アウレアの大半はローマの地下に埋まっており、これまでに発掘されたのはごく一部にとどまっている。 長谷川健 化学研究所教授、羽馬哲也 北海道大学助教らの研究グループは、植物の葉の表面を覆う脂質膜である「クチクラ」の分子の構造を解明することに成功しました。
クチクラは、雨や乾燥などの様々な環境ストレスに対して防御の役割を果たす非常に多機能な薄膜です。これまで、クチクラを構成する分子の種類(炭化水素のワックス、クチンと呼ばれるポリエステル、
多糖類など)の同定に関する研究は進んできましたが、葉の表面における分子の並び方(分子配列)や分子の向き(分子配向)についてはわかっておらず、クチクラが持つ機能の本質を理解するには至っていませんでした。
本研究では偏光変調赤外反射吸収分光法を用いることで、ヤセイカンランの葉のクチクラを前処理(溶媒による抽出など)することなくそのままの状態で非破壊分析し、ワックス、クチン、多糖類の配列・配向を分子の官能基レベルで明らかにすることに世界で初めて成功しました。
また、これまでのクチクラの構造モデルでは「クチクラの外部(表面近傍)には多糖類は存在しない」と考えられてきましたが、本研究によって「クチクラの外部に多糖類(ヘミセルロース)が存在する」ことが明らかとなりました。
本研究成果は、これまでのクチクラの構造の常識を覆し、クチクラの構造モデルを大きく改善するものです。これにより、クチクラの機能の起源に迫るとともに、
環境ストレスや病原菌や害虫に対する耐性を持つ植物への品種改良、生体模倣材料の設計・開発にもつながることが期待されます。
本研究成果は、2019年4月24日に、国際学術誌「Plant and Cell Physiology」のオンライン版に掲載されました。 米航空宇宙局(NASA)は13日、トランプ大統領が発表した追加予算を受け、2024年までに月面に米国人女性で初、男性で13人目の飛行士を送り込む計画を明らかにした。
トランプ氏は同日のツイートで、NASAに16億ドル(約1750億円)の追加予算を出すと表明した。NASAはもともと来年度予算で、有人月面探査などに向けた予算計210億ドルを要求していた。
NASAの発表によると、トランプ氏から24年までに飛行士を月の南極に着陸させるよう要請があったという。来年の大統領選でトランプ氏が再選を果たした場合、24年は任期最後の年になる。
新たなミッションには、ギリシャ神話に登場する女神「アルテミス」の名が付けられた。アルテミスは、1960〜70年代の米有人宇宙飛行計画の名前になった神「アポロ」の双子の妹とされる。
NASAのブライデンスタイン長官は記者会見で「アポロから50年後、アルテミス計画は月へ新たな男性と初の女性を送り込む」と述べた。 13日に発表された研究論文で、クモ形類動物の一種が、巣の糸を巻き上げて弾性エネルギーを蓄え、獲物に向かって自らの体を猛烈な勢いで発射させることが分かった。
三角形の巣を張るオウギグモ属の仲間で「Hyptiotes cavatus」の学名を持つこのクモは、人間が石弓や投石機を使って筋肉のエネルギーを増強させるように、外部装置を使って筋肉エネルギーを増強させる。
米アクロン大学(University of Akron)の博士課程学生サラ・ハン(Sarah Han)氏は、森を散策中にこのクモに興味を持ったという。
ハン氏と研究チームは実験室環境でこのクモを観察し、獲物のハエを捕らえる様子を高速度ビデオカメラで撮影した。
「クモは、人間が腕を使って弓の弦を引き絞るように、筋肉を使って巣を巻きつけ、獲物が巣に接触するまで、その姿勢を保持する」とハン氏は説明する。クモは糸にかけた張力を何時間も維持するという。
「クモが巣を解き放つと、クモと巣の両方が急速に前方へ押し出される」「急速に動いた巣が獲物の昆虫をからめ捕る。離れた場所からでも捕食行動を開始できる」
米科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された論文で、このクモは最大772.85メートル毎秒毎秒の加速度で、自らの体を前方に射出することが分かった。
研究チームは生成される全出力を算出し、それがクモの筋肉量だけで生成される可能性のある出力を大幅に上回ることを明らかにした。
これにより、単に足の力を使って飛んでいるのではなく、解き放たれる糸に蓄えられた潜在エネルギーによる動作であることを確認した。
また、クモは後ろ足の爪を離した後は、固定した姿勢を保っていた。
論文によると、組み立てた道具を武器として利用することには多くの利点があり、このクモはエネルギーを生成し蓄えるという特殊な生体構造を進化させる必要性から解放されたという。
さらに、離れた場所から獲物を攻撃でき、自らがダメージを受ける危険性が低減する。人間がエネルギー出力を増強するような武器を開発したのも、こうした利点があるからだ。
ハン氏は、他にも糸に蓄えられたエネルギーを利用して獲物を捕獲するクモがいる可能性があると指摘し、今後さらなる研究が期待される分野だと話した。 童謡「めだかの学校」よろしく、小さな魚が群れをなして泳ぐ様子がそのまま閉じ込められた化石が米西部の約5千万年前の泥岩から見つかった。
米アリゾナ州立大の水元惟暁(のぶあき)研究員、城西大水田記念博物館大石化石ギャラリーの宮田真也学芸員らのチームが29日発行の英王立協会紀要に発表した論文によると、
化石には、サケスズキ目と呼ばれるグループの淡水魚の稚魚らしい長さ1〜2センチの魚が集団になっていた。259匹いたという。
チームが、それぞれの魚の位置と進行方向を分析したところ、互いに接近しつつも衝突を避けながら、集団行動していたことを示すパターンが見つかった。水や風の流れでは起きないという。
現代の魚も群れを作ることがある。その理由の一つは、捕食者の攻撃を避けるためと考えられているが、この魚も同じ理由で群れを作っていた可能性がある。
化石は福井県立恐竜博物館(勝山市)で公開されている。 赤ちゃんの泣き声は親を心配にさせたり、イライラさせたりするものです。そんな赤ちゃんの泣き声を人工知能(AI)を用いて聞き分けることで、「正常な泣き声」と「異常な泣き声」を区別するという研究が進められています。
赤ちゃんはお腹が減ったり、病気で体調が悪くなったりすると泣きますが、それだけでなく親の気を引くために泣くこともあります。
熟練の親や専門家であれば乳児の泣き声の意味をある程度理解することができるため、泣き声の意味を正確に認識することは可能であると考えられてきました。
そこで、さまざまな意味合いを持つ幼児の泣き声の「周波数的領域における音声特徴」を分析し、「乳児が泣いている理由」を認識しようとしたのが、ノーザン・イリノイ・ユニバーシティの電気工学科で准教授を務めるLichuan Liu氏が率いる研究チーム。
研究チームは線形予測符号を用いて乳児の泣き声から線形予測ケプストラム係数(LPCC)、バーク周波数ケプストラム係数(BFCC)、メル周波数ケプストラム係数(MFCC)といった形で音の特徴を抽出。 さらに、圧縮センシングと呼ばれる方法を用い、抽出した大量のデータを効率的に処理したそうです。
音声データは騒々しい環境で録音されたものの場合、必要な要素と不必要な要素が入り混じって処理が困難になりますが、圧縮センシングはまばらなデータに基づいて信号を再構築するというプロセスであるため、騒音混じりの音声データを処理するのに役立つそうです。
これらのデータを処理することで、開発チームは乳児の泣き声を検出・認識可能な自動音声認識機能に基づいた新しいアルゴリズムを開発することに成功しました。
このアルゴリズムは乳児の「正常な泣き声」と「異常な泣き声」を区別できるそうで、ひとりの乳児の泣き声を認識することに特化したものというわけではなく、
「乳児の泣き声が持つ普遍的な意味合い」を読み取ることができるものとなっているとのこと。
アルゴリズムは乳児が泣いている理由と泣き声がいかに緊急のものであるかをより良く理解するための方法として使用できるとのことで、
開発者のLiu氏は「特別な言語のように、さまざまな泣き声の中には健康関連の情報がたくさん存在しており、音の信号の違いが情報を運んでくれます。
これらの違いは泣き声の特徴の違いによって表現されており、情報を認識して活用するには特徴を抽出してその中の必要な情報を入手する必要があります」と語っています。 太陽光発電の新しい手法を開発したと、京都大のグループが発表した。現状のシリコン太陽電池と比べて、軽量でコストの低い有機太陽電池の実用化につながる可能性がある。成果は13日、米化学会誌に掲載される。
化石燃料の枯渇や温暖化の懸念がある中、太陽光など再生可能エネルギーが期待を集めている。しかし実用化されているシリコンを使った太陽光発電は、重量やコストが課題となる。
こうした課題を解決するため、軽量で安価な有機化合物を使った太陽電池が注目されているが、発電効率の向上が必要となっている。
京大物質−細胞統合システム拠点の今堀博・連携主任研究者と工学研究科の東野智洋助教らは、可視光を効率よくエネルギーに変換できる有機化合物のポルフィリン色素に着目し研究を重ねてきた。
光を受けてエネルギー状態の高まった電子がうまく電気エネルギーに変換できるよう、ポルフィリン色素の構造設計を工夫。その結果、光エネルギーを電気エネルギーに変換できる効率は10・7%となった。実用化には15%が必要とされる。
今堀主任研究者は「まだ改善が必要だが、実用化に向けた大きな一歩」と話した。 「セミは地上に出てから1週間程度しか生きられない」というのは俗説で、実は1カ月くらい生きていることを、笠岡高サイエンス部の3年植松蒼さんが独自の野外調査で“証明”した。
調査の手法と結果を、5月に広島大(東広島市)で開かれた「中四国地区生物系三学会合同大会」で報告。高校生の部(動物分野)で最優秀賞を受賞した。
調査手法は、捕まえたセミの羽に油性ペンで番号をマーキングして放し、後日、再捕獲を試みるというもの。植松さんは2016年の7月中旬から9月中旬にかけて、
笠岡市内の住宅地や雑木林など4カ所でほぼ毎日、この調査を繰り返し、アブラゼミ、ツクツクボウシ、クマゼミなど計863匹にマーキング。15匹を再捕獲し、4匹を再再捕獲した。
植松さんは「なかなか再捕獲できず、調査の効率は非常に悪かった」と笑うが、調査の結果、アブラゼミ、ツクツクボウシ、クマゼミの3種で10日以上の生存を確認。最長生存確認記録はアブラゼミが32日間、ツクツクボウシが26日間、クマゼミが15日間だった。
植松さんは小学1年生のころから虫に興味を持ち、セミの鳴く時間帯や、雄と雌の羽化の時期の違いなどについて調べてきたという。
セミの成虫の寿命の調査は「そもそもセミの死骸を夏の間に見かけることが少ないのはなぜか」と“短命説”に疑問を持ったことがきっかけだったという。
合同大会の報告で、日本動物学会の研究者らから高い評価を受け、植松さんは「疑問を解決するために、自ら考えて取り組んだ点が認められたのでは」と喜んでいた。
現在、調査の精度を上げるため、セミの鳴き声の波形を専用ソフトで解析して、個体をそれぞれ把握する手法の確立を目指している。
植松さんは昨年8月、クマバチに寄生する南方系の昆虫「ヒラズゲンセイ」を広島県内で初めて発見。生息域が西に拡大していることを証明している。 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU) の大栗博司機構長は、マサチューセッツ工科大学物理学教室の Daniel Harlow 助教と共同で、
重力と量子力学を統一する理論では、素粒子論の重要な原理であった対称性がすべて破れてしまうことを、ホログラフィー原理を用いて証明しました。
この証明にあたっては、量子コンピューターで失われた情報を回復する鍵とされる「量子誤り訂正符号」とホログラフィー原理との間に近年発見された関係性を用いるという新たな手法が用いられました。
本研究成果は、素粒子の究極の統一理論の構築に大きく貢献するものであるとともに、近年注目される量子コンピューターの発展にも寄与すると期待され、
アメリカ物理学会の発行するフィジカル・レビュー・レター誌 (Physical Review Letters) に2019年5月17日付で掲載され、成果の重要性から注目論文(Editors’ Suggestion)に選ばれました。
宇宙が始まった当初、「電磁気力」「強い力」「弱い力」「重力」の4つの力が全て統一されていたと考えられています。ミクロの世界を記述する量子力学を基礎とした理論を用いて、
「電磁気力」「強い力」「弱い力」の3つの力については統一的に説明できますが、重力を含めた4つの力も含め統一的に説明する理論については未だ研究途上の重要な課題であり、様々な面から研究がなされています。
例えば、物理学にとって重要な「対称性」の概念について、量子力学で成り立っている「対称性」が重力を組み合わせてしまうことで成り立たなくなることが、
以前より指摘されていました。しかしながら、この指摘について厳密な証明はされておらず、推測の域を出ていませんでした。 今回、Kavli IPMU の大栗博司 (おおぐりひろし) 機構長は、マサチューセッツ工科大学物理学教室の Daniel Harlow 助教と共同で、重力と量子力学を統一する理論では、対称性がすべて破れてしまうことを、ホログラフィー原理を用いて証明しました。
ホログラフィー原理とは、量子力学の記述するミクロな世界での重力の振る舞いを、重力を含まない量子力学の問題として説明することを可能とする理論です。
中でも、1997年にプリンストン高等研究所のファン・マルダセナ (Juan Maldacena) 氏が発表した AdS/CFT 対応はホログラフィー原理を数学的に厳密に定義した代表的なものとして知られています。
大栗機構長らは、今回の証明にあたって、この AdS/CFT 対応と「量子誤り訂正符号」との間に近年発見された関係性を用いるという新たな手法を用いました。「量子誤り訂正符号」とは、量子コンピューターで失われた情報を回復する鍵とされるものです。
加えて、今回の証明により、陽子崩壊の示唆やモノポールの存在が予測されました。しかしながら、陽子崩壊の崩壊時間を定義するまでには至っていません。
対称性に関しても、どのように破られるかを定量的に示すには至っていないことから、研究グループは今後更に研究を進めていく予定です。
本研究に関して大栗機構長は「対称性は自然の基本的な概念であると一般的に考えられてきました。そして、多くの物理学者は、自然界には美しい一連の法則性が存在しなければならないと考えており、美しさを定量化する1つの方法は対称性であると考えています。
しかし、今回私達は、量子力学と重力が統一されている最も基本的なレベルの自然の法則では、対称性が保たれないことを明らかにしました。つまり、物理学者達が抱いてきた対称性に対する信念が間違っていることを示したのです」と述べています。
本研究成果は、アメリカ物理学会の発行するフィジカル・レビュー・レター誌 (Physical Review Letters) に2019年5月17日付で公開され、成果の重要性から注目論文 (Editors’ Suggestion) に選ばれました。 地球とよく似た太陽系外惑星を探す天文学の国際プロジェクト「CARMENES(カルメネス)」の研究チームは、太陽系からおよそ12.5光年(約118兆2600億km)の距離に2つの惑星を発見しました。
研究チームによると、2つの惑星のうち1つは地球によく似た気温で、液体の水が存在する可能性があるとのことです。
今回発見された2つの惑星「ティーガーデンb」「ティーガーデンc」は、おひつじ座に存在する15.4等級のティーガーデン星と呼ばれる恒星をそれぞれ約4.9日と約11.4日で公転する惑星です。
ティーガーデン星は2003年に発見された星で、太陽からおよそ12.5光年の距離にあり、年齢は少なくとも80億歳。その質量は太陽のおよそ8〜9%しかないとのこと。
自ら光を放つために目視で存在が確認できる恒星と異なり、惑星は恒星の前を横切った時のスペクトルの変化でその存在を確認するしかありません。しかし、赤色わい星であるティーガーデン星の活動は非常に穏やかで、その明るさもかなり暗いため、観測は困難を極めました。
論文では、2つの惑星の最小質量はどちらも地球に近く、もし組成に鉄や水が多く含まれていればその体積も地球に近いものになると予想されています。
また、研究チームによると、2つの惑星のうち内側を公転して恒星により近いティーガーデンbは気温が0〜50℃の範囲で、28℃前後という温暖な地表環境にある可能性があるとのこと。
一方で、外側を公転するティーガーデンcは表面温度がおよそ-47℃と、火星のような環境かもしれないそうです。
ゲオルク・アウグスト大学ゲッティンゲンの天体物理学者であるマティアス・ツェヒマイスター氏は「今回発見された2つの惑星は地球よりほんの少しだけ重く、水が液体の形で存在できるハビタブルゾーンに属しています」と語っています。
なお、「惑星や衛星が地球にどれだけ類似しているのか」を地球を1.00として表す指標である「地球類似性指標(ESI)」は、ティーガーデンbが0.95で、ティーガーデンcが0.68。特にティーガーデンbは、これまで発見された惑星の中で最も地球に近い惑星と評価されています。 京都大学・東京大学・茨城大学などの研究グループは7月2日、絶縁体中で金属のように熱を運ぶ役割を持つ未知の中性粒子を発見したと発表した。「これまでに知られていない、全く未知の粒子」(論文責任著者で京都大学の松田裕司教授)という。
固体中で熱を運ぶ役割を持つのは、動き回れる電子(伝導電子)と、固体を構成する原子の振動(格子振動)の2種類だ。金属は動き回れる電子が多いため熱伝導率は高く、絶縁体は動き回れる電子が少ないため熱伝導率は低い。
研究グループはイッテルビウム12ホウ化物(YbB12)という絶縁体物質に注目。YbB12を0.1ケルビンという絶対零度近傍まで冷やし、格子振動による熱伝導を無視できる状態で測定したところ、電気を通さないにもかかわらず金属のような温度変化を示したという。
「これは伝導電子以外に熱を運ぶ中性粒子が存在しないと説明できない現象だ」と松田教授は実験結果を解説する。
同研究グループは18年にも、金属を特徴付ける現象の1つをYbB12で観測したとする研究結果を米科学雑誌Scienceに発表していた。この研究結果に対し、他の研究者から「何らかの未知の粒子があるのではないか」という意見が出ていたことが今回の研究背景にあるという。
「しかし、今回の研究から示唆される中性粒子が昨年受けた意見を補強するものなのかはまだ分からない。今後の研究で明らかにしていきたい」(松田教授)
研究結果は、英科学雑誌Nature Physicsに7月1日付で掲載された。 昔のことを言って、男系天皇の根拠としている学者が大勢いるが、彼らは昔は一夫一婦性では無かった事を忘れているのではないか?
天皇の正室に男子が生まれなければ何人でも側室を入れて男子を産ませたから、男系が絶えずに済んできた事を彼らは忘れている。
今の天皇は皇后を一人しか認められないので、その人が男子を産まなければ即座に行き詰まる。今の上皇陛下には男子が二人いたので、皇太子に男子が生まれなかったが次男に男子が一人だけいたので、とりあえずは次の天皇のあては出来ている。
しかし、その次期天皇が結婚しなかったり結婚しても男子が生まれなかったら、その時点で次の天皇はもう無い。
愛子さまを天皇にする事は、この事態を回避するための手段の一つである。
そもそも、天皇の候補者はその時点で一人だけではリスクが大きすぎてよくない。必ず二人以上の存在が必要だと思う。
天皇家も少子高齢化していると事を忘れてはいけない! 群馬県太田韮川西小3年の楠本万智さん、同1年の理人君のきょうだいが太田市の自宅で卵から育てていたカブトムシの中に、雌と雄の身体的特徴がまだらに現れた珍しい「雌雄モザイク」の個体が見つかり、家族や専門家を驚かせている。
研究に役立ててもらおうと、2人は県立ぐんま昆虫の森(桐生市)に寄贈。同施設は「甲虫では特に希少」と評価し、標本にして今月内にも解説付きで展示する方針だ。
同施設の昆虫専門員、茶珍護さんによると、雄の最大の特徴である頭部から反り上がった角と、胸部の小さい角は共にあるが、左に曲がっていて小さい。
一般的な雌と同サイズで、角の先からの体長は約5センチ。背中側の体表は、雄のようにつやがある部分と、雌のようにざらざらした部分が混在している。生殖器は雄のものとみられる。
茶珍さんは「甲虫の雌雄モザイクは容易には見つからない。昆虫の森では標本でも所蔵しておらず、生体はなおさら貴重」と語る。
同施設では夏休みに合わせたカブト・クワガタ展を開催中で、雌雄モザイクの個体を標本にして、早ければ今月末にも解説付きで展示する。
きょうだいは昨年、埼玉県寄居町でカブトムシを捕まえた。自宅ベランダで飼い始めると、周囲の野山からも飛来して次第に数が増え、生んだ卵は200個に上った。
各所に配りつつ今年も70匹を育てた。6月下旬には成虫が土から顔を出し始め、7月14日朝にこの個体を見つけた。
「最初は雄かと思ったけど、触った感じが雌でびっくりした」と万智さん。2人はかつてニュースで見た雌雄モザイクに思い至り、15日に同施設へ行って茶珍さんに確認してもらった。
普段から一匹一匹に名前を付けてかわいがり、毎朝起きたら真っ先にケージに向かうという2人。理人君は「羽を広げたところがきれい」、万智さんは「幼虫がかわいい」とカブトムシの魅力を話す。
父の圭さん(38)は「生き物の不思議を生きた状態で観察できた貴重な体験。こうした“気付き”を大切にして成長していってほしい」とわが子を見守っている。 【カブール共同】アフガニスタン中部のメス・アイナク遺跡で、7世紀ごろに作られたとみられる仏教経典の写本の一部が見つかった。アフガン考古局が26日までに明らかにした。
古代遺跡から写本が見つかるのは珍しく、栄えた仏教都市だったことを裏付ける発見。小説「西遊記」の三蔵法師として知られる玄奘三蔵が、旅行記「大唐西域記」で描いた仏教国「ブリジスターナ」である可能性が高まった。
遺跡は首都カブールの南東約40キロにあり、3〜7世紀の都市とされる。2009年にアフガン政府が本格的な発掘を開始。仏塔や仏像、壁画が次々と出土し、大規模な遺跡であることが判明した。 毎日800機以上の巨大気球を飛ばし、成層圏に何トンものチョーク粉を散布し太陽光を遮る。そんなSF映画のような途方もないプロジェクトが進行中です。
米ハーバード大学の研究者チームが、大気中に大量の微粒子をバラ撒き、人工的な雲のようなものを作り出すプロジェクトを始動。これにより太陽光を弱め、地球上の気温をコントロールできると見られています。
「SCoPEx(成層圏制御摂動実験)」と名付けられたこのプロジェクトは、米マイクロソフト社の創始者ビル・ゲイツ氏も出資。
300万ドル(約3億1000万円)の初期実験では、ニューメキシコ州の砂漠にて高度20kmまで気球を飛ばし、成層圏に炭酸カルシウムの粉末2kgを散布するとのこと。
その後、地域一帯の環境がどう変化するかを観察します。
成功すれば温暖化を抑えられるものの、失敗すればオゾン層を破壊する危険もあるのだとか。さらに人工的に気候を操作することが結果的に、干ばつやハリケーンなどの災害につながるとの懸念の声もあります。
ハーバード大研究チームのリジー・バーンズ氏は、実験によって生じる悪影響の可能性を認めた上で、「確かに私たちのアイデアは恐ろしいものかもしれません。今地球を脅かしている気候変動と同じくらいには」と述べています。 インターステラテクノロジズは8月21日、室蘭工業大学とロケット開発事業の共同研究に関する契約を締結すると発表した。
同社では、超小型衛星を従来よりも低コストかつ高頻度で打ち上げ可能な宇宙輸送事業の実現を目指し、観測ロケット「MOMO」や衛星軌道投入ロケット「ZERO」を開発している。
本共同研究では、超小型ロケットの事業化に不可欠な低コストターボポンプについて共同研究するとともに、これらを通じた人材育成を目指すという。今後は、今回の共同研究も踏まえたロケット開発の成果の創出や、研究者の人材交流に取り組んでいくとのこと。 (CNN) 明るい黄色をしていて、時速4センチの速度ではうことができ、脳がなくても問題を解決でき、半分に切断されても自己修復できる――。そんな特異な生命体が、フランスのパリ動物園で19日から初めて一般公開される。
この生命体は、単細胞の粘菌の一種モジホコリ(学名フィサルム・ポリセファルム)。植物でも動物でも菌類でもなく、性別はオスとメスの2種類ではなく720種類もある。分裂して別の個体になったり、融合して元に戻ったりすることもできる。
10億年ほど前から存在していたと思われるが、1973年5月、米テキサス州の民家の庭で増殖しているのが発見されてセンセーションを巻き起こした。
2016年には英王立協会紀要に論文が発表され、学会で脚光を浴びた。フランスの研究者によれば、モジホコリは学習して有毒物質を避ける能力があり、1年たってもその行動を覚えていることが分かった。
パリ動物園の研究によれば、迷路を抜け出す最短距離を発見したり、環境の変化を予測するといった問題解決能力も持っているという。
同動物園のモジホコリは、シャーレの中でオートミールを与えて培養し、一定の大きさになったところで樹皮に移し、テラリウム容器に入れて展示する。「アカシアの木やオークの樹皮、クリの樹皮を好む」という。
野生のモジホコリは欧州の森林の地面に生息していて、気温19〜25度、湿度80〜100%の環境で繁殖する。天敵は光と乾燥のみ。ただし生存が脅かされると何年もの間冬眠することもできるという。 数学検定の最難関である1級に、兵庫・西宮市の小学4年生が史上最年少で合格した。
西宮市の小学4年生・安藤匠吾くん(9)は、幼いころから数字の歌やパズルなどを通して数学に興味を持ち、小学2年生の時に中学1年生レベルの数学検定5級に合格した。
その後も1日30分から2時間の勉強を続け、今年、理数系大学卒業レベルの1級に挑戦、4月と6月の試験では不合格だったが、10月の試験で、史上最年少での合格を果たした。
安藤くんは「すごい嬉しかったです。地球温暖化を止めたりする発明とか、ノーベル賞とかフィールズ賞とかをとりたいです」と話している。
これまでの最年少合格記録は11歳で、匠吾くんは記録を2歳更新した。 (CNN) 病気の時は我が家秘伝のスープで治す――。多くの家庭に伝わる特製スープは、本当に効き目があるのだろうか。
英国の小学校で児童たちが持ち寄ったスープを専門家が調べたところ、一部は既存のマラリア治療薬と並ぶほどの効果を発揮することが分かった。
英インペリアル・カレッジ・ロンドンでマラリアの病原体、マラリア原虫の研究に取り組むジェイク・バーム教授は最近、息子と娘が通う小学校で科学教室の講師を務め、通常の医薬品と自然薬の違いを説明した。
授業の一環として取り組んだのが、各家庭に伝わるスープが病気に効くのかどうか、科学的に検証してみようというプロジェクトだ。
この学校には欧州各国のほか中東、北アフリカ系などさまざまな家庭の子どもが通っている。児童が持ち寄った60種類のスープもバラエティーに富んでいた。
バーム教授は児童らとともに、56種類のスープから上澄みを取ることに成功。これを大学の実験室に持ち帰り、マラリア原虫にどう作用するかを調べた。
すると驚くべきことに、5種類のスープがマラリア原虫の血液中での増殖を約50%抑え、このうち2種類には既存の抗マラリア薬と同等の効果がみられた。
さらに4種類のスープは、マラリア原虫の雄の発育を約50%抑えることが分かったという。
バーム教授によると、特に大きな効果がみられた種類のひとつは、発酵させたキャベツをベースにした野菜スープだった。
「キムチのような発酵野菜に何か秘密があるのかもしれない」と、同教授は指摘する。
スープ・プロジェクトの成果は英医学誌BMJに報告された。
バーム教授によれば、世界のマラリア対策は過去20年ほどの間に大きく進歩したが、現在は薬剤耐性マラリアの出現という壁に直面している。
今回のプロジェクトのように自然薬の研究にも期待が寄せられるが、複雑な構造を持つ植物の分子を人工的に合成したり、
天然物由来の薬を大量に生産したりするには、まだ多くの課題を乗り越える必要があるという。 玩具としても販売されているスライムは、洗濯のりとホウ砂を混ぜ合わせて作られる。このスライムががん治療に効果的であるという研究を東京工業大学が発表している。
がん治療のひとつである放射線治療は、X線をがん細胞に照射することで破壊させるが、大量に放射線を照射することで、正常細胞への悪影響も避けられないという問題をもつ。
X線の代わりにアルファ線やリチウム粒子を照射するホウ酸中性子捕捉療法(BNCT)は、正常細胞への影響が小さいことから、がん治療として期待されている。
BNCTではホウ素をがん細胞に取り込ませることでがん細胞を選択的に破壊できる。だが、長期間がん細胞に滞留できないケースがあり、その解消が課題だった。
東京工業大学の研究グループが着目したのがスライムだ。ホウ酸イオンとポリビニルアルコールとが化学反応で結合されることで、スライムが生成される。生体適合性が高いため、医療にも用いられるという。
スライムにおける化学結合の仕組みを活用し、BNCT用のホウ素化合物をポリビニルアルコールに結合させた。その結果、従来のBNCTとは異なる経路でがん細胞に取り込ませることに成功。
がん細胞に取り込まれるホウ素の量は3倍程に増加しただけでなく、ホウ素の濃度も長期的に維持された。
研究グループはモデルマウスで実験し、がん細胞へのホウ素の集積量や滞留性の評価を実施。その結果、従来のBNCTと比較し、がん細胞内のホウ素の量が長期的に維持できることが確認できた。
ポリビニルアルコールとホウ素化合物からなる「スライム」は水中で簡単に合成可能だ。今後は医薬メーカーと協力し研究を続け、安全性を精査しながら臨床応用の道を模索するとしている。 NTTグループが、2025年大阪・関西万博で、ネットワークから端末まですべての情報処理を光信号で行う次世代通信システムの公開を計画していることが27日、分かった。
従来のインターネットのように光信号を電気信号に変換する必要がなく、超高速、低消費電力で通信できる。新技術は「絶対に衝突しない自動運転」「電子空間内でコピーされた人体による健康管理」など、
従来は不可能だったサービスが実現できると期待されており、「未来社会の実験場」である万博の目玉になりそうだ。
新システムは「IOWN(アイオン)」と呼ばれ、昨年春にNTTが基盤となる技術開発に成功。秋にはソニー、米半導体大手インテルと普及に向けた国際組織の立ち上げを発表していた。
NTTは日本国際博覧会協会が今月末まで受け付ける万博の事業案としてアイオンの活用を応募し、今秋に策定される基本計画への盛り込みを目指す。
現状のインターネットは、光回線や無線ネットワーク上では高速通信が可能だが、運ばれたデータがサーバーやスマートフォンなどの機器に到達すると光信号を電気信号に変換する必要があるため、
遅延が起きたり消費電力が膨大になったりする問題がある。新技術を使えば、情報処理のスピードや電力の消費効率を現在の約100倍に高めることができる。
アイオンは2030年ごろの実用化が見込まれている。 通常のメロンに比べ、カリウム含有量を約半分に抑えた「低カリウムメロン」が注目を集めている。
食事制限のある透析患者でも、家族と一緒においしく食べられると好評だ。大きさや糖度、食味などは通常のメロンと変わらない。島根大学生物資源科学部の浅尾俊樹教授(61)が開発。全国への普及を目指している。
腎臓病などによる透析患者は年々増加。カリウムは人間にとって必須の栄養素だが、腎機能が低下すると過剰に摂取したカリウムを体外に排出できない。
1日当たりのカリウム摂取量を制限(1200〜1500ミリグラム)する必要がある。6分の1カットに340ミリグラム含まれるメロンは基本的に食べることができなかった。
浅尾教授が研究を始めたのは約10年前。人工透析を受ける祖父を持つ同僚から食事制限の状況を聞いたことがきっかけだ。1株から1個を収穫するアールス系などの高級メロンは、本葉22〜23枚になった開花後に摘心する。
その前後で、植物体を大きくする栄養成長期と、果実を大きくする生殖成長期に分かれることに目を付けた。浅尾教授は「カリウムは植物の成長に欠かせないが、メロンの果実肥大期には抑えても十分生育できると考えた」と話す。
栽培は、肥料成分を個別に管理できる養液栽培を利用。摘心後にカリウムの施用を切ると、1年目から、カリウム含有量が通常の半分の低カリウムメロンを栽培することに成功した。
2年目以降、気象条件によりうまくいかないこともあったが、カリウム施用を切るのを開花当日〜3日後の間で調整することで、実現率はほぼ100%になった。 料理のレシピを覚えることと、料理を理解することの違い
少し前に、Tesla の AI チップを設計した Jim Keller 氏(その前には、AMD や Apple でチップの設計をしています)のインタビュー(Jim Keller: Moore's Law, Microprocessors, Abstractions, and First Principles | AI Podcast)を観ていたところ、
とても良い表現が使われていたので紹介します。
Keller 氏は、エンジニアが何かを作る際には、良く知られているテクニックを組みわせて手早く作ってしまう場合と、そのデザインの本質に踏み込んで新しいものを作り出す場合の二種類があると説明した上で、それを料理に例えているのです。
パンのレシピを「知識」として持っていれば、誰でもパンを焼くことが出来ますが、一歩踏み込んだ料理をするには、イーストの役割とかパンがオーブンの中で膨らむ原理、などを「理解」している必要があるのです。
Keller 氏は、この例えをチップ・デザインに関して使っていますが、これはソフトウェアも同じです。特に最近は、オープンソースのライブラリなどが増えてきたので、その手の物を組み合わせて誰でも簡単にウェブサイトとかアプリを作れるようにはなっています。
しかし、それでは単に「レシピを覚えた」ことにしかならないので、それだけではエンジニアとして半人前で、本当の意味でのイノベーションを起こすことは難しいのです。
しかし、だからと言って、この時代のソフトウェア・エンジニアに、トランジスタが動く仕組みを理解しろとか、
アセンブラでのプログラミングまで経験しろとは言う必要がないので、どこまで「深く理解する必要があるのか」を定義するのは簡単ではありません。 オウム目の一種でニュージーランド固有種の大型の鳥「ミヤマオウム(ケアオウム)」には、確率に基づいて選択することを学習する能力があるとの研究結果が3日、発表された。
意思決定の過程で統計モデリングを利用する動物は、大型類人猿以外では初めてだという。
野生動物の専門家チームは今回、統計に関する理解をテストするためのさまざまなゲームをミヤマオウム6羽に教えた。ミヤマオウムは高い知能を持つことで知られている。
6羽には、「黒色のトークン(代用硬貨)で餌のご褒美」「オレンジ色のトークンで餌なし」ということをそれぞれ関連付ける訓練を行った。
初期のテストでは、ミヤマオウムがくちばしで黒色のトークンをくわえると、実験担当者が餌を与えた。
次のテストでは、黒とオレンジのトークンをいっぱいに詰めた二つの透明な瓶をミヤマオウムに見せた。一方の瓶は黒のトークンが多く入っており、もう一方にはオレンジが多く入っていた。
実験担当者はそれぞれの瓶からトークンを1個取り出してそれぞれの手に隠し持ち、ミヤマオウムにどちらかを選ばせてから餌を与えるようにした。
すると、ミヤマオウムはオレンジより黒の割合が比較的高い瓶から取り出されたトークンを持つ手の方を優先的に選んだ。これは、ミヤマオウムが確率を重視していることを示している。
さらにミヤマオウムは、オレンジより黒のトークンの方を多く取り出すという「偏り」を事前に明示した実験担当者を好む傾向も示していた。
ニュージーランド・オークランド大学(University of Auckland)心理学部の研究助手、アマリア・バストス(Amalia Bastos)氏は、
「ミヤマオウムが極めて知能が高いと思われることは以前から知られていたため、確率を理解できることが明らかになってもさほど驚きはなかった」と話す。
バストス氏は、AFPの取材に「最も驚きだったのは、ミヤマオウムが社会的情報や物理的情報を自身の確率的判断に組み入れることができる点だ」と語った。 学閥の強い大学トップ10
PRESIDENT 2017年2月13日号
01位 慶應義塾大学
02位 東京大学
03位 京都大学
04位 一橋大学
05位 早稲田大学
06位 東京工業大学
07位 大阪大学
08位 東京理科大学
09位 同志社大学
10位 明治大学、中央大学 学閥の強い大学トップ10
PRESIDENT 2017年2月13日号
01位 慶應義塾大学
02位 東京大学
03位 京都大学
04位 一橋大学
05位 早稲田大学
06位 東京工業大学
07位 大阪大学
08位 東京理科大学
09位 同志社大学
10位 明治大学、中央大学 先日、頌栄女子の説明会に行ってきました。
半分以上が早慶国立という出口のすごさ。
学校紹介動画もキラキラ女子校ライフっていうより、
頭良くてテキパキ明るい女子が多いって感じでgoodでした! 我が娘は頌栄の中でビリグループだったけど、部活と楽しい学校生活を送り、現役で早慶上智に全て合格しました。本当に素晴らしい学校‼ 頌栄女子学院 過去3年2019-2021進学者数
国公立大学
東京外語 22
一橋大学 15
お茶水女 11
東京大学 8
千葉大学 8
北海道大 7
筑波大学 7
東京農工 7
医科歯科 5
東京工業 5
東京学芸 4
東京芸術 3
横浜国立 3
東京都立 2
横浜市立 2
東北大学 1
大阪大学 1
電気通信 1
東京海洋 1 >>1
各大学の就職・資格比較(2019)
成蹊 早大 慶應 東大
卒業生数 1,800 13,500 8,600 3,000
三菱商事 1 27 39 11
三井物産 0 29 46 11
住友商事 1 26 30 6
電通 0 21 32 10
博報堂 1 18 26 11
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
司法試験 8 106 152 134
公認会計士 7 111 157 43
弁理士試験 2 12 16 25
司法試予備 0 13 40 39
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
合計人数 20 363 538 290
上記の資格・就職に該当する学生の割合
東 290/3000 10人に1人が上記に該当
慶 538/8600 15人に1人が上記に該当
早 363/13500 37人に1人が上記に該当
【生涯賃金が多い大学順】(日刊SPA 2017.7.16)
東大4億6126万円,慶大4億3983万円 早大3億8785万円
就職・上位資格目指すなら東大慶應
学生時代に良い旦那さんゲットするなら東慶
10-15人に1人の高い割合で将来有望な旦那候補ゴロゴロ
早大は37人中1人だけ将来有望。他36人は卒業後2流
旦那が2流企業で将来苦労しても構わないなら早大 >>1
ハッタリにはちょうどいいな
シロガネーゼ御用達のお嬢様学校というイメージがある ■■出世しやすい大学: 慶大・早大・東大・京大・明大・阪大■■
『週刊ダイヤモンド』2021年7月
■■■■■■■■出世しやすい大学ランキング■■■■■■■■
1位 慶應義塾大学
2位 早稲田大学
3位 東京大学
4位 京都大学
5位 明治大学
6位 大阪大学
7位 同志社大学
8位 九州大学
9位 東京工業大学
明治大学は、ほぼ無敗
●結論 企業評価の高い大学ランキング 明治大の健闘が目立ちます。
●企業幹部の総合評価が高いのは、慶応義塾、早稲田、東大、京大、明治大学の順です。
全国の国立大を抑えた、明治大学の健闘が目立ちます。
●出世が遅れがちな大学では、日大、東洋大、駒沢大、専修大、いわゆる日東駒専がそろい
ました。
理系は理科大、芝浦工、東京都市大の評価が高くなってます。
●東京電機大 … 理科大、芝浦工、東京都市大の難関3大に隠れますが、19%が大手4
00社へ。
発想力に富む学生が多い大学ランキング
1位 早稲田大学
2位 慶應義塾大学
3位 京都大学
4位 東京大学
5位 明治大学 「君たちは4時間寝れば十分」昭和の名門公立高校では常識だった"四当五落"のすさまじさ
各都道府県には「旧制第一中学」と呼ばれる名門公立高校がある。これらの高校では、1980年代まで苛烈な受験指導が行われていた。教育ジャーナリストの小林哲夫さんは「平日の授業時間は8時間で、山のように宿題を出していた。睡眠時間は4時間以下があたりまえで、『四当五落』と言われていた」という――。
英語の授業中は一言も日本語がなかった
猛烈な進学指導――県高、上野、鶴丸のスパルタ授業
1950年代から80年代にかけて、一中のなかにはかなり無茶な受験指導を行うところがあった。
新潟高校は1950(昭和25)年に東京大合格者を21人出した。目を見張る数である。この年、同校では初めて女子を受け入れた。その1人の回顧録が学校史に記載されている。
「入学してまず驚いたのは「君たちは4時間寝れば十分」という教師の一言であった。日比谷高校に追い付け追い越せの雰囲気で、たとえば英語の授業中は一言も日本語がなかった。中学では自信があった彼女も1年間はまごつき、午前2時前に寝たことはなかったという」(『青山百年史』1992二年)
いま大学受験の勉強で四当五落(睡眠は4時間までなら合格、5時間以上は不合格)を推奨する教員はどこにもいないだろう。
1960年代、大分上野丘高校も進学競争で過熱ぶりを示した。平日8時間(土曜日7時間)、学力別編成、早朝補習、テスト即日採点・翌日成績発表、クラス編成は1年生からコース別、実力試験で成績順に編成、ホームルームをなくして能力別授業を実施、試験で生徒のクラス「入れかえ」を行い競争心の植え付け、全校一斉放送による漢字書き取りテスト……などだ。
結果は出た。東京大合格者が1965年11人、66年15人、67年23人と増えた。学校新聞も「県下の俊英集まる」と見出しを掲げ自画自賛し、地元紙にも「意気高々と上野丘高 開校以来の大記録 肩を叩いて「よかった、よかった」」との見出しが躍った。 私大を受ける生徒はバカ呼ばわり
大分上野丘は1950年代に進学実績で差をつけられた新設校の大分舞鶴高校の受験勉強方式(8時間授業や補習など「舞鶴方式」と呼ばれた)をすべて取り入れ、一部の学内行事を中止あるいは縮小するなど、受験指導に異常なまでに力を入れたが、学校史は「進学狂奔時代」という見出しをたて、こうふり返っている。
「生徒の側から見れば「高校は受験のための存在」であり、その印象は「灰色……」であった。こうした進学一辺倒主義によって、生徒の人間性・社会性を高め育てるという教育の根本的な面が二の次に回され、文化・体育のクラブ活動は沈滞した。そして文化祭や体育大会も、できるだけ授業に支障をきたさないように配慮?して実施された。〔略〕この時期の卒業生は「補習をするので、夏休みは無いも同然だ」
「1日8時間に加えてとテストぜめ」「ガリ勉が増え、部活動はべっ視された」「国立中心主義で、私大を受ける者はバカよばわり」などと当時を批判的に振り返る者も多い」(『上野丘百年史』1986年)
1970−80年代、鹿児島の鶴丸高校も受験指導は厳しかった。同校OGのミュージシャン・辛島美登里氏(1981年卒)の高校時代がこう描かれている。
「待っていたのは勉強漬けの日々だ。修学旅行はなく、授業時間に充てられた。クラブ活動をしているのは成績上位者だけで、あとの者は自習学習するのが常識だった。それでなくとも毎日、山のような宿題が出る。〔略〕しかも、各授業の開始前に小テストが行われるので、「休み時間」も休むヒマはなかった。/勉強、勉強で、わくわくする時間などまったくなかったけれど、「問題作成や添削をする先生だって大変なんだから、私も頑張らなくちゃ!」と純粋に机に向かっていました」 21世紀のウクライナは大丈夫でしょうか?
ロシアは前科があるのでウクライナの人たちは怯えていることでしょう
「まさかロシア兵に中立国大使館員まで強姦されるとは」
1945年2月13日 ブダペストは陥落し ソビエト軍が占領した。
ソビエト兵は 即座に強姦と略奪をはじめただけでなく 将校も一緒に強姦略奪を繰り返した。
10歳から70歳の女子の95%以上が強姦され 抵抗した女子だけでなくハンガリー人男子の多くが殺害された
特にひどかったのは、中立国であるスウェーデン大使館やスイス大使館にまでソビエト兵は押し寄せ
中立国大使館の女子職員までもが問答無用で強姦された
この史上最悪のホロコーストを東欧だけでなく欧州の人々は忘れてはいない
だからロシアは、今でも欧州の文明国から全く信用されていない。 「東京・頌栄女子学院…早慶上理・現役進学率全国トップの秘密」
今回の名門校は東京港区の頌栄女子学院。明治17年開校。ミッション系中高一貫校だ。進学校としても全国屈指の実績を誇っており「早慶上理」への現役進学率は全国トップ!その秘密は何なのか?生徒の日常を追った。頌栄があるのは港区の高級住宅地・白金台。最寄りの高輪台駅からなんと徒歩20秒だ。
校内に足を踏み入れると目に飛び込むのが、まるでイギリス貴族の庭園を思わせる中庭。小鳥がさえずり、一年中、花を愛でられる。キリスト教系の女子校である頌栄の一日は、朝、教室での礼拝から始まる。聖書を学び、感謝の気持ちを忘れず、生きる喜びを持つ。音楽室では、聖歌隊の清らかな歌声が響く。生徒たちは、さぞおしとやかかと思ったら…カメラを向けるとキャーッとはしゃぐ笑顔。自由で明るい学校生活を楽しんでいるのだ。
そんな生徒たちの楽しみがランチタイムだ。弁当販売所には長い行列。この日の人気は、汁なし担々麺。食べ盛りの姿が微笑ましい。そんな環境ですごす生徒たち、進学校なのにガツガツしている雰囲気が無い。何故これで難関大学に抜群の進学率を誇っているのか?生徒たちに聞くと一様に返ってきた答えは、「英語力が自然に向上するからだと思う」。伝統的に帰国生を受け入れてきた頌栄では、なんと全校生の26%が帰国生。一般生との垣根が無く、校内ではあちこちで生徒たちが英語でのおしゃべりを楽しんでいる。日常に英語があるのが当たり前の環境なのだ。
そしてもう一つの秘密が、「特進クラス」を廃止したこと。成績で区別するのを止めたら自然と生徒たちのモチベーションがアップ。難関大学への進学率上昇に繋がったそうだ。そんな頌栄には50年近く続く行事がある。秋の研究発表会、コ・ラーナーズ・デイだ。全校生徒が、暮らしに身近なテーマを選定し 問題点と改善策を発表する一大イベントだ。カメラは、高2のあるチームに注目。未来のコンビニがテーマだが、大問題に直面し…。 都内の私立女子校で63人が集団食中毒 腹痛や下痢などの症状
東京都内の私立女子校の食堂で、集団食中毒が発生した。
東京都の福祉保健局によると、東京・港区の頌栄女子学院で、6月3日、
食堂で昼食をとった生徒57人と教職員6人が、腹痛や下痢などの症状を訴えた。
複数の患者から、ウェルシュ菌が検出されたほか、昼食として提供された坦々ソースからも、
ウェルシュ菌が検出された。
港区などは、担々麺や坦々丼が原因の食中毒と断定し、食事を提供した事業者に対して、
14日から3日間の営業停止処分を行った。 >>1
この食中毒は2016年6月のこと。
それに合わせてスレ立てしたのか