臓器が生体ドナーから提供された場合、通常、実際に業者がかかわっているような場合、
貧しくかつ弱い立場にあるような者がかかわっているということが研究結果からも出ています。
債務を抱えているような、貧しい弱い立場にある者が犠牲になっているわけです。
健康が失われてしまっている、慢性的な痛みにさらされている、また、職を失ってしまう、烙印が押されてしまう。
これはイランであったとしても、地域に関係なく、実際にこうしたことが行われている所見というのは一致しております。
だからこそ、2004年のWHOの総会で決議をいたしました。
実際の移植ツーリズム(移植のための海外渡航)及び臓器売買と闘うように要請を行いました。
そして、WHOの事務総長が加盟国を支援するようにといったことを行っているわけです。
加盟国とともに、私どもは、移植ツーリズム(移植のための海外渡航)削減に努めてきております。
(第169回国会 厚生労働委員会臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査小委員会)