そうはいっても、学校では必然的にAとは会う
あの一件以来、俺とAは目を合わせるとお互いに会釈を返すぐらいにしかしてなかったが、その関係に嫌気が差したのかAが俺に話しかけてきた

A「なぁ、タカシ?今いいか?」
俺「…ん?なに?」
A「今日はよ、あそこ行かねえか?」
あそことは、俺とAの遊び場、そしてKに犯されかけた場所
俺「いやだよ!それになんで!」
A「タカシ、お前このままでいいのか?」
俺「え?」
A「来るか来ないかはタカシに任せる、でも俺はKを許せねえんだよ」
俺「一体どういう?」
A「Kな、小屋に住んでるぞ」
俺「…は?」

耳を疑った
あの小屋は確かにほとんど人気がなく、雨風も凌げ、トイレもあるので、住めないこともない
だが…
俺「警察が見張ってるんじゃないの?」
事件現場があった場所を調べないのか?警察は
純粋にそう思った
A「灯台下暗しだな、あそこはただの小屋だし警察も特に調べず帰った、だからKはいる」
俺「でも、そんなのありえ」
A「見たんだよ、小屋にKがいるのを!」