>>379
腹横筋等は腹式呼吸における呼気筋だね
吸気筋である横隔膜とは逆の働きをする筋肉だ
呼気筋だけ、あるいは吸気筋だけ使っても、それは単なる腹式呼吸だからウエイトで意味あるレベルまで腹圧は上がらないよ

腹式呼吸ってものを説明すると、まず腹の中に大きな水袋があるものと想定する
この水袋の上にドーム状に広がってるのが横隔膜で、横から周りを覆ってるのが腹横筋
息を吸う時は、横隔膜が収縮してドーム状からまっ平らになるので、その上の肺が広がり、同時に水袋は下に押し込まれる
息を吐く時は腹横筋がコルセットが締まるみたいに収縮するんだけど、そうすると水袋が横隔膜と共に上に押し上げられる

このように、息を吸う時も吐く時も水袋は押されるんだけど、その圧力は反対方向に逃げるから腹圧はほとんど上がらない
そこで息を吸う時の筋肉と吐く時の筋肉を同時に収縮させてみる
すると圧力の逃げ場がなくなり、その結果水袋内の水圧が高まることになる
これが腹圧を高める仕組み
どっちかだけが働いても腹圧はかからないよ