なるほど。その仮定でも、ざっと4000個並列しないといけない計算になりますね。
現状では注意深く管理された特定のアカウントに対する総当り攻撃は、
「秋葉原で買ったパーツでも不可能ではないが、組織的にやらないと難しい」
という認識でよさそうです。

しかし現実には、ひとつのアカウントがクラックされるだけですべてのアカウントが危険にさらされるケースがありますよね。
その場合、たまたまalphanumericなpasswordをつけている人物がいれば、上の仮定では128個並列で十分なようです。
これならの私怨の範囲でもクラックできるかもしれません。

個人レベルの攻撃というのを、秋葉原で調達可能なハードを用いて平均的な個人の収入と作業時間で
実現可能な攻撃手段と定義します。DESによるパスワードハッシュがもれた状況は、現状で
「組織的な解読者を想定した場合、安全と言えるアカウントはひとつもない」
「もしも全員が注意深くパスワードを管理していれば個人レベルでは安全」
「ひとつでもalphanumericなアカウントがある場合は、個人レベルで解読を許す可能性がある」
「ひとつでも辞書攻撃を許すアカウントがある場合は、直ちに危険である」
という認識でよいですかね。
#残念ながら現実には一番最後のケースが妥当かもしれません。