自他の区別の無さと集団性
自己愛性人格障害の人は、自他の区別があまりなく、相手は自分と同じような考え方をしていて、自分の思い通りに相手を動かそうとします。
共感性に乏しく、自分とは違う他人に合わせることが苦手なので、自分がリーダーになって集団を仕切ろうとします。
基本的に集団場面では、自分中心で自分の事ばかり話しています。自分がリーダーのときは、生き生きとしていますが、脇役のときはオドオドして小さくなります。
彼らは、集団を自分の手足のように動かそうとして、同調圧力をかけて、自分の空気に沿わない人に敵意を持ちます。
また敵対グループを作り、仲間意識や絆意識をアピールして、リーダーになっていきます。
一方、人に自分を良く見せたいかとか、自分は素晴らしいという誇大妄想を持っているため、チームプレーが苦手で自己中心的な行動を取ります。