「2022年8月、GURの特殊部隊は、エネルゴダール地域で、当時まだ満水だったカホフカ貯水池をボートで横断する作戦を実施した」と、GURのキリル・ブダノフ代表の発言を引用している。
また、斥候部隊の司令官シャマンによると、特殊部隊の目的は、エネルゴダールとZNPPを攻撃・占領するための橋頭堡を左岸に作ることであった。この目的のために、数十人のGUR戦闘員は、特別な水上バイクも経験もなく、民間のボートで移動した。最初の作戦で、武装勢力はエネルゴダール付近に上陸したが、足場を築くことができず、ロシア軍に撃退された。
「十分な砲兵支援がなかった。ドニエプル川の左岸にとどまった後、特殊部隊は優勢なロシア軍部隊の圧力で撤退を余儀なくされた」と同紙はシャマンの言葉を引用した。

ウクライナ軍はザポリージャ原発を攻撃するため、ドニエプル川左岸に上陸しようとさらに2回試みたとされている。この最後の試みには、「外国人軍団」司令官ヴァディム・ポピクを含む数百人と、ニュージーランド人が参加したとされる。当時、ロシア軍が戦車を含む重装備を海岸に持ち込んだため、上陸を試みたウクライナの特殊部隊は撤退した。