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これまでの恐怖
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0001やさもくろ ◆60sHcII7L9HE
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2022/06/20(月) 22:38:26.64ID:bqF4bKxn0
現在に至るまでの恐怖
0003やさもくろ ◆60sHcII7L9HE
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2022/06/20(月) 22:48:13.52ID:bqF4bKxn0
1、先輩と心霊スポット

私は事故に遭い、絶対安静と医者に言われていた。
入院を勧められたが拒否し、全身の擦過傷のみだったため絶対家で安静を条件に入院を免れた。
しかし暇すぎて仕方ない。
そこで、実習期間中だった昔からよく知る先輩に連絡。
先輩「暇だったら俺が今いるアパートにこいよ。住所は○○な」
実習期間はマンスリーの物件を借りて遠方に行くこともある。
私は電車に乗って先輩の住むアパートへ行った。1時間程かかった。
先輩「なんだその包帯。お前怪我してんのに来たの?」
私の姿に驚く先輩。どうでもいいじゃないですかと流す私。
その日は土曜日で先輩は実習が休みでアパートで篭っていたと。
先輩の車に乗り込み、「どうするよ」と言われた。
私は心霊スポットに行きましょうと提案。
先輩は笑いながら「え〜」と言うが満更ではない様子。
私が提案した心霊スポットは有名なトンネル。
先輩の運転でそのトンネルへ向かうことになった。
0004やさもくろ ◆60sHcII7L9HE
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2022/06/20(月) 22:57:32.40ID:bqF4bKxn0
車で3時間。かなり遠くまできた。
道中車内では音楽をかけつつ思い出話に華を咲かせていた
どんどん辺りが薄暗くなってきた。まだ昼間でその日は快晴だったのに。
その状況で先輩も徐々に表情が曇る。
そしてトンネルへ到着。トンネル前で車を停める。
車から降りて写真をとりまくる。
先輩は顔から血の気がひいてて青くなっていた。
先輩「もういいじゃん。帰ろうぜ」
来たばかりなのにそんな事を言う。
トンネルに少しだけ入り、帰宅することに。滞在時間10分もなかった。
帰宅途中で飯を食べている時、先輩が箸を落とした。
私は「なにしてんすか」と言うと先輩は「少し前から右半身が痺れてて‥」と言う。
あー、はいはいと思っていたが今思うと先輩は本当に痺れていたんだろうと。
食事を済ませてアパートへ再び向かうが先輩は何度も停まってはイテテと体の右側を摩っていた。
0005やさもくろ ◆60sHcII7L9HE
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2022/06/20(月) 23:11:22.99ID:bqF4bKxn0
アパートに到着。
私も先輩も疲れ果てていた。
先輩「寝ようぜ‥身体も痛いし」
先輩は布団へ、私は床で寝た。相当疲れていたためか先輩はすぐイビキをかきはじめ、私も気がついたら眠りに入っていた。
とある夢を見た。
その日行ったトンネルが目の前にあり、周りはピンクか紫のモヤがかかっていた。
そして、トンネルの入り口前に小さな女の子が立っていた。
その女の子は実写版ちびまる子ちゃんのような見た目だった。
私をじっとみている。
女の子は私に向かって
「今日写真撮ったでしょ?消した方がいいよ。ううん。消して欲しいお願い。」
と言ってきた。
私はなんだこの子と思いつつ、何故だか女の子の言葉が重大な忠告のような気がした。
夢の私は「うん」とだけ言う。
女の子はスゥーっとトンネルの内部へ吸い込まれるように入っていった。
そこで目が覚めた。私は汗まみれになっていた。
「なんだったんだろ」と思っていたら先輩もガバッと飛び起きた
先輩「な、なぁ夢で‥」と突然言い出す。
私も夢を見たことを話すと先輩は「待って!俺から話すわ。」
と言い、先輩は夢の話をした。その夢の内容は全く私が見たものと同じであった。
私が同じ内容であることを伝えるとしばらく2人の間で沈黙が続く。
沈黙の後、先輩が「‥‥言う通りに消そう」とボソっと言う。
私はケータイのフォルダを開き、トンネルで撮った写真を見た。
0006やさもくろ ◆60sHcII7L9HE
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2022/06/20(月) 23:27:06.25ID:bqF4bKxn0
その中で一枚、トンネルの入り口で撮った写真に複数の歪んだ顔が写り込んでいた。
ムンクの叫びのようにグニャグニャになっている顔ばかり。
その写真に先輩のトンネルを見ている姿も写っているが、その先輩の右半身にも顔らしきものが複数写っており、足に半透明の手のようなもので掴まれているのも写っていた。
現在1人暮らしの先輩に気を遣い、先輩にはそのことは黙って写真を消した。
私は先輩宅を後にしその後の連絡で「2人とも変な夢一緒にみるとかやばいですね」とやりとりをしていた。
先輩からどんな女の子だった?と聞かれたためちびまる子ちゃんみたいなと答えた。
しかし、先輩は
「俺のは小学生くらいの背丈だったんだけど、顔がドロドロに溶けててケタケタ笑ってたんだよね。笑いながら『消した方がいいよ〜』みたいな感じで言われた」と。
私はふざけて先輩に「あーあ、それ呪われましたね」と返し、やめろよ!と怒られた。

2週間後私に連絡が入った。
先輩がアパートから居なくなって、実習地にも来ていないと。
携帯がアパートに置きっぱなしになっており、私とのやりとりの履歴から私が何か知らないかとのこと。
それ以降は何も知らないと答えた。
その数日後、先輩が見つかった。
先輩は車であのトンネルに1人で行っていたらしい。
トンネルの入り口辺りで停車していたらしく、車内は弁当のゴミやマクドのゴミで溢れていて、車内にいた先輩は糞尿まみれで声をかけられても一点を凝視したまま動かなかったそうだ。
また時折ブツブツ独り言を言っては少し笑ったりするのだとか。ただその時も目は笑わず点のまま。
発見後に病院へ運ばれ、そこからは精神病院で今も入院生活を送っている。
一体何故先輩は1人で再びトンネルへ行き、何を見て何を体験したのだろうか。
誰もわからない
0007やさもくろ ◆60sHcII7L9HE
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2022/06/20(月) 23:54:21.81ID:blDQv1fz0
2、一部の人間だけ記憶にある女性

自動車学校で車の免許をとるシーズンは高校3年であとは卒業式だけ出ればいいという状況。
つまり、自動車学校で決まった時間の教習さえ受けていればあとは遊び放題ということ。
私はそこで仲良くなった10人と毎日つるむようになった。
先に免許をとったやつの運転でいつもあてもなくドライブに行ったりした。
グループは男5人、女5人。
いつも全員集まるわけではないが必ず4〜5人は集まっていた。
山道をドライブしたり、カラオケに行ったり心霊スポットに行ったり毎日が楽しかった。
自動車学校も卒業して皆バラバラになったが一部の人間はその後もたまに集まっては飲みに出かけた。
ある日いつものように集まって居酒屋で思い出話をしていた。
この日は男3女3のメンツ。
自動車学校の時の話をしていたが男の1人が「そういえばさなえちゃんの連絡先知らないけど元気にしてるのかなぁ」と言う。
私と女2人は「誰それ?」と返した。
「さなえ」という人物はグループにもその当時自動車学校に通っていた他のグループの人にもいない聞いたことない名前だった。
それに反発するように「えー、ひどくない?」とほかの人達から言われる私たち。
そこから「さなえ」に関する話を色々されるもやはりわからない私たち。
女の1人が「じゃあみんなで撮った写真みようよ」と携帯を取り出す。
携帯のフォルダを漁るがその「さなえ」が写る写真は1枚も出て来ず、「あれぇ?」と何度も言っていた。
もしかすると途中からグループに入ってきたのかもしれないと皆んなで記憶を辿る。
「いつからそのさなえって人居たの?」
「たしか心霊スポットのあそこに行ってその後に自動車学校で1人でいた所を誰かが声かけたとかじゃなかったっけ?」
「あー、あそこか。懐かしいな。でも自動車学校に1人でいたのって誰かいたっけ?大抵みんな2人とか誰かしらと一緒にいる人ばっかりだったよね?」
「そうだよね、それに誰が声かけたの?誰かが女の子連れてきたなんて聞いたこともないし記憶にないし」
「たしかに。さなえが居たのは記憶にあるんだけど、いつからとかどういう経緯でとかわからないし、どこの学校の子とかさなえのこと何も知らないな」
全員「‥‥‥」

それ以降、その「さなえ」という11人目の話は暗黙の了解でタブーとなり誰も話さなくなった。
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