これは実は、新幹線難視聴対策用CATVの利権をKDDIのFTTHに払い下げる
ってことらしい。おれの家にも、デジタル回線にするから同意してくれと言ってきた。

東京都北区の例 http://www.ukima.info/tv_news/digitaltv1.htm

要するに、
-アナログCATV網をFTTHに入れ替える
-各戸への接続工事は無料
-2011年7月の地上波TV停波まではこれの再送信だけは無料
-地デジ、電話、インターネット、などを有料でサービス
ということ。

CATVからFTTHに抵抗無く移行させようという、うまいやりかたかも。
JRは、「地デジは品質が良く新幹線の電波妨害がない」ということで
難視聴対策を放棄するらしいので、住民にはその代替が必要だから。
しかし、旧施設の放棄、新施設の敷設、2011年からの地デジ再送信有料料金聴取
についての契約を取って歩いているKDDIは、手続き面で突っ込みどころ満載。

-地デジ受信には、各戸でアンテナを立てる、地元の別のCATVに加入する
 という選択肢もあるのだが、ほとんど教えない
-契約書には、アナログ波再送信は無料とは明記しない
-地デジ有料再送信は、2011年8月から再契約なしにいきなりチャージ
-地デジ延期の可能性や、その場合の対応はパンフ、契約などどこにも記載がない
-KDDIに切り替えなくても、アナログCATV網は破棄する(2008年見こみ)
-アナログ放送停波までまだ4年もあるのにデジタル化するのは、KDDIの都合らしい

いくら、FTTHを各戸一斉に突っ込めるチャンスだからといって、
あまりに強引すぎると、企業イメージを落とすと思うのだが。