愛ってバトン形式で受け渡されていくものだけど、バトン貰えなかった奴は
他人に渡す程の愛を持ってないし渡し方も分からん、というのが残酷だが現実なんだろうな。
コミュ力や愛嬌があればこのコースを回避できるだろうが、優一はそれもなく詰んだ感じかな。

父不倫で離婚した実母も韓国に帰郷して差別受けて恨み節のまま逝去したみたいだし、
金が全てと豪語していた実父も倒産して別人みたいになって逝去したらしい。

それに加えて仕事も人間関係も上手くいかない日々が続くから頭パカーン!となって、
いつ死ぬか分からんし徹底的に嫌なモノゴトを排除する生き方にしようということで、
モンスター優一が爆誕した、というのが顛末っぽいな。

というバックボーンを経て親になった優一が「子供は放っておいても育つ」という思想を
披露しているのを見て、人生で一番背筋がゾッとした。この輪廻はいつまで続くのか。